子供向けの歌だけどミリオンヒット!国民的大ヒットとなった名曲特集!
2023年6月3日 更新

子供向けの歌だけどミリオンヒット!国民的大ヒットとなった名曲特集!

子供向け番組などから誕生した子供向けの楽曲だけど、大人も巻き込んで大ヒットになった楽曲が過去にたくさんありますよね歴代の子供向けヒットソングをまとめました。

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「黒ネコのタンゴ」

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「黒猫のタンゴ」は元々はイタリアの童謡です。1969年3月のイタリアの童謡コンテスト「第11回ゼッキーノ・ドーロ」で3位に入賞した楽曲。原題は "Volevo un gatto nero"(黒ネコがほしかったのに)、です。

その年のうちに日本にもやってきて1969年10月にひばり児童合唱団に所属していた子役の皆川おさむさんが歌いました。当時6歳10カ月だったそうです。

日本版の歌詞は原曲とは少し異なります。

オリコンで14週連続1位を獲得し、累計260万枚という大ヒットになりました。子供が歌うというのもまたよかったんでしょうね。深夜ラジオ「オールナイトニッポン」で放送されたこともヒットのきっかけになったのだとか。皆川さん版の「黒猫のタンゴ」は海外でも発売されました。

さらに1974年には「ママとあそぼう!ピンポンパン」の挿入歌として石毛恭子さんがカバー。以後様々な人にカバーされています。

「およげ!たいやきくん」

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「およげ!たいやきくん」は1975年に「ひらけ!ポンキッキ」で発表された楽曲。歌っているのは子門真人さん。オリコン史上初、11週連続1位を獲得し、累計売上は450万枚です。日本で一番売れたシングルレコードなんですよ。

「子供たちに遊び心と冒険心を伝えたい」「たい焼きを七つの海で自由に泳がせたら面白い」という発想から生まれた楽曲なのですが、毎日鉄板の上で焼かれるたい焼きがサラリーマンの姿の様だ、会社を辞めて他の世界に飛び出したい気持ちを代弁してくれている、という声もあり大人にまで響くヒットソングとなりました。

この曲のヒットで子どもソングが注目されるようになり、1976年には同じ「ひらけ!ポンキッキ」の「パタパタママ」もオリコン6位にランクインしました。B面が子門真人さんの「ホネホネロック」だったということも影響していそうです。

音楽業界に衝撃を与えた曲として今でも語り継がれていますよね。

「山口さんちのツトム君」

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「山口さんちのツトム君」は、1976年にNHKの歌番組『みんなのうた』で放送された楽曲。歌っているのはNHK東京児童合唱団の川橋啓史さん。累計売上は150万枚以上です。

山口ツトムくんの幼馴染の女の子が、ツトムくんに元気がないと感じ声をかけてもあまり反応がなく、田舎に帰省していたお母さんが帰ってきてお土産の苺をもらって元気になり、女の子と2人でイチゴを食べる、という歌詞でした。
なかなか子供向けの歌にしては難しい内容というか、他の歌にはあまりない感じでしたよね。

作詞のみなみらんぼうさんは山口さんちのツトムくんには特にモデルはいない、と話していたのですが、15年経った頃に、幼い頃に母親を亡くして沈んでいた自分そのものだと気が付いた、と話しています。

「みんなのうた」からはその後もヒット曲がたくさん生まれていますよね。北島三郎さんや大貫妙子さんなど昔から有名アーティストを起用した曲も多かったです。

「おどるポンポコリン」

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1990年にはBBクイーンズの「おどるポンポコリン」がリリース。こちらはテレビアニメ「ちびまる子ちゃん」の初代オープニングテーマですね。

「ちびまる子ちゃん」がアニメ化で大ヒットし、この楽曲も大ヒット。オリコン5週連続1位で、累計売上は160万枚以上です。

ここまで紹介してきた子供向けのヒットソングは、どこか哀愁漂う楽曲ですがこの楽曲だけは底抜けに明るい感じですね。

作詞はちびまる子ちゃんの作者であるさくらももこさんが担当していますが、さくらさんらしいナンセンスな歌詞で当時の世相に受け入れられたという分析もあります。

この頃は牛若丸三郎太(時任三郎さん)の「勇気のしるし」、オヨネーズの「麦畑」、鷲尾いさ子と鉄骨娘の「鉄骨娘」などいわゆるコミックソングが流行していてその流れに乗ったという感じもありますね。カラオケなどでも盛り上がる一曲です。

「だんご三兄弟」

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「だんご3兄弟」は1999年1月に「おかあさんといっしょ」の1月の歌として発表されました。歌っているのは当時のうたのおにいさん、おねえさんだった速水けんたろうさん、茂森あゆみさん。CDは3月にリリースされ、オリコン週間チャートは3週連続1位。250万枚を超える大ヒットとなりました。

「おかあさんといっしょ」を親としてみるようになった今だから分かりますが、「おかあさんといっしょ」の今月の歌がこんなにヒットするなんてことはなかなかないです。

作詞を担当した佐藤雅彦さんが「串だんごが兄弟だったら一番上と一番下どちらが長男になるのか」という疑問を短編集に書いていたのが「おかあさんといっしょ」のディレクターの目に留まり、そこから楽曲の制作があったそうです。

誰でも3兄弟の誰かに感情移入できるなどという理由から大人にも刺さったのではないかと言われています。

この曲の大ヒットで、ぬいぐるみなどのグッズも発売されたり、替え歌も多発しました。さらに、だんごやさんが便乗して4個刺さった団子を1本減らして3個で販売するなどということもあり、社会現象になりましたね。

現在では定番の童謡として歌い継がれています。

ご紹介してきた子供向けの童謡は今でも歌われているものが多いですよね。最近では「パプリカ」のブームなどもありました。これからも時々子供向けの曲からヒット曲が生まれることがありそうですね。

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