2017年8月28日 更新
【70年代編】ヤマハの“ポプコン”はグランプリ受賞曲だけではない!その他の曲も名曲だらけだったりします。
70年代、80年代とアマチュアの登竜門として親しまれたヤマハポピュラーソングコンテスト。通称ポプコン。優勝者はレコードデビュー出来るということで、全国から才能あふれた若者たちが参加し、後に日本を代表することになる数多くのミュージシャンを輩出しました。グランプリ受賞曲だけではなく、素晴らしい曲がてんこ盛りです。70年代に開催されたポプコンをご紹介します。
第14回(1977年)グランプリ
あんたのバラード:世良公則&ツイスト
ロック色が強くなり、ポプコンが華々しくなったのは、世良公則&ツイスト以降であるとされています。
第15回(1978年)グランプリ
10月の汐吹は寒かった:U・U
第15回には、日本の音楽史に名を残すであろう強烈な個性を持ったミュージシャンが2人登場します。
「巡恋歌」で入賞を果たした長渕剛です。当時は長渕剛とソルティードッグという名前でした。
この曲はシングルとなりオリコンでは最高位173位とヒットはしませんでしたが、今では初期の長渕剛を代表する曲となっていることは周知の事実です。
ところで、実は長渕剛は第12回大会にも出場しており、「雨の嵐山」という曲で入賞しています。
そして、もう1人は「Do What You Like (勝手にしなよ)」で優秀曲賞を受賞した佐野元春です。
この曲は佐野元春のファースト・アルバムに収録されています。
第16回~第18回
「あんたのバラード」に続き、第16回からも大ヒット曲が生まれます。
第16回(1978年)グランプリ
夢想花:円広志
円広志。受賞当時は何といってもさわやかで、曲のイメージにピッタリです。
グランプリこそ逃しましたが、第16回には後に大ブレイクする2組のバンドが福岡から登場し入賞を果しています。チャゲアスことチャゲ&飛鳥とクリキンことクリスタルキングです。
当時のチャゲ&飛鳥は7人編成のバンドで、この大会ではデビュー後のセカンド・シングルとなる「流恋情歌」を披露しています。
そして翌年の第17回、関係者からはグランプリの本命とされていたチャゲ&飛鳥でしたが、結果はまたしても入賞どまりでした。
第17回(1979年)グランプリ
流浪(さまよい):小柳孝人&BOX OFFICE BAND
なんでも、本選で飛鳥が歌い間違えたことが響いたようです。その時の曲は、彼らのデビュー曲となる「ひとり咲き」です。
しかし、「ひとり咲き」といい、前回の「流恋情歌」といい、チャゲ&飛鳥は既に才能を開花させていたといえそうですね。
そして、70年代最後を飾る第18回大会ですが、グランプリを受賞したのは第16回で涙を飲んだクリスタルキングです。
第18回(1979年)グランプリ
大都会/クリスタルキング
満を持しての大会出場だったのでしょう。低音と高音を活かした楽曲も素晴らしく、チャゲ&飛鳥とはまた違うツインボーカルが新鮮でした。
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活動期間:1977年~1981年