『ガンプラり歩き旅』その69 ~HGUC発売を直前にして、あえて旧作1/220 バイアランを試験機カラーで仕上げてみる!~
2021年6月22日 更新

『ガンプラり歩き旅』その69 ~HGUC発売を直前にして、あえて旧作1/220 バイアランを試験機カラーで仕上げてみる!~

ガンプラ! あの熱きガンダムブーム。あの時代を生きた男子であれば、誰もが胸高鳴り、玩具屋や文房具屋を探し求め走ったガンプラを、メカ単位での紹介をする大好評連載。 新展開では『機動戦士Zガンダム』(1985年)『機動戦士ガンダムZZ』(1986年)『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)まで、旧キットから最新のHGUCまで、商品の発売順に、再現画像と共に網羅紹介していこうという趣向になっております!

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要するにこのキット、首と手首の固定部以外は、可動接続部はほぼ全て、ポリキャップが仕込まれて可動するというハイエンドな仕様で仕上がっているのである(肩のポッドまで、ポリキャップ接続である)。
しかし、カミーユをかばったサイコガンダムのコクピットを...

しかし、カミーユをかばったサイコガンダムのコクピットを、バイアランのサーベルが貫いてしまう……。悲劇は繰り返された

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ただ、可動軸自体は豊富にあるが、逆を言えばどの可動軸もなんらかのデザイン上の制限の範囲で動かすために、ダイナミックなポーズはとりにくい。

開脚、接地は特筆するほどのことはないが、1/220スケールの中で比較すると、よく動く方に分類されると思われる。
つくづく、この設計のままでいいので、当時に1/144で出して欲しかったキットである。
構造の癖さえ把握できれば、ポージングの幅は広いキットである

構造の癖さえ把握できれば、ポージングの幅は広いキットである

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バイアラン自体、武器を携帯することがなく、ビーム砲もサーベルも手の三本爪の間の穴から射出するので、このキットもオプションはなし(アニメ本編で、サイコガンダムの額を貫くカットでは、三本爪でサーベルを握っている作画が見られるが、設定ミスであると思われる)。

キットの塗装の方は、まずは後期一般版の方から解説、
本体のグレーはインディブルー+ニュートラルグレーを主観で混色させて用いた。
その他は艶消し黒、モンザレッド、レモンイエロー、デイナイトグリーンで塗り分けてある。

一方のテストカラー版は。
出来るだけグレー一色で演出したかったが、映像作品に残る色分けを出来るだけ再現。一般カラー版とは塗り分けパーツの概念も違ったりするので、成型色のグレーと、アーマー部にMSパープルをベースにして、爪をエアクラフトグレー、モノアイをピンク、バックパックのスリットを艶消し黒で塗った他は、レモンイエローとデイトナグリーンは一般機と同じくアンテナとパイプに塗った。

モンザレッドの置き場所が、一般機とテストカラーで異なる辺り、注意が必要である。
サイズの対比として、典型的な1/144 HGUCのゲル...

サイズの対比として、典型的な1/144 HGUCのゲルググと。大型モビル・スーツのバイアランが、キットとしてはかなり小さいことが分かる

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この記事が発表されて夏休みが過ぎれば、念願のHGUCバイアランの発売である。
その出来やいかなるものか?
もちろん筆者も手に入れて、クライマックスのジェリド対カミーユ戦で再現に使用するつもりで、こちらでも紹介させていただくつもり。
そのキットレビューが出来る時まで、この連載が続くことをお祈りください(笑)
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