ボーイングB-47ストラトジェット
アメリカ戦略航空軍団の主力爆撃機として、2,000機以上生産された。
1950年6月に初飛行したとき、たわみ式の後退翼やポッド式装備のジェットエンジン配置で、画期的な新鋭爆撃機として注目され、事実、その威力は当時これに比ぶべきものがなかった。
しかし、爆撃機としては1960年に全機退役している。
1950年6月に初飛行したとき、たわみ式の後退翼やポッド式装備のジェットエンジン配置で、画期的な新鋭爆撃機として注目され、事実、その威力は当時これに比ぶべきものがなかった。
しかし、爆撃機としては1960年に全機退役している。
ボーイングB-52Hストラトフォートレス
B47を一回り大きく8発とした戦略爆撃機で、1952年4月の初飛行以来長きにわたって配備された。
初期型からF型までは10メガトン、あるいは24メガトンの水爆4発を搭載する核爆撃機型だったが、G、H(最終)型は空対地ミサイルや小型爆弾搭載の通常爆撃機となり、後にKC135空中給油機とペアでの配属となった。
初期型からF型までは10メガトン、あるいは24メガトンの水爆4発を搭載する核爆撃機型だったが、G、H(最終)型は空対地ミサイルや小型爆弾搭載の通常爆撃機となり、後にKC135空中給油機とペアでの配属となった。
via blogs.c.yimg.jp
ゼネラル・ダイナミクスB-58ハスラー
世界初の超音速戦略爆撃機として1956年に登場したが、戦略爆撃機としては小さ過ぎ、扱いにくいとして116機生産されただけで、1970年に全機退役となった。
しかし、技術的には優れ、胴体下面に核爆弾入りの大型ポッドを吊るし、それを敵目標に投下した後にマッハ2で離脱するというアイデアだった。
SR71が出来るまでは、大西洋横断の新記録を作ったこともある。
しかし、技術的には優れ、胴体下面に核爆弾入りの大型ポッドを吊るし、それを敵目標に投下した後にマッハ2で離脱するというアイデアだった。
SR71が出来るまでは、大西洋横断の新記録を作ったこともある。
ロックウェルB-1
B-52の後継機として開発された可変後退翼の超音速戦略爆撃機。
これまでのように高高度侵入でなく、低高度高速侵入を目的としており、爆撃機としては軽快な操縦性を持つ。ソ連のツポレフ「バックファイア」と同じ性格のもの。
1974年12月の初飛行以来、実用試験を重ねて1979年からの部隊配備となった。
これまでのように高高度侵入でなく、低高度高速侵入を目的としており、爆撃機としては軽快な操縦性を持つ。ソ連のツポレフ「バックファイア」と同じ性格のもの。
1974年12月の初飛行以来、実用試験を重ねて1979年からの部隊配備となった。
via img.kb-cdn.com
攻撃機
グラマンTBF-1アベンジャー
日米戦に備え1941年8月に初飛行し、開戦直後にはもう量産機の部隊配備が行われていた。
日本艦隊、輸送船団を雷撃して多くを撃沈した。
また巨艦武蔵、大和を仕留めたことも特筆される。
日本艦隊、輸送船団を雷撃して多くを撃沈した。
また巨艦武蔵、大和を仕留めたことも特筆される。
ダグラスA-4スカイホーク艦上攻撃機
小型ながら大きな搭載力があり、操縦性も良く、万能単発単座艦上攻撃機として重用されている。
尾翼付き三角翼の特性が最高度に生かされており、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエルなどにも輸出された。
尾翼付き三角翼の特性が最高度に生かされており、オーストラリア、ニュージーランド、イスラエルなどにも輸出された。
via www.gonavy.jp
フェアチャイルドA-10
空軍に1973年に採用された地上支援用攻撃機で、出来るだけ多くの兵器を搭載し、長時間戦場制圧するとともに、低空で優れた運動性を持つという要求を満たしている。
そのため直線翼の無骨なスタイルである。
地上攻撃用の爆弾として対戦車ミサイル、空対地ミサイル、各種爆弾など計8,400kgを積み、その攻撃力は巨大である。
そのため直線翼の無骨なスタイルである。
地上攻撃用の爆弾として対戦車ミサイル、空対地ミサイル、各種爆弾など計8,400kgを積み、その攻撃力は巨大である。
グラマンA-6Aイントルーダー
戦術核攻撃および極地戦闘攻撃を併用出来る全天候艦上攻撃機で、音速以下で作戦する自動航法とレーダーによる自動照準を行えるので、その攻撃能力は非常に高く、この発展型の電子戦用機(攻撃用装備を除いて航法装置を強化し、電子機器を付けた機体)EA-6A、EA-6Bプラウラーとともにアメリカ軍のホープだった。
偵察機
ロックウェルRA-5Cビジランティ
マッハ2以上の速度を持つ空母艦載機。
超音速艦上攻撃機としては世界初の機体である。
しかし戦略思想が変わって核攻撃の必要性がなくなったので、一部A-5Aが(RA-5C)偵察型に改造された。
超音速艦上攻撃機としては世界初の機体である。
しかし戦略思想が変わって核攻撃の必要性がなくなったので、一部A-5Aが(RA-5C)偵察型に改造された。
ボーイングE-3A早期警戒管制機
早期警戒機(AEW)と指揮機(ACP)を兼ねた空中早期警戒管制機。
ボーイング707-320旅客機の軍用型C-137を基礎に、後胴体上部に大型の円盤型レドームをつけ、これで得た情報データを地上基地に伝え、味方戦闘機に指令する。
NATOの統一機種として活躍。
ボーイング707-320旅客機の軍用型C-137を基礎に、後胴体上部に大型の円盤型レドームをつけ、これで得た情報データを地上基地に伝え、味方戦闘機に指令する。
NATOの統一機種として活躍。
ボーイングE-4
アメリカ空軍の戦略航空軍団の空中指揮機であるボーイングEC-135の後継機として採用されたのがこの機体で、ボーイング747ジャンボ旅客機を母体にして開発された。
EC-135より4倍も利用可能床面積があり、ペイロードは3倍になる為、電子機器の強化、長時間飛行のための居住性など改善された。
EC-135より4倍も利用可能床面積があり、ペイロードは3倍になる為、電子機器の強化、長時間飛行のための居住性など改善された。
グラマンE-2Cホークアイ
グラマンE-1トレーサーの後継機として1961年に登場、1964年1月から部隊配置が始まった。
E-1より遥かに複雑な電子装置を装備した当時最新鋭の機体。全天候性能があり、広範囲な索敵能力によりいち早く敵を発見し、味方戦闘機を誘導して攻撃させる。
E-1より遥かに複雑な電子装置を装備した当時最新鋭の機体。全天候性能があり、広範囲な索敵能力によりいち早く敵を発見し、味方戦闘機を誘導して攻撃させる。
グラマンEA-6Bプラウラー
艦上攻撃機A-6「イントルーダー」を発展させ、ベトナム戦で戦闘爆撃機をリードしたり敵のレーダーを妨害したりして活躍した電子戦用機EA-6Aを更に改良したのがこのEA-6B。
パイロット1人の他3人の電子装置操作員が乗り込むという本格的電子機。
パイロット1人の他3人の電子装置操作員が乗り込むという本格的電子機。
ロッキードEC-121
1939年半ば、TWAの要求に基いて開発された四発輸送機だったが、大戦の最中なので軍用として1943年1月に初飛行。
アメリカ海、空軍で長く使用され、電子偵察、気象偵察など各種改造型があり、マッカーサー将軍の専用機としても有名だった。
アメリカ海、空軍で長く使用され、電子偵察、気象偵察など各種改造型があり、マッカーサー将軍の専用機としても有名だった。
ロックウェルOV-10ブロンコ
ゲリラ戦に対する局地戦闘支援用機で、一般にCOIN機と呼ばれる。
地上攻撃の他偵察、観測、連絡、輸送と幅広い用途があり、装備をちょっと変えるだけで使い分けられる。
前線の狭い地域から離着陸出来るよう、大きなSTOL性を持ち、頑丈に出来ている。
アメリカ空軍、海兵隊の他に西ドイツ、タイなどにも採用された。
地上攻撃の他偵察、観測、連絡、輸送と幅広い用途があり、装備をちょっと変えるだけで使い分けられる。
前線の狭い地域から離着陸出来るよう、大きなSTOL性を持ち、頑丈に出来ている。
アメリカ空軍、海兵隊の他に西ドイツ、タイなどにも採用された。
via avia.pro
ロッキードSR-71
世界最初のマッハ3クラスの軍用機。
1号機は1962年4月に初飛行し、1964年2月、ジョンソン大統領が特別発表して話題となった。
最高作戦高度は24,000m以上、巡航マッハ3以上の高性能で、1時間に6万平方マイル96,558平方kmの偵察可能とされる。
機体は、高速時に表面温度500~600Fにも上がるため、チタニューム合金などが多量に使用されている。
1号機は1962年4月に初飛行し、1964年2月、ジョンソン大統領が特別発表して話題となった。
最高作戦高度は24,000m以上、巡航マッハ3以上の高性能で、1時間に6万平方マイル96,558平方kmの偵察可能とされる。
機体は、高速時に表面温度500~600Fにも上がるため、チタニューム合金などが多量に使用されている。
via img.kb-cdn.com
しかし、あまりにも巨大で扱いにくく、B47、B52が出現するとともに消え去った。
爆弾5トンを積んで13,000kmを36時間で飛行した記録を持つ。