『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』とは「セガ」から発売された「2人同時プレイも可能」な「ベルトスクロールアクションゲーム」。「1作目」にして準最高傑作
2017年1月24日 更新

『ベア・ナックル 怒りの鉄拳』とは「セガ」から発売された「2人同時プレイも可能」な「ベルトスクロールアクションゲーム」。「1作目」にして準最高傑作

「セガ」の「看板タイトル」にもなりえるポテンシャルを秘めた原石。シリーズ最高傑作「ベア・ナックル2」へのレールは、すでに出来上がっていた。シリーズ1作目「ベア・ナックル 怒りの鉄拳」の「小ネタ」や「自己満足な遊び方」を紹介します。

8,756 view

1991年8月2日「セガ」からリリースされた。

 (1537037)

・「スーパーファミコン」で発売され「148万本」の「ミリオンセラー」を記録した「カプコン」の「ファイナルファイト」。そのヒットを皮切りに、各社が「ベルトスクロールアクションゲーム」を開発していた時代、脂が乗ってきた「メガドライブ」の「オリジナルゲーム」として発売された本作品。「4M」の「RAM容量」でありながら「2人同時プレイも可能」(※ファイナルファイトは1人専用)だった。発売当初は「セガ版ファイナルファイト」や「ファイナルファイトのパクリ」等々、散々な言われようだった。しかし、ゲームをプレイしたユーザーの反応は違っていた。「打撃」以外にも、「投げ」「受け身」「回り込みからの攻撃」など「バリエーション豊富なアクションパターン」や「古代祐三」氏による「ハウス・テクノ」調の「BGM」も耳に心地よく「ベア・ナックル」という名前が認知されるようになった。特に「海外」での人気が圧倒的で、今でも数多くの「ファン」が存在する。(※海外版は「Streets of Rage」という名前になっている)
タイトル画面をよく見ると・・・

タイトル画面をよく見ると・・・

・「MUSIC © 1991 YUZO KOSHIRO」と表示されている。「サウンドクリエイター」の名前が「タイトル画面」に出るのは珍しい。

ストーリー

・今まさに、壮絶な戦いが始まろうとしていた。突如として現れたシンジケートは、この街を、その強大な力で、暴力と犯罪の渦巻く無法地帯へと変えてしまった。
このシンジケートは、警察ですらその支配下に置き、人々を恐怖のどん底に落とし入れた。
街の治安は悪化の一途をたどり、誰の目にも絶望しか映らなかった。
しかし、ついに、勇気ある若者達が立ち上がった。「アクセル」「ブレイズ」「アダム」の三人である。彼らはこの街の警官であったが、腐りきった警察に見切りをつけ、シンジケートの壊滅を目指した。
「己の鍛え上げた肉体を武器」に、たった三人で・・・。

「プレイアブルキャラクター」は3人。「全8ステージ」

 (1543201)

・「アダム」(Age:23)
(ボクシングの使い手)(※趣味:盆栽)

・「アクセル」(Age:22)
(マーシャルアーツの使い手)(趣味:ビデオゲーム)

・「ブレイズ」(Age:21)
(柔道の使い手)(趣味:ランバダ)

「ブレイズ」の趣味。「ランバダ」とは?

男女がペアで踊るダンスであるが、密着度が高く、腰をくねくね動かすパフォーマンスと時に片足を相手の股の間に入れてお互いの股間(局部)を太股で刺激するように擦り合わせ腰をすり寄せる格好をする、極めてエロチックなダンスとして話題になった。1980年代に日本で流行していたディスコでは、そのエロチックさ故にランバダを踊ることを禁止する所も現れた。

「小ネタ」

 (1543199)

・「キャラクター選択画面」をしばらく見ていると「ブレイズ」が「ウインク」する。

・ゲーム中に、一定時間「キャラクター」を操作せずに放置していると「キャラクター」固有の「アクション」をする。(※「ブレイズ」は髪をかき上げる)etc

これが「ベア・ナックル 怒りの鉄拳」だ。「操作方法」まとめ(1)。「掴み~攻撃」「掴み~投げ」

「掴み~攻撃」「掴み~投げ」

「掴み~攻撃」「掴み~投げ」

・「正面」からの「掴み」状態から「B」「B」「B」で「3発」まで「攻撃」が可能。

・「掴み」状態から「逆キー(※キャラクターが「右向き」なら「左キー」)」+「B」で「投げ」が可能。
(※「掴み」状態から「B」「投げ」。「B」「B」「投げ」も可能)

これが「ベア・ナックル 怒りの鉄拳」だ。「操作方法」まとめ(2)。「回り込み」「回り込み~バックドロップ」

「回り込み」

「回り込み」

・「正面」からの「掴み」状態から「C」で、「敵」の背後に「回り込み」が可能。

(※「回り込み」状態から「C」で「正面」に戻る。「掴み」の「キャンセル」も可能)
「回り込み」~「バックドロップ」

「回り込み」~「バックドロップ」

・「回り込み」状態から「C」で、「バックドロップ」が可能。

これが「ベア・ナックル 怒りの鉄拳」だ。「操作方法」まとめ(3)。「羽交い絞め~攻撃」「羽交い絞め~投げ」

「羽交い絞め~攻撃」

「羽交い絞め~攻撃」

・「敵」に背後を取られると「羽交い絞め」状態になる、「C」で「羽交い絞め」状態からの「攻撃」が可能。
「羽交い絞め~投げ」

「羽交い絞め~投げ」

・「敵」からの「羽交い絞め」状態から「C」、「B」(※両足が地面に付くタイミング)で「投げ」が可能。

17 これが「ベア・ナックル 怒りの鉄拳」だ。「操作方法」まとめ(4)。「投げぬけ」

60 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

アメリカンライクな世界観が魅了する、丁寧に作られたアクションゲーム『ザ・スーパー忍』

アメリカンライクな世界観が魅了する、丁寧に作られたアクションゲーム『ザ・スーパー忍』

外国人がイメージする違和感のある日本文化が魅せる世界観。耳に残るBGMは忍者=和の常識を打ち破る。全クリアできる難易度設定!メガドライブオリジナルアクションゲームとして非常に丁寧に作られたゲーム性にボルテージMAX!!
メガドライブの隠れた名作『ランボーⅢ』を知っているか!?

メガドライブの隠れた名作『ランボーⅢ』を知っているか!?

「シルヴェスター・スタローン」主演の映画「ランボー」から、同シリーズの「ランボー3 怒りのアフガン」をゲームにしたのが、今回紹介する『ランボーⅢ』です。メガドライブのソフトとしては、比較的初期の頃に発売されたタイトルなので、円熟期のメガドライブファンには馴染みが薄いかも?…ファミコン世代の方にも「CM」は覚えてる!なんていう人もいるのでは!?
不思議フロマゲ | 10,349 view
どうかしてるぜ!?ガチンコ"ドラゴン(ビースト)"プロレスゲーム『ビースト・ウォリアーズ』

どうかしてるぜ!?ガチンコ"ドラゴン(ビースト)"プロレスゲーム『ビースト・ウォリアーズ』

メガドライブ専用ソフトとして「日本テレネット」から発売された『ビースト・ウォリアーズ』は、新たに立ち上げた同社の新ブランド「RIOT」の第一回オリジナル作品として登場。その世界設定は練り込まれており、BGMやビーストのデザインなどが一層それを引き立てました。
『レンタヒーロー』は、知名度ゼロのヒーローが頑張って町の人のために駆け回り、本物のヒーローへと成長していくアメコミ風アクションRPG

『レンタヒーロー』は、知名度ゼロのヒーローが頑張って町の人のために駆け回り、本物のヒーローへと成長していくアメコミ風アクションRPG

勘違いから始まった主人公のヒーロー人生。レンタルされたアーマーを装着してヒーローとなり、困っている人あれば西へ東へと駆け付ける。そんなヒーローの活躍ぶりをご紹介!
不思議フロマゲ | 12,485 view
男祭りだぜ!『サンダーフォックス』

男祭りだぜ!『サンダーフォックス』

MD(メガドライブ)版「サンダーフォックス」とは、一部の間で人気を博していたAC(アーケード)版の移植作品。AC版と比べて「2人同時プレイなし」「BGMがスローテンポ」「乗り物廃止」等の劣化部分が目立ち"一部の間でも高評価"を得られなかったかに思われたアクションゲーム・・・しかし、オリジナル要素や家庭用にチューニングされた難易度等、レトロゲーム評価は決して低くない作品に仕上がっている。

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト