ムードというだけで何やら怪しげな「ムード歌謡」。そのディープでオリジナルな世界を覗いてみましょう。
2017年10月20日 更新

ムードというだけで何やら怪しげな「ムード歌謡」。そのディープでオリジナルな世界を覗いてみましょう。

日本が誇る世界にも例を見ない音楽ジャンルのひとつ「ムード歌謡」。なんとなく怪しげですが、その独特な世界は一度はまると抜けられなくなりますよ。ちょっと恐々覗いてみませんか?

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ムード歌謡

決定盤 ムード歌謡ベストコレクション

決定盤 ムード歌謡ベストコレクション

CD全5枚組(全100曲)
■歌詞・解説書付 ■化粧ケース入り
ムード歌謡。ムードというだけで何やら怪しげですが、その歴史は意外に古く第二次世界大戦後にまでさかのぼります。特に1952年頃から日本独自に発達したポピュラーミュージックのひとつ、それがムード歌謡です。
サウンド的には聴いてもらうしかありません。因みにムード歌謡の中でもコーラスを主体としたものは、ムードコーラスとよばれています。

もともとはナイトクラブで客のリクエストに応じてダンス音楽を演奏したことから始まったとされるムード歌謡。そのあまりにもディープでオリジナルな世界を覗いてみましょう。

ブランデーグラス

ムード歌謡にはカラオケボックスは似合いません。歌うのであればスナック。ママに「いつものヤツ」と一言いってから思い入れたっぷりに歌いだすのが正しいように思います。いえ、そうであってほしいと切に願います。

で、それが似合う男性像と言えば、ズバリ、裕ちゃん。石原裕次郎ではないでしょうか。いえ、そうであってほしいと切に、切に願います。

ブランデーグラス 石原裕次郎

これです。「女泣かせ」、そんな言葉が聞こえてきます。やはり、声ですかね。それと、アイテムとしてムード歌謡には酒が似合います。とは言え、日本酒や焼酎では演歌になってしまいますから、やはりここは水割りでしょうか。そうですね、ブランデーなのでしょうね。

実はお薦めしたいのはムードコーラスなのですが、ムード歌謡にしろムードコーラスにしろ、ボーカリストに求められるのがビジュアル。2枚目の中でも、のっぺりとした日本人顔でなければいけません。
そういった意味では石原裕次郎は異質ですが、ムードコーラスに移る前に、楽曲、ビジュアル、声などムード歌謡の全てを兼ね備えたアーティストをご紹介します。

うそ

中条きよしが歌う1974年発売の「うそ」ですが、これはもうムード歌謡として完璧です。嘘ではありません、ホントのはなしです。

うそ 中条きよし

如何です?メロディやアレンジもさることながら歌詞が、歌詞がもうムードしています。
そして、しみじみ感じるのですがムード歌謡のボーカリストは、やはりホスト顔でなければいけません。ホストといっても勿論70年代のホストです。

さて、それでは以上をふまえてムードコーラス、いってみましょう!

ラブユー東京

ラブユー東京

ラブユー東京

う~ん、これぞムードコーラス!と思わずうなってしまうのが、1966年に発表された黒沢明とロス・プリモスの「ラブユー東京」です。
しかし、発表当時はヒットせず、ジャケットを一新し再発売されたことで大ヒットしました。
1968年1月4日付のオリコンで見事1位となっているのですが、実はオリコンチャートが正式に発表されるようになって最初の1位獲得曲なんです。

ラブユー東京 黒沢明とロス・プリモス

うっとりしますね。この曲は現在までにナント250万枚も売れているんですよ。

星降る街角

ムード歌謡の帝王と異名をとるのが、敏いとうとハッピー&ブルーです。1971年のグループ結成後、1974年「わたし祈ってます」、1977年「星降る街角」と立て続けにヒット曲を放ちその地位を築きました。
リード・ヴォーカルを務めるのは森本英世。完璧なムード歌謡歌手と断言できます。
よせばいいのに

よせばいいのに

そして1979年に大ヒットしたのが「よせばいいのに」です。

実はこの曲、1976年に三浦弘とハニーシックスが発売したのがオリジナルで、敏いとうとハッピー&ブルーはカバーということになります。
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