『クレオパトラD.C.』とは?
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本作は、『コミックバーガー』(スコラ社)1986年1号(創刊号)から1991年まで連載された。単行本は全8巻、復刻版(バーガーSCワイド版)と文庫版(スコラ漫画文庫シリーズ版、MFコミックス版)は全6巻が刊行されている。14歳の若さでコングロマリットの総帥に就任した少女、クレオパトラ・コーンズの活躍と成長を描く。
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原作コミックを元に、1989年にはOVA化が実現しました。全3話のうち、第1話・第2話は原作エピソードの内容を再現したものですが、第3話はオリジナルストーリーに仕上げられています。
OAV『クレオパトラD.C.』の本編動画・ストーリー
多岐の業態で形成される巨大複合企業『コーンズ』。スラム出身の少女クレオこと、クレオパトラ・バートンは、その創始者であるアーサー・G・コーンズの遺言によって経営権を相続しました。こうしてクレアは彼女をサポートしてくれる仲間たちと力を合わせ、世界の平和を揺るがすような陰謀に立ち向かっていくことに…
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FORTUNE1.アポロンの雷
明け方、そんな彼女の寝室に瀕死の重傷を負った青年がセスナで飛び込んでくる。彼の婚約者のマリアンヌはハーパー石油会社の社長令嬢だったが、アラブのオイル成金である男シンタグマ二世が会社に圧力をかけて彼女を自分のモノにしようというのだ。これを聞いて義憤にかられたクレオは財閥の総力をあげてマリアンヌの奪還作戦を敢行。
FORTUNE2.クリスタル・ファラオ
クレオパトラはある日、ニューヨークの街中で屈強な男たちに服を破られる美少女と遭遇。愛車のコルベットに少女=ティナを乗せて救出したクレオは、彼女が兄から巨大なダイヤの処分を託されたことを知る。だがすでにティナの兄は謎の敵に殺されていた。続いて彼女自身も何者かにさらわれてしまう。やがて謎の敵からクレオのもとにダイヤとティナを交換しろという挑戦状が。まるで相手はクレオのことを知っているようだが……?
FORTUNE3.パンドラの匣
ニースでクレオが助けた少女セーラ。彼女の正体は、世界征服を企むオリエガ将軍が殺人兵器として作り上げた超能力者だった。オリエガに連れ戻されたセーラは世界の主要地を次々と破壊。ついには核施設に侵入してしまう。クレオはセーラの暴走を止めることができるのか?
OAV『クレオパトラD.C.』の魅力とは?
莫大な財力の持ち主という要素
作品タイトルの『D.C』は、巨大複合企業『コーンズ』をアメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.と対を成す”もうひとつの首都”と位置づけていることに由来します。
世界トップクラスの経済規模をもつ企業で、政治・政府にも多大な影響力を与えるといった設定。その現実離れ具合は、どこかあの名作アニメを思い浮かべてしまいます…
世界トップクラスの経済規模をもつ企業で、政治・政府にも多大な影響力を与えるといった設定。その現実離れ具合は、どこかあの名作アニメを思い浮かべてしまいます…
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『クレオパトラD.C.』は政経活劇といった内容なのに対して、『おぼっちゃまくん』は子供向けのギャグアニメ。テイストは違うように思えますが、莫大な財力で物事を解決しようとするところに両者の共通点を見出せます。
『クレオパトラD.C.』の領収書を送るのにICBMを用いた場面は、かなり『おぼっちゃまくん』のノリに近いですよね。裕福な暮らしぶりに、思わず『おもっちゃまくん』が脳裏を過る場面は多いように思えます。
『クレオパトラD.C.』の領収書を送るのにICBMを用いた場面は、かなり『おぼっちゃまくん』のノリに近いですよね。裕福な暮らしぶりに、思わず『おもっちゃまくん』が脳裏を過る場面は多いように思えます。
イジられ役のカーツ大佐
敵役ながら、手練れの傭兵でどこか憎めないカーツ大佐。登場する度に階級を巡り、クレオから「軍曹」「三等兵」呼ばわりされ、「俺は大佐だ」と言い返す場面がありました。
この場面は、とあるお笑い芸人のネタを思い浮かべてしまいます。
この場面は、とあるお笑い芸人のネタを思い浮かべてしまいます。
出版社 :スコラ社
掲載誌 :コミックバーガー
掲載期間:1986年~1991年
巻数 :全8巻