極めて個人的な話なのですが、少年時代に「ミシシッピ」「ポッカ」「ポロロッカ」をワンセットで覚えていた筆者。
それぞれになんとなく「トム・ソーヤーの冒険」「柴田恭兵」「水曜スペシャル」を連想するのが私たち世代ではないでしょうか。
このなかで、おそらく「ポッカ=柴田恭兵」だけはもう少し後の記憶だと思われるので、ポッカについては何かしら別のインスピレーションがあったと思われます。
そして「ポロロッカ」なのですが、これは「水曜スペシャル」あたりの記憶ではないかな~と感じています。
理由は、ちょっと怖い現象として覚えているからです。これが「すばらしい世界旅行」あたりで流れたいたのなら、怖さとともに覚えてはいないと思うのです。
それぞれになんとなく「トム・ソーヤーの冒険」「柴田恭兵」「水曜スペシャル」を連想するのが私たち世代ではないでしょうか。
このなかで、おそらく「ポッカ=柴田恭兵」だけはもう少し後の記憶だと思われるので、ポッカについては何かしら別のインスピレーションがあったと思われます。
そして「ポロロッカ」なのですが、これは「水曜スペシャル」あたりの記憶ではないかな~と感じています。
理由は、ちょっと怖い現象として覚えているからです。これが「すばらしい世界旅行」あたりで流れたいたのなら、怖さとともに覚えてはいないと思うのです。
アマゾン川の奇跡「ポロロッカ」
アマゾン川で年に一度、河口から上流に向けて大逆流が起こる現象がポロロッカ。
春の大潮時に発生する大高波がアマゾンの河口の押し寄せて、轟音とともに物凄い勢いで河を遡ります。
春の大潮時に発生する大高波がアマゾンの河口の押し寄せて、轟音とともに物凄い勢いで河を遡ります。
満月と新月の時は干満の差が大きく(大潮)、およそ5メートルほどの高さの波としてアマゾン川の河口に押し寄せてくる。この大波は川の流れを飲み込んで、時速65キロメートルの速度で逆流し、沿岸より800キロメートル内陸まで達することがある。
幼いころ、テレビの映像でこれを見た私は「世界の終わり」を見ているような感覚に陥ったものです。
その姿は津波そのものですし、横一線に並んで車のスピードで遡ってくる波に飲み込まれたら「ヤラれる」と感じたのも無理のないことだと思います。
その姿は津波そのものですし、横一線に並んで車のスピードで遡ってくる波に飲み込まれたら「ヤラれる」と感じたのも無理のないことだと思います。
大潮とその前後に起こる現象で、特に珍しい事ではないが、3月の頃には干満差の大きさや、雨季の影響によるアマゾン川の水量の多さにより規模が大きくなる(大海嘯)。雨季に当たる春には、アマゾン川の大量の水が満潮になって押し寄せる海水と衝突する。この時、川の水は逆流する海水に押され、海に流出することができず海水と共に逆流する。この時、600キロメートルの内陸にも洪水や海水の氾濫による甚大な被害がもたらされる場合がある。
【赤道のハナシ】 #09『アマゾン河の奇跡(1)ポロロッカ』
via www.youtube.com
で、なんでポロロッカなんだ?ということなのですが、そういえば昔ってサーフィンが今ほどポピュラーじゃなかったよな~なんて気持ちで色々と調べていたらナント!
ポロロッカを活かしたサーフィン大会なんて記事をみて「ぎょえ~!なんて恐ろしいことを!!」と感じつつ、ポロロッカという語感に勝手に懐かしさを感じた次第でございます。
ポロロッカを活かしたサーフィン大会なんて記事をみて「ぎょえ~!なんて恐ろしいことを!!」と感じつつ、ポロロッカという語感に勝手に懐かしさを感じた次第でございます。
ポロロッカを利用したサーフィン大会!
ブラジルのパラ州サン・ドミンゴス・ド・カピンでは1999年以降、毎年ポロロッカを利用した波乗りの大会が開催されているそうです。
2003年には、アディルトン・マリアーノが、この波に乗って34分間にわたり川を上ったとの記録もあるそうです。
あの恐怖の記憶「ポロロッカ」がサーフィンのネタに使われているなんて…衝撃でした。
2003年には、アディルトン・マリアーノが、この波に乗って34分間にわたり川を上ったとの記録もあるそうです。
あの恐怖の記憶「ポロロッカ」がサーフィンのネタに使われているなんて…衝撃でした。
ブラジル POROROCA surf life アマゾンの大逆流でサーフィン
via www.youtube.com
ちなみにポロロッカは、トゥピ語で「大騒音」を意味するオノマトペのpororó-káが語源だそうです。
あくまで自然現象ですから、アマゾンでのみ発生する怪奇現象ではありません。
下記動画、中国でも同種の現象は発生していますね。
ってこっちでもサーフィン乗ってるし!!
あくまで自然現象ですから、アマゾンでのみ発生する怪奇現象ではありません。
下記動画、中国でも同種の現象は発生していますね。
ってこっちでもサーフィン乗ってるし!!
Surfing China's River Wave - The "Silver Dragon"
via www.youtube.com
ちなみに、Youtubeで「ポロロッカ」と検索すると一番上に出てくるのはこの動画。
一見ポロロッカとは無関係にみえますが、これまた伝説のクイズ王として知られている西村顕治さんの「0.9秒正答」という快挙のワンシーン。
一見ポロロッカとは無関係にみえますが、これまた伝説のクイズ王として知られている西村顕治さんの「0.9秒正答」という快挙のワンシーン。
西村顕治 伝説の0.9秒ポロロッカ!
via www.youtube.com
見てもらえればよいのですが、
問題「アマゾン川で」→「ポロロッカ!!!」
まさに電光石火の一撃に恐れおののきます。
以下、引用もご参考に。
問題「アマゾン川で」→「ポロロッカ!!!」
まさに電光石火の一撃に恐れおののきます。
以下、引用もご参考に。
『史上最強のクイズ王決定戦』においては決勝戦常連であり、同じく決勝戦常連の水津康夫と4回決勝戦で戦っている。特に同番組中で放映された、問題文が「アマゾン川で」まで読まれた段階で正解に辿り着き(正解は「ポロロッカ」)、問題開始から0.9秒で正解するシーンが著名であり、このシーンは冨樫義博の漫画幽☆遊☆白書においてパロディ化されている。
でも、一度だけでも現地で見てみたいな~と感じますね。
名言・珍言!7年間、観る者に恐怖と興奮を与え続けた「水曜スペシャル『川口浩探検隊シリーズ』」全49回の、あまりに秀逸な番組タイトルをチェック!! - Middle Edge(ミドルエッジ)
”番組タイトルそのものが名言”、水曜スペシャル「川口浩探検隊シリーズ」にはそんな言葉が当てはまるであろう。後に「やらせ」問題などで終了した同シリーズ、しかしながら1970年代後半~1980年代前半、水曜スペシャルといえば川口浩探検隊と、多くの少年少女が恐怖と興奮の入り混じった感覚で思っていた。そんな私たちの好奇心、冒険心、恐怖心を搔き立てた重大要素の一つ「番組タイトル」について一気に読み返してみたいと思う。
20 件