【Japan Vintage Guitar】日本発世界戦略オリジナルデザインギター【ミラージュ/アイスマン編】
2017年6月28日 更新

【Japan Vintage Guitar】日本発世界戦略オリジナルデザインギター【ミラージュ/アイスマン編】

日本発祥の変形ギター「M(ミラージュ)」は、「魅力ある日本発のオリジナルギターを作る」というコンセプトにより神田商会(グレコ)、星野楽器(アイバニーズ)、富士弦楽器製造(フジゲン)3社共同で開発された日本発世界戦略オリジナルデザインギター

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はじめに

その1970年代中期に、ギブソンやフェンダーのコピー製品からの脱却を図るべく、アイバニーズとしての魅力的なオリジナルデザインのギター製造を開始することとなり、星野楽器(アイバニーズ)と神田商会(グレコ)と富士弦楽器製造(現、フジゲン)間で行われた会議で後に「アイスマン/ミラージュ」と名付けられるギターのデザイン、商品開発が行われた。
Paul Stanley & seine Ibanez Iceman › GITARRE & BASS (1883247)

富士弦楽器製造で造られた日本製オリジナルデザインギターは星野楽器のアイバニーズブランドと、神田商会のグレコブランドそれぞれ違う販売戦略で進められる事に

グレコ ミラージュ(国内向け)
アイバニーズ アイスマン(国外向け)
として販売されました。両者はピックアップや金属部品に違いこそあれ、いずれもフジゲンで製造された同様のギターです。

今回のテーマは【グレコ・ミラージュ/アイバニーズ・アイスマン】

製造元を同じくする全く同一のボディ・シェイプを有したギターを、それぞれ全く別の会社によって並行開発されるという前代未聞の経緯をたどり完成する事になった『魅力ある日本発のオリジナルギター』に注目してみたいと思います

グレコ ミラージュ

 (1883384)

グレコ“M”シリーズは、フラッグシップである“GO”シリーズと同時期に発売されたモデル群ですが、最初にこのシリーズが正式に国内の広告に登場したのは77年の11月で、国内初となる「トリプル・コイル・ピックアップ」を搭載したM800だけでした。
ですが翌年の78年には“M”は最上位モデルのM1000や、それに続くM900、M700、M600を加えた全5種のラインナップが揃います。
グレコのカタログに登場するのは1978年度版

グレコのカタログに登場するのは1978年度版

M1000:オープンハムバッカーピックアップ2基、セットネックの最上級モデル。
M900:ハムバッカーピックアップ2基、セットネックのモデル。
M800:フレットポジションがドットとなり、オリジナルなピックアップ1基、セットネックのモデル。
M700:ドットポジションでボディ、ネックのバインディングが無いセットネック廉価モデル。
M600:バインディングはあるが、ドットポジションでデタッチャブルネックの最も廉価のモデル。
出典 psyco.jp

有名な使用ミュージシャン

チープ・トリック リック・ニールセン

チープ・トリック リック・ニールセン

ミラージュと言って思い浮かべた人物は、百本以上ものギターコレクションを持っているチープ・トリックのリック・ニールセンでした

ミラージュの各種パーツ

「トリプル・コイル・ピックアップ」を搭載したM800

「トリプル・コイル・ピックアップ」を搭載したM800

セットネック方式ではヘッド裏の先端にシリアルナンバーが...

セットネック方式ではヘッド裏の先端にシリアルナンバーが刻まれています

ペグはグレコのオリジナルで、8角ポストが特徴的なMH-901C
デチャッタブル方式(ボルト・オン)の78年製M600は...

デチャッタブル方式(ボルト・オン)の78年製M600はプレートにシリアルナンバー

ブリッジには、10mmもの可動範囲(当時のチューン“オ...

ブリッジには、10mmもの可動範囲(当時のチューン“オー”マティックは通常6mm程度の可動範囲しかない)を持つワイド・トラベル・タイプのBR-GOを採用

ブリッジ本体は2本のスタッドでサステイン・プレートの上に固定されていて初期ラインナップの“M”には全てこのブリッジ(サステイン・プレート付き)が採用され他との事です
三角飾りなどアイバニーズのジブラルタル方式によく似たクイック・フック・タイプのテイルピースですが、グレコ製のものは「柊(ひいらぎ)型」と呼ばれるTP-GOを搭載。アイバニーズは「雲型」と呼ばれていて微妙に形状が違います
ナチュラルカラーM700

ナチュラルカラーM700

メイプルネックをセットネック方式で組み上げられたネック・ヒールですが見た目の美しさは絶品。さすがはフジゲン
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