70年代のあの頃を思い起こさせる「ラルフズ ニューヨーク」
ラルフ・ローレンは、2024年秋の「ラルフズ ニューヨーク」キャンペーンを発表した。このキャンペーンを初めて目にしたのは、YouTubeだった。スケートボードに乗る男性がジャンプすると同時に、♪I'm in a New York state of mind♪とビリー・ジョエルの「New York State of Mind」(邦題:ニューヨークの想い)のサビ部分が流れる数秒のCMだった。このCMは、よくある退屈な広告とは一線を画しており、一瞬にして70年代のあの頃に引き戻され、強い感情が呼び起こされる。
キャンペーンは、自転車に乗った男性がニューヨークを走るモノクロの映像から始まる。若い男性が映り、エンパイア・ステート・ビルやセントラル・パークといったニューヨークのランドマークが登場し、2024年秋のポロ ラルフ ローレン コレクションのメンズとレディースのルックが紹介されます。映像に登場する男女は、出会いから恋に落ちるまでの瞬間瞬間を表現しており、それぞれが輝いていたあの頃を彷彿とさせる。
RALPH LAUREN | Ralph’s New York | Fall 2024
via www.youtube.com
「ラルフズ ニューヨーク」キャンペーンは、ラクラン・ベイリーが撮影を担当し、ジェイコブ・サットンがフィルムを制作した。楽曲にはビリー・ジョエルの「ニューヨーク・ステイト・オブ・マインド」が使用され、歌唱はビリー・ジョエルと同じニューヨーク出身の女性歌手アリシア・キーズが担当している。
アメリカンドリーム の象徴・ラルフ・ローレン氏
ラルフ ローレン社の取締役会長兼最高クリエイティブ責任者のラルフ・ローレン氏は
「私はいつもニューヨーク市からインスピレーションを受けてきました。ニューヨーク市は美しい矛盾、永遠の魅力、魔法、贅沢、そして憧れの地です」と語る。
「私はいつもニューヨーク市からインスピレーションを受けてきました。ニューヨーク市は美しい矛盾、永遠の魅力、魔法、贅沢、そして憧れの地です」と語る。
ラルフ・ローレンは、1939年10月14日、ニューヨーク市ブロンクスで生まれた。
彼はニューヨーク市立大学バルーク・カレッジに通い、ビジネスを学び2年後に中退した。1962年から1964年まで、アメリカ陸軍に勤務し、除隊後はブルックス・ブラザーズで販売アシスタントとして働きいた。その後、ネクタイ会社のセールスマンを経て、28歳のときに自身のラインを立ち上げ、1967年に男性用ネクタイを扱うラルフ・ローレン・コーポレーションを設立。ファッション界で頂点に登り詰めた。彼こそが、まさにアメリカンドリームを体現する存在である。
彼はニューヨーク市立大学バルーク・カレッジに通い、ビジネスを学び2年後に中退した。1962年から1964年まで、アメリカ陸軍に勤務し、除隊後はブルックス・ブラザーズで販売アシスタントとして働きいた。その後、ネクタイ会社のセールスマンを経て、28歳のときに自身のラインを立ち上げ、1967年に男性用ネクタイを扱うラルフ・ローレン・コーポレーションを設立。ファッション界で頂点に登り詰めた。彼こそが、まさにアメリカンドリームを体現する存在である。
NY生まれのファッションブランド 「ラルフローレン」
「ニューヨーク市には独自の文化とスタイルがあります。ここは私の街です。私が最初にスタートした場所であり、夢が実現する場所です。世界中にニューヨーク市のような街は他にありません」と彼は語る。これこそが、「ラルフズ ニューヨーク」のスピリットなのだろう。
「ラルフズ ニューヨーク」のファッションアイテムには、メジャーリーグベースボール球団と提携して制作されたニューヨーク・ヤンキースのロゴ入りレザーボンバージャケット、キャメルヘアのコート、RL 67ヘリンボーンジャケット、カシミアのケーブル編みセーターなど、ポロブランドを象徴する代表的なアイテムがフィーチャーされている。
80〜90年代に流行ったファッショントレンド「ポロ・ラルフローレン」の「クラシックなアメリカのライフスタイル」を表現するポロシャツやケーブルニットセーターといったラルフ・ローレンの定番アイテムは、時代を超えて根強い人気を誇っている。
ラルフ ローレンのコレクションは、ミドルエッジ世代の旧友や家族との集まりにおすすめだ。また、街ですれ違う見知らぬ人にも好印象を与えるデザインだ。セミフォーマル寄りのカジュアルにも適したスタイルで、ちょっとした外出の時にも、簡単に着こなせる。