ラリアット(Lariat)は、プロレス技の一種である。アメリカ合衆国では主にクローズライン(Clothesline)と呼称される。
相手の首元や胸に自分の腕の内側部分を打ち当てる打撃技である。ラリアートと表記される場合もある。
1970年代後半にスタン・ハンセン(前PWF会長)が自身のフィニッシュ・ホールド「ウエスタン・ラリアット(西部式投げ縄打ち)」の名称で使い始め、以後日本マット界で広く使われるようになった。海外マットでは同型の技が「クローズライン」として普及しているが、ハンセンは「ラリアットは自身のアメリカンフットボール経験を活かしたオリジナル技であり、激突時の衝撃を吸収する柔軟かつ強靭な下半身が必要」という。1970年代後半、ハンセンはこの技でアントニオ猪木のライバルとなる足がかりを掴み、やがて日本でスーパースターの地位を築いた。それと同時にラリアットは彼の代名詞的な必殺技となる。
スタン・ハンセン「ウエスタン・ラリアット」
スタン・ハンセン(Stan Hansen、本名:John Stanley Hansen II、1949年8月29日 - )は、アメリカ合衆国の元プロレスラー。テキサス州ノックスシティ出身のデンマーク系アメリカ人。
日本で最も成功したといわれる外国人レスラーの1人。第32代AWA世界ヘビー級王者。第2代PWF会長。なお、現夫人は日本人で息子が2人いる[1]。リングイン時および試合後の「ウィー!!」という雄叫びが挨拶代わりのようになっている。
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長州力 「リキ・ラリアット」
長州 力(ちょうしゅう りき、男性、本名・韓国名:郭 光雄/かく こうゆう、クァク・クァンウン、곽광웅、日本名・旧リングネーム:吉田 光雄/よしだ みつお、1951年12月3日 - )は、山口県徳山市(現:周南市)出身のプロレスラー。血液型O型。在日韓国人2世である。
スタン・ハンセンの流れを組む、試合開始から終了まで走り回るハイスパート・レスリングの象徴とされ、基本的な技であっても差別化を図る工夫がなされている。 また試合中に使う技の種類はレスラーの中でも比較的少ない方であるが、クラシカルなファンやマスコミの一部には逆に昭和プロレスの選手にして見ると使用する技の数が多いという声も存在する。
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小橋建太 「剛腕ラリアット」
小橋 建太(こばし けんた、1967年3月27日 - )は、日本の男性元プロレスラー。本名は小橋 健太(読み同じ)。京都府福知山市出身。血液型B型。
2012年までプロレスリング・ノアに所属。2013年に個人事務所「FortuneKK」を設立し、代表取締役となる。
小細工を使わずにひたすら技を受け、チョップとラリアット、スープレックスで試合を作る。
数ある得意技の中でフィニッシュ・ホールドとして使用されたことが多かったものは、ラリアットである。大一番に限りバーニング・ハンマーがフィニッシュとなることも多かった。 癌闘病からの復帰後はフットワークの衰えが顕著となり、よりチョップを主体とした動きの少ないファイトスタイルとなった。
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ハルク・ホーガン 「アックスボンバー」
ハルク・ホーガン(Hulk Hogan、本名:Terrence Gene Bollea、1953年8月11日 - )は、アメリカ合衆国のプロレスラー。ジョージア州オーガスタ生まれ、フロリダ州タンパ出身。
「アメリカン・プロレス界の顔」的な存在であり、スポーツ・エンターテイメントを体現したプロレスラーとして業界全体に多大な影響を与えた。2m・140kg級の巨体から繰り出すパワーと、観客の心を掴む卓越したパフォーマンスのスキルを活かし、ベビーフェイスとしてもヒールとしても頂点を極めた。
ホーガンの初期のパートナーであったスタン・ハンセンのウエスタン・ラリアットを参考にして編み出した「腕をL字型に立てたまま相手の顔面に叩き込むエルボー」。古舘伊知郎は海神ネプチューンの武器である「三つ又の槍」に擬えた。WWEではつなぎ技としてのみ使用されており、実況・解説では単に「エルボー」とされてしまう場合がある。開発段階はホーガン・ハンマーと呼ばれており、そのまま継続して称するマスコミもあった。
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大森隆男 「アックスボンバー」
大森 隆男(おおもり たかお、1969年10月16日 - )は、日本の男性プロレスラー。東京都世田谷区出身。
ハルク・ホーガンの必殺技で別称「斧爆弾」。いわゆるラリアットと似ているが、ラリアットが横にまっすぐ伸ばした腕を喉元に振りぬくようにぶつけるのに対し、こちらは直角に肘を曲げて構えた腕をそのまま相手の喉下から顔面にぶち当てていく。大森のアックスボンバーはドリー・ファンク・ジュニア式エルボースマッシュのインパクトをヒントに相手の下顎を狙ってアッパー気味に打ち抜く改良型。またノーフィアー結成後あたりからは、より効果的に体重を乗せられるよう、インパクトの瞬間に右足を振り上げる形に改良した。
【プロレス】大森隆男 アックスボンバー61連発 - YouTube
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