歴代あばれはっちゃくの登場人物と「ひらめき方」を振り返る。
2020年2月3日 更新

歴代あばれはっちゃくの登場人物と「ひらめき方」を振り返る。

80年代前半、僕らの土曜夜7時半といったら「あばれはっちゃく」でしたよね。主題歌の「タンゴむりすんな!」や「父ちゃん情けなくって涙でてくらあ」なんて名台詞は今でも覚えているものです。そして「ひらめけ~ひらめけ~」がお約束でした。

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全シリーズで山内賢が演じた

全シリーズで山内賢が演じた

全シリーズにわたって山内賢(1943年12月9日 - 2011年9月24日)が演じた。

担当名:
佐々木(第1シリーズ)
寺山健一郎(第2シリーズ)
堀内圭介(第3シリーズ)
広田(第4シリーズ)
山西(第5シリーズ)

桜間長太郎が飼っている犬

初代・ドン平

初代・ドン平

ラブラドール・レトリバー(第1・第2・第3シリーズ)

「あばれはっちゃく」の舞台

あばれはっちゃく

あばれはっちゃく

あばれはっちゃくという「ガキ大将」を主人公に据えた16ミリフィルム実写によるテレビ映画。
番組の最初に40秒ほどのショートストーリードラマがあり(これが本編の枕になることも)、それをバックに「俺は桜間長太郎」で始まる毎回定型の自己紹介があって、ここで「あばれはっちゃく」の言葉の意味も説明されていた。このドラマは長太郎本人のみで演じられており、最後にドジを踏む形でオチがつく。これに続けて、オープニング曲「タンゴ!むりすんな」が流れる(第5シリーズを除く)。

主人公・長太郎は「手におえない暴れん坊」というキャラクター設定だが、不良小学生ではなく「正義感が強い」「ドジで慌て者」という視聴者にとって憎めないキャラクターであり、このことがシリーズを長期間存続させる要素になったとされる。

ほぼ毎回のように、東野英心演じる父親が「このぉバッキッヤロー!」と言いながら息子を張り飛ばした後、「てめぇの馬鹿さ加減にはなぁ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ」と言うシーンが特徴(第5シリーズを除く)。

母親は長太郎の一番の良き理解者であるが、本当に怒った時は「あんたの馬鹿さ加減には、母ちゃん情けなくて涙も出てこないわ」と言う。また、どのシリーズにおいても理容室や洋裁店、クリーニング店など、自営業である。

主人公の長太郎は「ひらめき」が宿るスキルを所持

あばれはっちゃく

あばれはっちゃく

問題に出くわすと、長太郎は倒立やブリッジや座禅など代によって異なるアクションをとりながら、「ひらめけーひらめけー」「はっちゃけーはっちゃけー」など代によって異なるフレーズを口にしつつ考え、ひらめきを得る。
特に4代目、5代目では「ひらめいた!」「はっちゃけた!」と言った際に、画面の上部端に、電球が光っているアニメーションが合成された。
このスタイルを始めた頃は、倒立して思案中何も言わず、最後に「ひらめいた!」と発するだけであった。
主に「倒立」「ブリッジ」「座禅」等を行うことにより『ひらめき』を得ることが出来たようです。

主題歌「たんごむりすんな!」

「その気もないのに むりすんな」のくだりは
現代社会に蔓延る風潮をすでに予期していたかのようです。

あばれはっちゃく - タンゴむりすんな! - YouTube

『俺はあばれはっちゃく』オープニング・テーマ

純烈・酒井一圭のデビュー作!!5代目桜間長太郎!!

<2019年1月17日 追記>
「逆転あばれはっちゃく」で5代目の桜間長太郎を演じたのが、純烈・酒井一圭さんでした!
純烈メンバーのDV問題では、ネガティブな話題となってしまいましたが、彼が一番はじめに注目された作品が「逆転あばれはっちゃく」でした。

華々しいデビュー作となりますが、その後、学業専念のため活動休止をしていました。

彼の活躍を収めた「昭和の名作ライブラリー 第12集 逆転あばれはっちゃく HDリマスター DVD-BOX」(¥22,089)では、特典として、スペシャル2作品が追加されて初ソフト化されています。

1975年6月20日生まれの酒井一圭さん。同世代の方は、懐かしい映像をご覧になってはいかがでしょうか!
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思い出を語ろう

     
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  • 👊 2020/8/31 13:22

    父ちゃんの東野英心さん
    お父上は初代水戸黄門(アナログ地上波版)東野英治郎氏です
    群馬県富岡出身です

    昭和の半ズボン少年 2019/1/18 00:20

    毎週のようにチャンネルのダイヤルを手で回してテレ朝で観ていました。逆立ちの印象が強く、あとのブリッジの新参者の印象でした。
    はっちゃくが母ちゃんからもらった大切なシャツでしたが、お気に入りの女の子が山の斜面を滑り落ち、大切なシャツを引き裂いて助け、男気を見せたのが印象的でした。
    ザ・ピーナッツの『恋のフーガ』を聴いたとき、「あ、はっちゃく!」と思いましたが(いまでも思います)、恋のフーガのほうが先だったんですね。

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