消費者金融のテレビCM
90年代の深夜番組では、コミカルで印象に残りやすい消費者金融のCMが大量に流れていました。
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消費者金融と関わったことのない視聴者に対して、消費者金融に対する暗いイメージの払拭を図ることにある程度成功したと見られる。
2002年(平成14年)にはアイフルのCMでタレント犬(くぅ〜ちゃん)が出演したことで消費者金融の仕組みを詳しく知らない(金融教育を受けていない)未成年者らにもCMのイメージが広く浸透するようになった。なお、武富士・アコムなど一部業者では1990年代後半よりCM本編上に貸出金利・貸出条件などを細かい文字のテロップで表示するようになったが、当時は強制ではなかったため貸付利率などを表示しない業者も多かった。
アコム
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武富士
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消費者金融の宣伝手法に対して制限がかかることに
その後、日本弁護士連合会などのテレビCMの中止を求める意見書を受け、2005年(平成17年)ごろから、午後5時 - 9時までは放送しないとする方針を決定した。
また、消費者金融の意図を伝えていないもの、警告表現のないものは規定不適合とされ、放送が不可能になる。この規定によってCMの差別化が困難になり、長らく放送されていた「コミカルなストーリー」「ポジティブな演技」といったコマーシャルが姿を消し、制服を着た女性店員(タレント・エキストラ、実際の社員など)が「事前に無理なく計画を立てましょう」を比喩的に表現した(“後で返せなくなりますよ”を暗示)、業界間で内容が似通ったCMが中心となっている。また、これを機に自動契約機のCMも姿を消した。
さらに、2006年(平成18年)4月からは午前7時 - 9時と午後5時 - 10時までは放送できなくなった。午後10時から深夜0時までの時間帯における放映数上限は50 本とすることになり、各社のCMをそれぞれ月間100本までに制限することとした。
このような事情によって、90年代のような特徴的なCMは影をひそめ、大人しく無難なCM、しかも本数を制限しながらのCM出稿へと推移していきました。
1990年代の消費者金融CM
サラ金CM集 アコム他 消費者金融 1990年代 - YouTube
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サラ金CM集 アコム他 消費者金融CM #3 1990年代~ - YouTube
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武富士ダンスCM集_美画像9作品+オマケ - YouTube
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1990年代に入ると自動契約機の登場に合わせて、ある程度知名度のあるモデル・タレント・俳優や外国人スポーツ選手らが挙って出演するようになり、“お金に困った→自動契約機へ行こう・電話しよう”という単純明快な作品が大量出稿されるようになった。