メイウェザーがパッキャオに勝利で再燃!アリ?タイソン?真の最強は誰か
2020年1月7日 更新

メイウェザーがパッキャオに勝利で再燃!アリ?タイソン?真の最強は誰か

5月2日に行われるボクシングの「世紀の一戦」フロイド・メイウェザー対マニー・パッキャオ戦はメイウェザーの判定勝ちで終結。歴代ボクサーの中で最強はアリかタイソンか。パウンド・フォー・パウンドと呼ばれる男たちを紹介していく。

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(ボクシング) シュガー・レイ・レナード 45試合 - ヤフオク! (2054463)

モハメド・アリが去ったボクシング界に突如として登場、アリを継ぐ者として一躍有名になる。スピードとテクニック、スター性を併せ持ち、70年代後半から80年代にかけてのボクシング界を代表するスーパースターの座に君臨した。ボクシング界の常識を覆す数々の歴史的ファイトを繰り広げ「黄金のミドル」時代を築き上げた。

Sugar Ray Leonard Highlights - YouTube

パウンド・フォー・パウンドと呼ばれる男達 ロベルト・デュラン

ロベルト・デュラン(Roberto Durán)
出身:パナマ
1951年6月16日生まれ
119戦103勝(うちKO勝ち70)16敗
★★★ボクシング ロベルト・デュラン70試合DVD16枚★★★ - ヤフオク! (2054498)

初期の野性的でワイルドなボクシングと後期のテクニカルなスタイルで50歳になるまで戦い続けた。二階級越えれば威力が明らかに違い、三階級越えは挑戦自体が無謀と言われた業界の常識を平然と覆した怪物。
対戦相手は中量級の歴史的王者揃いであり、彼の影響で興行、テレビの世界までも変わっていった。全時代、全階級最強に推す者も多く、デュランは間違いなくモハメド・アリと並ぶ、世界を動かしたボクサーである。

Roberto Duran Top 10 Knockouts - YouTube

パウンド・フォー・パウンドと呼ばれる男達 トーマス・ハーンズ

トーマス・ハーンズ(Thomas Hearns)
出身:アメリカ テネシー州メンフィス
1958年10月18日生まれ
67戦61勝(うちKO勝ち48)5敗1分け

初期のニックネームはマシンガン・トミー、後にヒットマン、あるいはモーターシティ・コブラ。なお試合前のコール時には愛称であるトミー・ハーンズと呼ばれることが多い。

史上初の4階級制覇、さらに史上初の5階級制覇を成し遂げた。
(ボクシング) トーマス・ハーンズ 54試合 - ヤフオク! (2054513)

身長185cm、約2mのリーチという中量級選手としては恵まれた体格を生かし、左腕を下げたデトロイトスタイルから放つフリッカージャブと正確な強打、マシンガンのようなラッシュで1980年代のボクシング界を席巻した。

シュガー・レイ・レナード、ロベルト・デュランらと共に「黄金のミドル」時代を盛り上げた選手の一人である。

圧倒的強打で相手をなぎ倒す強さを見せた一方、典型的なグラス・ジョー(顎が打たれ脆くノックダウン、ノックアウト負けが多い選手)だったため、一発に泣かされることもあった。

Thomas "Hitman" Hearns Highlights - YouTube

パウンド・フォー・パウンドと呼ばれる男達 マービン・ハグラー

マーベラス・マービン・ハグラー(Marvelous Marvin Hagler)
出身:アメリカ
1954年5月23日生まれ
67戦62勝(うちKO勝ち52)3敗2分け

1980年から1987年までの間に、統一世界ミドル級王者として12度もの防衛を重ねた名王者。
サウスポーのオールラウンド・ファイター(サウスポースタイルだが元々右利きで右強打が武器だったので右構えにスイッチすることも多かった)で、あらゆるテクニックと強打、試合運びの巧さ、強靭なメンタルを備え、「ミスター・パーフェクト」と呼ばれた。
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パンチ力、固いガード、打たれ強さに加え、テクニックやハングリー精神も兼ね備える。
同時代に活躍したスター選手たちのような派手な言動は好まず、現役時代は酒や煙草はおろか、菓子類やコーヒーでさえも口にしない修行僧のような生活を送っていた。

専門誌のパウンド・フォー・パウンドのランキングでは常に上位に名前が挙がっており、その実力はミドル級史上屈指と評価されることが多い。レナード、ハーンズ、デュランとともに1980年代の「黄金のミドル」時代を築き上げた男。

THE BEST OF MARVELOUS MARVIN HAGLER - YouTube

パウンド・フォー・パウンドと呼ばれる男達 マイク・タイソン

マイク・タイソン(Mike Tyson)
出身:アメリカ ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区
1966年6月30日生まれ
58戦50勝(うちKO勝ち44)6敗2無効試合

デビューしてわずか1年8ヵ月、史上最年少(20歳5ヵ月)で世界ヘビー級王者となった。
翌年にはWBAとIBFのタイトルも獲得し、3団体の統一に成功。
”パウンド・フォー・パウンド”の名を欲しいままにする。
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