【暴走族からチーマーへ】私たち世代の不良グループを振り返ってみよう。
2017年7月29日 更新

【暴走族からチーマーへ】私たち世代の不良グループを振り返ってみよう。

「湘南爆走族」や「ろくでなしBLUES」「特攻の拓」などの不良漫画には慣れ親しんでいる世代の私たち。でも本当の歴史はあまり知りませんでしたよね。そこで暴走族からチーマーに至る歴史をまとめてみました。

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暴走族の定義

暴走族は主に日本に見られ、オートバイや乗用車を用いて騒音を伴う無秩序な運転をする集団とされます。
集団による交通の妨害や危険をもたらす一連の行動は、主に道路交通法の共同危険行為として罰せられます。また集団の自動車やオートバイは、ほとんどが違法改造車であるため、この点で検挙されることも。

主に1980年前後まで日本全国に存在、当時の社会背景の中で一部ファッション化したような流れがありました。
1980年前後が最盛期とされています

1980年前後が最盛期とされています

警察庁の1980年11月調査では、全国で754グループ、38,902名の暴走族が確認。
これは1980年6月に比べて10.8%増の数字(女性暴走族は948名から1,426名に増加)。
低年齢化も進み、15歳以下の構成員は1976年当時の47名から1,208名へと約25倍に。
1981年にもグループ数はさらに増加し、835グループが確認され、8,255名が検挙(前年比82.5%増)。

1980年代初頭に大ブレイクした「なめんなよ」も暴走族のイメージ

「共同危険型」と「違法競走型」

共同危険型暴走族

マフラーを途中で切断するなどして意図的に大きなエンジン排気音を発生させる、あるいは大音響のホーンを鳴らすといった騒音を出したり、何台も車両を連ねて路上を占拠し低速で蛇行走行などを行う形態の暴走族。

活動するテリトリー内で起きる暴走族同士の抗争事件などの暴力的側面や直接的に暴行や恐喝を行う犯罪傾向もあって、1970年代から1980年代にかけて大きく社会問題化。
構成員の多くが若い男性で、女性のみの集団は「レディース」という俗称で呼ばれることも。

不良行為少年の代表格と見られることが多く、1970年代から1980年代にかけ、一種独特の服装や髪型などが暴走族への所属有無にかかわらずファッションとして不良少年全般に広まりました。

違法競走型暴走族

峠道や高速道路などで、排出音の大きいエンジンやマフラーに付け替えた車両を用いることや、ドリフト走行による摩擦音が発生することなどによって、通常の通行車両よりも大きな騒音を出して走る暴走族。「走り屋」と呼ばれることも。

時代を代表する暴走族について

下記、時代ごとに代表的とされた暴走族についての紹介サイトから。

不良少年小史(1) 1970年代 暴走族全盛期(http://rekishiiroiro.blog130.fc2.com/blog-entry-1035.html
不良少年小史(2) 1980年代 チーマーの出現(http://rekishiiroiro.blog130.fc2.com/blog-entry-1037.html
より。

画像についてはネット上から得られたものを拝借。

1960年代

当時はまだ高価だったオートバイを集団で乗り回す若者が登場、マフラーを外して爆音を響かせながら走り回る様から「カミナリ族」と呼ばれました。

交通を妨げて疾走することから交通事故が懸念されたものの、時代は高度成長期であったため、社会が大きく変容することのストレスを受けたモラトリアムの範疇として、マスメディアや文化人を中心にある程度容認される傾向も見られる時代でした。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~wo-house/honmoku-golden-37.jpg (877636)

横浜、本牧を中心に「ナポレオン党」という不良グループがあった。彼らはディスコで遊び、車でナンパし、喧嘩もする。ブラックミュージックやロックンロールに傾斜して行き、アフロとリーゼントを合わせた日本の初期の暴走族独特のヘアスタイルも確立してゆく。

1970年代 暴走族全盛期

オートバイが低価格化とともに広く一般へも普及、不良少年達に浸透していくと暴行・恐喝事件を起こす傾向が強くなり、一般市民への暴力事件やグループ同士の抗争事件が社会問題として取り上げられるように。

1972年に富山県富山市中心部の城址大通りから端を発して全国に広がった騒動をきっかけに、「暴走族」の呼び名が広まり警察当局もこの名称を公文書に用い始めます。
東日本では1972年ごろからグループ化が始まり、1974年には確認されているだけで86件の抗争事件が発生。同年にはグループ数の増加が顕著となり、日本各地のグループが「東北連合」、「関東連合」、「武州連合」などといった連合体を結成する動きに。

1975年上半期の時点では、全国に571グループ、約2万3千人が存在しており、包丁、火炎瓶、ヌンチャク、角材や木刀などで武装するグループも登場。
この時代になると社会の安全を脅かす存在として、従来の「モラトリアムの範疇」という論は低調になっていきました。
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