90年代の流行語大賞覚えてますか??
2015年12月1日 更新

90年代の流行語大賞覚えてますか??

80年代に続き90年代もまとめてみました。 毎年、年末に発表される流行語大賞。最近はお笑い系の言葉が多いけど、90年代はどうだったでしょうか?

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新語・流行語大賞とは?

新語・流行語大賞(しんご・りゅうこうごたいしょう)は、その年1年間に発生した「ことば」のなかから、世相を軽妙に映し、多くの人々の話題に上った新語・流行語を選び、その「ことば」に関わった人物、団体を顕彰するとされている賞。2004年(平成16年)よりユーキャン新語・流行語大賞に改称している。

1990年

◆新語部門・金賞:ファジィ

◆新語部門・金賞:ファジィ

受賞者:三上遵太郎(松下電器産業〔株〕電化本部電化研究所所長)

「ファジィ」とは“あいまい”という意味の言葉で、カリフォルニア大学のザデー教授が開発した「ファジィ工学」で一躍有名になった。「経験」や「勘」といった、コンピュータでは処理できないといわれていた“あいまい”なものをプログラミングする理論で、日本でこの理論を家電製品に応用・実用化したのは、松下電器の洗濯機が第1号。ブームのきっかけをつくった。以来、各メーカー入り乱れて盛大なファジィマーケットができあがった。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
◆流行語部門・金賞:ちびまる子ちゃん(現象)

◆流行語部門・金賞:ちびまる子ちゃん(現象)

漫画「ちびまる子ちゃん」が米紙ワシントン・ポストに“日本人の心とマーケットをかっさらった漫画”として紹介された。30年前の地方中小都市を舞台に平和で平凡な日常生活を描いたこの漫画が、なぜ日本で大ブームになっているかをレポートしたものだが、そこにはテーマソングのように“ピーヒャラ、ピーヒャラ”と浮かれる日本人の実像が浮かび上がっている。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/

1991年

◆年間大賞:「…じゃあ~りませんか」

◆年間大賞:「…じゃあ~りませんか」

受賞者:チャーリー浜

とぼけた表現と演技力、抜群の間合いで、この年最大の流行語となった。30年の“芸歴”から生まれた、計算し尽くされた“ギャグ”との高い評価もあるが、驀進を続ける吉本興業の芸人だから、との皮肉な見方もあった。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
◆新語部門・金賞:火砕流

◆新語部門・金賞:火砕流

受賞者:花田簡輔・ほかのみなさん(気象庁雲仙岳測候所)

この年、雲仙岳が200年の沈黙を破り大噴火を起こした。自然の持つ底知れぬ怖さを、火山列島・日本でも62年ぶりという大火砕流が見せつけた。以後「火砕流」という言葉はあらゆるメディアに登場し、もっとも頻度の多い語として定着した。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
◆流行語部門・金賞:若貴

◆流行語部門・金賞:若貴

受賞者:おかみさんこと花田憲子

この年、一番の明るい話題が「若貴」兄弟の大活躍。相撲ファンのみならず、日ごろは相撲に興味がないヤング層まで大フィーバー。兄・若花田、弟・貴花田。兄弟の努力、仲の良さ、そして母・憲子の“愛のムチ”と講談調に“美化”された。今日のメッキがはげた状況を見ると、マスコミがつくった虚像だったのか。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/

1992年

◆年間大賞:きんさん・ぎんさん

◆年間大賞:きんさん・ぎんさん

受賞者:成田きん
受賞者:蟹江ぎん

1992年の[年間大賞]は、百歳になる双子の姉妹「きんさん、ぎんさん」が受賞した。『通販生活』やダスキンのCMに起用されたのをきっかけに、あれよあれよというまに“国民的アイドル”になってしまった「きんさん、ぎんさん」。絶妙な、漫才のような二人の会話、“金”と“銀”というおめでたい名前など、人気の理由はいくつも考えられるが、なによりそのチャーミングな笑顔と愛すべきキャラクターを、日本中が好感をもって迎えた。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
新語部門・金賞:ほめ殺し

新語部門・金賞:ほめ殺し

受賞者:小林泰一郎(サンデー毎日編集部員)

サンデー毎日の「佐川スキャンダル」記事で、初めてこの言葉が登場した。事実の本質をえぐり、ユーモアがありながら恐ろしい新語と高い評価を得た。竹下元首相に対する右翼の攻撃、「お金儲けの上手な竹下さん」「恩人を裏切る華麗な“芸”を持つ竹下さん」など、“誉めて”いるようで非難する手口を「ほめ殺し」と表現した。この記事以後、すべてのメディアにこの新語が溢れた。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
流行語部門・金賞:冬彦さん

流行語部門・金賞:冬彦さん

受賞者:佐野史郎(俳優)
受賞者:野際陽子(女優)

TBSテレビ『ずっとあなたが好きだった』は子離れしない母(野際)と、子(佐野)の無気味な関係を描いて大評判となった。「冬彦」とは佐野史郎演ずる息子の役名。女性たちは身近なマザコン青年を見付けては「あの人は『冬彦さん』よ」と噂話に花を咲かせた。テレビで見る「冬彦さん」と同じような“無気味な男性”が世の中にはいかに多いか、という怖ろしい現実が明らかになった。

1993年

年間大賞:Jリーグ

年間大賞:Jリーグ

受賞者:川淵三郎(日本プロサッカー・リーグチェアマン)

あっという間に、日本国中をサッカーファンだらけにしたJリーグ旋風。その育ての親が川淵である。大胆な地方分散のフランチャイズ制導入、アントラーズ、ヴェルディ、ガンバ、エスパルスなど耳慣れぬネーミング、競技場に轟くオーレ!オレ!オレ!の大合唱など、わが国に“新しい文化”を根付かせる壮大な実験が始まった。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
◆新語部門・金賞:サポーター

◆新語部門・金賞:サポーター

受賞者:設楽りさ子(女優)

1993年秋、日本サッカーは“ドーハの悲劇”によって夢破れ、ワールドカップ初出場は果たせなかった。しかし、ドーハまで出かけ、選手たちとともに「12人目のプレイヤー」として頑張ったのが「サポーター」たちだ。Jリーグが導入した「サポーター」は、いままでスポーツを「見る」「する」と大別していたものを、「見る」だけの観客ではなく、チームを「支える」観客へと変質させた画期的なものである。受賞者は、サポーター代表として、ドーハにも同行した三浦選手夫人である。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
◆流行語部門・金賞:規制緩和

◆流行語部門・金賞:規制緩和

受賞者:青木定雄(MKタクシー会長)

世界の批判を浴び続ける日本の官庁の“行政指導”。政・官・業一体になった、護送船団方式による馴れ合いの業界保護は、「規制」に安住し、経済の発展を阻害するとの指摘が多い。運輸省の行政指導に一人で立ち向かい、12年間の苦闘の末「タクシー値下げ」を果たした京都・MKタクシー(青木会長)は「規制緩和」の“実体”を広く世に知らせた功績があった。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/

1994年

年間大賞:「すったもんだがありました」

年間大賞:「すったもんだがありました」

受賞者:宮沢りえ(女優)

タカラ「カンチューハイ」のテレビCMで宮沢が言うセリフ。本格的な景気後退が続く世相から、さまざまな「すったもんだ」があった一年であったが、視聴者は宮沢の私生活を連想した。大関(当時)貴ノ花との婚約とスピード解消、ともすれば暗く深刻になる事実を逆手に取り、さりげなくサラリとクリアした。ここは巧みで、したたかなCM制作サイドの作戦勝ち。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
◆年間大賞:イチロー(効果)

◆年間大賞:イチロー(効果)

受賞者:鈴木一朗(オリックスブルーウェーブ)

1994年、プロ野球に新星が華々しく登場した。イチローこと鈴木一朗。右足を大きく振る“振り子打法”をひっさげ、前人未踏の年間200本安打を達成。この年、スポーツメディアはイチローの安打数を報道し続けたといっても過言ではない。イチローの活躍により波及効果が生まれ、これを「イチロー効果」と言った。

(出典:http://singo.jiyu.co.jp/
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