井上陽水がカバーアルバムで永遠のライバル、吉田拓郎の曲を歌う。貴重な対談映像も♪
2015年9月18日 更新

井上陽水がカバーアルバムで永遠のライバル、吉田拓郎の曲を歌う。貴重な対談映像も♪

井上陽水がカバーアルバム『UNITED COVER 2』を7月29日に発売。ライバルとしてフォーク界を牽引してきた拓郎の名曲を歌うことも判明した。

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2015年7月29日発売の井上陽水『UNITED COVER 2』

注目は井上陽水自身の代表曲「氷の世界」のセルフカヴァーや、井上陽水がデビュー当時から、人気を二分していた吉田拓郎の楽曲「リンゴ」を初カヴァー。両曲とも世界的サルサバンド、オルケスタ・デ・ラ・ルスのとの競演により、原曲とはまた違った魅力を持った楽曲となっている。

その他「シルエット・ロマンス」(大橋純子 1981年)、「リフレインが叫んでる」(松任谷由実 1988年)、「有楽町で逢いましょう」(フランク永井 1957年)、「夜霧よ今夜も有難う」(石原裕次郎 1967年)など、時代を越えて愛される名曲ばかり。さらには、ボーナストラックにてオリジナル最新曲、NHK「ブラタモリ」テーマソング「女神」「瞬き」までも収録した、贅沢なポップ・カヴァー・アルバムとなっている。
井上陽水『UNITED COVER 2』

井上陽水『UNITED COVER 2』

2015年7月29日発売
UPCH-2049 ¥3,000(税抜)
アルバム「UNITED COVER 2」は、自身が2001年にリリースしたカヴァーアルバム「UNITED COVER」の第2弾。新作発表に伴い、40年ぶりに古巣のレコード会社(旧ポリドール)に復帰する。
※収録曲および曲順:( )内は 原曲歌唱者 原曲発売年
1.シルエット・ロマンス/(大橋純子 1981年)
2.黄昏のビギン/(水原弘 1959年)
3.リフレインが叫んでる/(松任谷由実 1988年)
4.リンゴ/(吉田拓郎 1972年)
5.有楽町で逢いましょう/(フランク永井 1957年)
6.夜霧よ今夜も有難う/(石原裕次郎 1967年)
7.女神 / bonus track(オリジナル楽曲 新曲)
8.瞬き / bonus track(オリジナル楽曲 新曲)
9.あの素晴しい愛をもう一度/(加藤和彦と北山修 1971年)
10.I WILL/(The Beatles 1968年)
11.夢で逢いましょう/(坂本スミ子 1961年)
12.SAKURAドロップス/(宇多田ヒカル 2002年)
13.氷の世界/(井上陽水※セルフ・カバー 1973年)

※オルケスタ・デ・ラ・ルス参加楽曲
「リンゴ 」/「女神」/「瞬き」/「I WILL」/「SAKURAドロップス」/「氷の世界」

永遠のライバル吉田拓郎の名曲『リンゴ』をカバー

リンゴ / 吉田拓郎 88 Live at POWER STATION - YouTube

吉田拓郎のアルバムとしては最高のセールスを記録している1972年7月21日発売の『元気です。』に収録されている。
作詞:岡本おさみ / 作曲:吉田拓郎

井上陽水と双璧をなし、フォーク界を牽引した吉田拓郎

1970年代には井上陽水と吉田拓郎は双璧をなし、フォークソング界あるいはニューミュージック界を牽引した。
1975年、共同でレコード会社「フォーライフ・レコード...

1975年、共同でレコード会社「フォーライフ・レコード」を設立

井上陽水、吉田拓郎、泉谷しげる、小室等といった当時人気のフォークシンガーが集まり1975年に「フォーライフ・レコード」を設立した。

貴重な井上陽水と吉田拓郎のラジオ対談

2012年6月11日の『坂崎幸之助と吉田拓郎 オールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送)に井上陽水が初出演。
吉田拓郎とのメディア共演は、1997年10月の『オールナイトニッポンDX(デラックス)』以来、実に15年ぶりであった。

井上陽水&吉田拓郎 15年ぶりの対談(ノーカット) - YouTube

番組の中では、井上陽水が吉田拓郎の曲の中から嫌いな曲を選び、それを吉田拓郎とアルフィー坂崎幸之助が当てるという企画『聴かず嫌い王』が実現。
井上陽水は「嫌いじゃないんだけど、どうなの?って曲はある」として選んだのは『人間なんて』であった。

井上陽水『UNITED COVER 2』制作中に「ブチ切れ事件」

今年も新しいアルバムを出そうとレコーディングをしていた。そこで“事件”は起きた。

「歌を取り終わった後、陽水さんは満足げに『どうだった?』とスタッフに聞いたのです。もちろん陽水さんとしては、納得のできるものができたという自負があったのでしょう。すると陽水さんの孫と言ってもいいほど年の離れた若手スタッフの一人が、まるで年が近くて仲がよい先輩に答えるように、すご~く軽い調子で『いいんじゃないっスか』と返答したとか。このひと言に、陽水さんは激怒してしまったようです」と音楽関係者。

 これまで、陽水の性格について「変わっている」という者は少なからずいたものの「気が短い」などと言う人はあまりいない。

「陽水さんの音楽にかける気持ちはいつも真剣そのものです。自分が納得いくまで、とことん追求するタイプ。にもかかわらず、軽く答えられたことが気に障って、怒ったのではないのでしょうか。陽水さんは超大物とあって、やはり周囲はかなり気を使って接していますよ。慣れたスタッフならば直立不動で『最高です』とか『良かったです』とか答える場面なのでしょうが…」と前出関係者。

 もちろん、この若手スタッフにも悪気があったわけではなく、今の若者らしい話し方で返答しただけだろう。

 世代間の考え方の違い、ジェネレーションギャップが出たとみられるが「結局、陽水さんを怒らせたスタッフは、現場から外されてしまった」(芸能関係者)

魂を込めた新アルバムのリリースが待たれるところだ。

前作、2001年に発売した井上陽水のカバーアルバム『UNITED COVER』

「UNITED COVER」は出荷枚数80万枚の大ヒットとなり、昨今のカヴァーアルバムブームの先駆けとなった作品。
井上陽水『UNITED COVER』

井上陽水『UNITED COVER』

先行シングル「コーヒー・ルンバ」を含む究極のカヴァー・アルバム。「花の首飾り」「嵐を呼ぶ男」「星のフラメンコ」「月の砂漠」といったたくさんの昭和の名曲が、陽水ならではの斬新な解釈で鮮やかに甦った。懐かしさと同時に新鮮さに溢れた魅力的な作品に仕上がっている。
※収録曲および曲順:( )内は 原曲歌唱者 原曲発売年
1.蛍の光(スコットランド民謡)
2.コーヒー・ルンバ(西田佐知子、1961年)
3.花の首飾り(ザ・タイガース、1968年)
4.旅人よ(加山雄三、1966年)
5.銀座カンカン娘(高峰秀子、1949年)
6.サルビアの花(早川義夫、1969年)
7.東京ドドンパ娘(渡辺マリ、1961年)
8.ウナ・セラ・ディ東京(ザ・ピーナッツ、1964年)
9.嵐を呼ぶ男(石原裕次郎、1958年)
10.誰よりも君を愛す(松尾和子 / 和田弘とマヒナスターズ、1959年)
11.ドミノ(ペギー葉山、1952年)
12.星のフラメンコ(西郷輝彦、1966年)
13.月の沙漠(童謡)
14.手引きのようなもの(井上陽水奥田民生、1997年)
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