トヨタの天才タマゴ 「エスティマ」 。1990年当時、その流線型の未来的ボディーは注目のまとだった!
2017年2月2日 更新

トヨタの天才タマゴ 「エスティマ」 。1990年当時、その流線型の未来的ボディーは注目のまとだった!

その独特なタマゴ型のスタイルに魅せられて初代エミーナのオーナーになりました。

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トヨタ・エスティマ(初代)1990年~1999年

1989年に幕張メッセで初開催された第28回東京モーターショーにコンセプトモデルとして初出展。未来的な流線型のデザインは注目を集めた。

1990年5月12日販売開始。車体価格296.5万円 ~ 335万円
発売当時はモノグレード体系・7人乗りの1種類のみで、駆動方式はミッドシップと四輪駆動。サスペンションも前がストラット式サスペンション、後がダブルウィッシュボーン式サスペンションの4輪独立懸架を採用。搭載されたエンジンも2TZ-FE型・直列4気筒2438cc(135馬力)の1種類であった。
実際運動性は、あまりにも非力なエンジンのため散々酷評されました。
http://www.wald-licht.com/~oldcar/gazou/90_t_estima/estima_11l.jpg (574779)

初期型のカラーバリエーション
前期型(1990年5月 ~ 1994年7月)
http://network2010.org/contents/files/mado/aichi_mado_photo/1286_58.jpg (574781)

1993年2月、廉価グレードとして「X」を追加
中期型(1994年8月 ~ 1997年12月)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/e/ef/Toyota_Previa_.jpg/260px-Toyota_Previa_.jpg (574783)

1994年8月の改良で動力不足の解消のため、スーパーチャージャーが装着された。
1996年8月には、それまでの2グレード体系から、上から「G」「V」「X」となる。「V」は「X」のスーパーチャージャー付きモデル。
後期型(1998年1月 ~ 1999年12月)
http://blog-imgs-31.fc2.com/y/o/s/yoshiyoshi4223/TO_S023_F001_M006_1_L_640x480.jpg (574785)

マイナーチェンジを行い外装デザインを一新。また、新たにエアロパーツを装着したグレード「アエラス」を設定。全てのグレードでスーパーチャージャー付きとなった

エスティマエミーナ、エスティマルシーダ 1992年~1999年

5ナンバーサイズに車幅をリサイズ。これにより、爆発的なヒットとなる。
※但し、ガソリン車は2400ccの為、3ナンバー登録となる。
1992年1月発売
トヨタ店では「エスティマエミーナ」車体価格178.3万~322.0万
カローラ店では「エスティマルシーダ」車体価格177.3万~320.6万
※昔、エミーナとルシーダはフロントガラスに仕様の差があり価格に違いがあるとディーラー担当者が言っていましたが本当かな?。

エミーナとルシーダはフロントマスクが違うので見分けがつくが、リアから見るとEMINA、LUCIDAのロゴエンブレムの違いでしか区別がつかない。
※但し初期型に限りルシーダはリアウインカーの色がオレンジの為、後ろから見ても区別がついた。
ロングホイールベースとミッドシップエンジンによる直進安定性は他の1BOXカーとは比べ物にならないほど優れていました。
特に高速道路。高速走行でのコーナリングは秀逸でした。
エスティマエミーナ

エスティマエミーナ

エスティマルシーダ

エスティマルシーダ

エミーナGグレードの運転席まわりです。

エミーナGグレードの運転席まわりです。

発売当時、この流線型のデザインは斬新さを感じました。
ウオークスルー機能を高める為、AT車はステアリングコラム(※但しMT車はフロア式)サイドブレーキは運転席右側(ドアと運転席の間)と変則的でした。
オーディオ下のBOXは冷温蔵庫。缶コーヒーなどを入れておき、結構重宝しました。※ただし500mlサイズのペットボトルは立てて入りませんでした・・・。
エミーナ初期型のカタログ

エミーナ初期型のカタログ

http://www.f8.dion.ne.jp/~youpapa/estima/FAQ/luciemi/emi9201-2.jpg (574794)

初期型では Gラグジュアリー、G、X、f、D、S と細かなグレード分がありました。これにガソリン車とディーゼル車、4WD、ツインムーンルーフの設定等があるわけですからラインナップは相当な数でした。※後日、ジョイフルキャノピーという天井の高いラインナップも追加。

エミーナのデザイン

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  • I.O 2020/2/5 17:41

    今年はエスティマ生誕30周年の節目の年ですが、そのエスティマが昨年末にマークXとともに終了しました。エスティマは89年の東京モーターショーでランドクルーザープラド(70系)とともに参考出品され、その翌年にエスティマが市販化されましたが、最初は苦戦を強いられその約2年後にエスティマ5ナンバーサイズのエミーナ/ルシーダが市販され大ヒットにつながり、時代はキャブオーバーワゴンからミニバンへと移行しました。

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