1990年からの有害コミック規制に影響された少年誌のエロ作品。
1988~89年に発生した連続幼女誘拐殺人事件をきっかけに、ホラー・ロリコンをはじめとした“オタク叩き”がマスコミを中心に加速。
この運動はマンガの表現規制にまで及び、上村純子の作品『いけない!ルナ先生』は単行本は各巻40万部以上とヒットしながらも“性描写の露骨な有害コミック”筆頭格としてメディアで激しく糾弾された。
和歌山県で有害図書指定を受けるなどして、単行本は出荷停止・絶版となり、全国の書店から『いけない!ルナ先生』の単行本は姿を消した。
なお、最終回のようなストーリーがないため「有害コミック問題に伴う打ち切り」と誤解されるが、1990年には連載が終了していたため無関係である。
『いけない!ルナ先生』の後に連載した『1+2=パラダイス』は最終巻が出ることなく絶版。
その後の上村氏は、体調不良もあり、執筆活動から徐々にフェードアウトしていった。
現在は結婚し、マンガ家を引退していることが、本人の口から語られている。
この運動はマンガの表現規制にまで及び、上村純子の作品『いけない!ルナ先生』は単行本は各巻40万部以上とヒットしながらも“性描写の露骨な有害コミック”筆頭格としてメディアで激しく糾弾された。
和歌山県で有害図書指定を受けるなどして、単行本は出荷停止・絶版となり、全国の書店から『いけない!ルナ先生』の単行本は姿を消した。
なお、最終回のようなストーリーがないため「有害コミック問題に伴う打ち切り」と誤解されるが、1990年には連載が終了していたため無関係である。
『いけない!ルナ先生』の後に連載した『1+2=パラダイス』は最終巻が出ることなく絶版。
その後の上村氏は、体調不良もあり、執筆活動から徐々にフェードアウトしていった。
現在は結婚し、マンガ家を引退していることが、本人の口から語られている。
コラボ作品の内容はどうなったのか?
中西氏が作画を務めることから、登場キャラクターは『Oh!透明人間』がメイン。学校の成績が下がってしまい悩む透留と良江が“すごく優秀な家庭教師”として評判のルナ先生を自宅に呼ぶところから始まる。『ルナ先生』側の主人公・わたるは今回出番なしだ。
いざ勉強を始めたものの、やる気のない透留のせいで良江も不機嫌に。「このままじゃDV(暴力)関係になっちゃう!」と、毎度おなじみの妄想力を発揮したルナ先生がムードを変えるため、得意の“エッチな個人授業”を開始する。
ブラジャーやパンティに数式を書き、それをめくった下の素肌には正解が書いてある、という仕掛けで透留のやる気を起こさせる作戦だ。大胆なルナ先生をもっと間近で見たい透留はイクラを食べて透明化し、覗きを楽しむ。やがてルナ先生に影響された良江も自分の下着に問題を書き始めるなど、お色気展開はエスカレート。ページ数の少なさを感じさせない濃密な読切だった。
コラボということで別作品のヒロインが同じコマに描かれるわけだが、さすが中西氏はベテラン作家だけあり違和感がない。ストーリーも、うまく両作品の「透明化」「個人授業」という持ち味を生かせている印象だ。
一方、直接的なセクシー描写――かつて当然のようにあった「乳首」および「全裸」――は消えてしまった。
パンチラ、パンモロ、乳揺れを増量し、さらに若干の百合要素をプラスするなど、代替表現をフル動員してトータルでの満足感を保っている。