先日各メディアで報じられた、元大関若島津関の二所ノ関親方の不慮の事故により、再び注目を集めたのが、我らがミドルエッジ世代にとっての実力派アイドル、高田みづえ。
今から40年前の、1977年3月に「硝子坂」で歌手デビューした彼女は、「潮騒のメロディー」や「私はピアノ」「そんなヒロシに騙されて」など、数々のヒット曲を残したまま、1985年に当時大関だった若嶋津関と結婚。そのまま芸能界を引退し、以後は二所ノ関部屋のおかみさんとして、部屋を切り盛りされていた。
デビュー当時から、その歌の上手さは同期の新人歌手と比べても群を抜いていた彼女だが、幸い今でもYoutubeでその頃の映像は見ることが可能だ。
ここに紹介した動画の中でも、特にデビュー直前に「夜のヒットスタジオ」で「硝子坂」を歌った時の歌唱力は凄過ぎ!
ここに紹介した動画の中でも、特にデビュー直前に「夜のヒットスタジオ」で「硝子坂」を歌った時の歌唱力は凄過ぎ!
デビュー曲「硝子坂」
via www.youtube.com
高田みづえ パープルシャドウ
via www.youtube.com
そこで今回は、彼女のデビュー3ヶ月後に雑誌掲載された幻の伝記マンガ、「高田みづえ物語」を紹介しようと思う。
注:高田みづえについて更に詳しく知りたくなった方は、以下のリンクからどうぞ。
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マンガ「高田みづえ物語」概略
本作が掲載されたのは、月刊少年マガジンの1977年7月号。作者は当時ラブコメやギャグマンガで活躍されていた、さかもとしゅうじ先生。
本作は全20ページ。他の連載マンガと比べて少ないページ数と、高田みづえがデビューして間もない時期の掲載のため、デビューまでの苦労とデビュー曲リリース辺りで話が終わっているのが残念!まだ夏なのに年末の新人賞の話題で締めくくられるなど、デビューしたての新人だけに作者の方も相当エピソードの確保に苦労されたようだ。
日本テレビの「スター誕生」では無く、フジテレビのオーディション番組「君こそスターだ」のグランドチャンピオンを獲得、華々しく芸能界にデビューした彼女。果たしてその背景にはどんなドラマがあったのだろうか?
日本テレビの「スター誕生」では無く、フジテレビのオーディション番組「君こそスターだ」のグランドチャンピオンを獲得、華々しく芸能界にデビューした彼女。果たしてその背景にはどんなドラマがあったのだろうか?
マンガ「高田みづえ物語」内容紹介
少女時代から歌手を夢見て、島倉千代子や都はるみなど演歌を得意のレパートリーとしていた高田みづえ。1973年に中学に入学した彼女が鹿児島の親類の家に遊びに行った際、夏祭りの催しで開催されていた素人ノド自慢大会に出場。残念ながら不合格に終わった彼女を、ノド自慢大会の審査員が呼び止めた!
「君はさっき不合格だったけど、才能はピカ一だった!東京へ行って自分の才能を試してみないか?」
こうして彼女は東京へと向かうことに。
「君はさっき不合格だったけど、才能はピカ一だった!東京へ行って自分の才能を試してみないか?」
こうして彼女は東京へと向かうことに。
モノクロながら見開き2ページに渡って掲載されるなど、彼女は期待の新人として業界内の注目を集めていた。