アーティスト名によく見る“feat.”って「小沢健二」が元祖だった?
2016年9月22日 更新

アーティスト名によく見る“feat.”って「小沢健二」が元祖だった?

1990年代活躍した「オザケン」こと小沢健二さんを覚えていますか?feat(featuring)といえば今やJ-POPにおける手法の一つですが、小沢健二さんは1994年にfeaturingした楽曲をリリースされています。ここでは小沢健二さんの楽曲とともに小沢健二さんの事について見ていきましょう。

9,276 view

“feat.”の元祖小沢健二とは?

http://c2.atwiki.asia/livia/2/2014/0116/810d93b1121a1221bd1b.jpg (961601)

1989年、東京大学在学中からアマチュアバンド「ロリポップ・ソニック」で活動。プロデビュー後すぐに「フリッパーズ・ギター」と改名し活動し1991年に解散、1993年からソロ活動をされています。

「featuring」するとはどういう意味?

基本的に「feat.」とは「featuring」(フィーチャリング)の略。featureの元々の意味は特色や特徴で、これが「◎◎のギターをフィーチャーした楽曲」など、楽曲の特徴を表す場合に使われてきた。アーティスト名に「◎◎feat.△△」とある場合は、メインのアーティストは◎◎で、△△が参加することで楽曲に特徴を出している、という意味となる。「ロックの言葉で言うと“セッション”の意味に近いですね」
また、“コラボレーション”や“with”などfeat.に似た言葉もあるが、「楽曲に対する責任の比重が違う」。コラボレーションだと“共作”の意味合いが強まるが、feat.は役割がしっかり分けられていて、主旋律のメロディーをメインのアーティストが、ラップを歌うのがフィーチャリングアーティストなど、分担がはっきりとしている。

1994年3月9日「今夜はブギーバック」(小沢健二 feat. スチャダラパー)リリース

レコード会社の枠を超えたコラボレーション楽曲として、小沢健二がメインの"nice vocal"バージョンと、スチャダラパーがメインの"smooth rap"バージョンが2枚同時でリリースされ話題を呼んだ。このことから、コラボレーション作品のさきがけとして著名な作品となっている。
小沢健二がメインの"nice vocal"バージョン

今夜はブギーバック(Nice Vocal) 小沢健二 feat スチャダラパー - YouTube

「今夜はブギーバック」スチャダラパー(feat.小沢健二)

スチャダラパーがメインの"smooth rap"バージョン

スチャダラパー(feat.小沢健二) - 今夜はブギーバック(LIVE) - YouTube

「今夜はブギーバック」以降さまざまな”feat”楽曲がリリースされます

1999年にDragonAshの降谷健志が参加したSugarsoul feat. Kenjiの「Garden」などに見られる。そんなfeat.が日本で市民権を得たのは、2007年9月、HIP HOP系アーティストのSoulja(ソルジャ)が遠距離恋愛の切ない気持ちを歌った「ここにいるよ feat. 青山テルマ」をリリースした時期だろう。この曲が着うたでスマッシュヒットを記録。翌08年1月には青山テルマが「そばにいるね feat. Soulja」をリリース。“日本で最も売れた着うたフル楽曲”としてギネスに認定され話題を集めた。

 2008年8月には前述のSpontaniaが女性ソロシンガーのJUJU(ジュジュ)をフィーチャリングアーティストとして起用。Spontania feat.JUJU名義で男性目線の歌詞で描かれたラブソング「君のすべてに」をリリースした。その約3カ月後には、逆にJUJUがSpontaniaをフィーチャリング。女性目線のラブソング「素直になれたら」(JUJU feat.Spontania)をリリースした。

 

1999年「Garden」Sugarsoul feat. Kenji

Garden / Sugar Soul feat.Kenji / ROCK IN JAPAN 2000 - YouTube

Soulja「ここにいるよ feat. 青山テルマ」

SoulJa / ここにいるよ feat. 青山テルマ - YouTube

青山テルマ「そばにいるね feat. Soulja」

52 件

思い出を語ろう

     
  • 記事コメント
  • Facebookでコメント
  • コメントはまだありません

    コメントを書く
    ※投稿の受け付けから公開までお時間を頂く場合があります。

あなたにおすすめ

関連する記事こんな記事も人気です♪

渋谷系音楽の代表格!小沢健二さんのヒット曲まとめ

渋谷系音楽の代表格!小沢健二さんのヒット曲まとめ

90年代にヒットした「渋谷系ミュージック」。中でも代表格といわれる小沢健二さん。小沢健二さんのヒット曲をまとめてみました。
saiko | 274 view
実は半端ないセレブ家系だった!世界中に広がるオザケンの家系をまとめてみました!

実は半端ないセレブ家系だった!世界中に広がるオザケンの家系をまとめてみました!

1990年代に渋谷系の王子様として一世を風靡した小沢健二。ベビーフェイスのルックス、「オザケン」の愛称で人気がありましたね。東大文Ⅲ卒というのは有名ですが、オザケンだけじゃなく家系もすごかった!ミドルエッジ世代懐かしのオザケンのセレブっぷりまとめてみました!
オザケンこと小沢健二が1998年以来のニューシングル「流動体について」を発売!24日にはMステ出演!!

オザケンこと小沢健二が1998年以来のニューシングル「流動体について」を発売!24日にはMステ出演!!

90年代にオザケンとして親しまれた小沢健二が、シングル「流動体について」を発売。1998年1月に発売された「春にして君を想う」以来、19年ぶり。24日には「ミュージックステーション」に出演し「流動体について」と名曲「ぼくらが旅に出る理由」を披露する予定だ。
小沢健二の初期の名盤「犬は吠えるがキャラバンは進む」が2枚組CDとなって再発!待望のニューシングルも発表!!

小沢健二の初期の名盤「犬は吠えるがキャラバンは進む」が2枚組CDとなって再発!待望のニューシングルも発表!!

シンガーソングライターの小沢健二がこのたび、1993年発表のファーストアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」の再発盤をリリースすることが明らかとなりました。
隣人速報 | 484 view
クイック・ジャパンなどで注目を浴びた!元フリッパーズ・ギターの小山田圭吾が五輪開会式の音楽を担当することが明らかに!!

クイック・ジャパンなどで注目を浴びた!元フリッパーズ・ギターの小山田圭吾が五輪開会式の音楽を担当することが明らかに!!

フリッパーズ・ギターの元メンバーで、現在はソロユニット・Cornelius(コーネリアス)として活動する小山田圭吾(52)がこのたび、東京オリンピック・パラリンピックの開会式の音楽を担当することが明らかとなりました。
隣人速報 | 1,004 view

この記事のキーワード

カテゴリ一覧・年代別に探す

あの頃ナウ あなたの「あの頃」を簡単検索!!「生まれた年」「検索したい年齢」を選択するだけ!
リクエスト