280馬力伝説!1990年前後のハイパワーな日本車たち
2017年4月11日 更新

280馬力伝説!1990年前後のハイパワーな日本車たち

これまで、国産スポーツカーがとても元気な年代が何度かありました。2015年も、マツダ・ロードスターが4代目とモデルチェンジを果たし、ホンダからはS660が発売されました。そして、新型NSXの登場も待たれます。

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1990年前後に誕生したモデルたちは、今なお、現役として街中で見掛けることもしばしばです。

今回は、1990年を起点に前後3年(1987年〜1990年〜1993年)に登場したクルマをメインにご紹介いたします。

トヨタ スープラ(A70)

ドラマ「東京ラブストーリー」にも登場していました。

ドラマ「東京ラブストーリー」にも登場していました。

劇中では左ハンドルのスープラが登場していましたね。
トヨタのスポーツGT(グランドツーリングカー)、スープラ。ロングノーズ&ショートデッキのアメリカンスポーツスタイルは、5ナンバーサイズの標準ボディーと3ナンバーサイズのワイドボディーの2タイプ、ルーフは通常のノーマルクーペと、エアロトップと呼ばれる脱着式ルーフも選べる。搭載エンジンは、ストレート6(シックス)直列6気筒のみ。2.5L DOHCツインターボ(280馬力)、2L DOHCツインターボ(210馬力)、2L DOHC(150馬力)の3ユニット。それぞれ4速ATと5速マニュアルの選択が可能。グレードは大別すると、2.5Lが「2.5GTツインターボリミテッド」と「2.5GTツインターボR」、「2.5GTツインターボ」。2L搭載車は、「2.0GTツインターボ」と「2.0GT」の全5グレード。ツインターボRは、レカロシート、ビルシュタインショックアブソーバー、トルセンLSD、モモステアリング&シフトノブ、専用ホイールなどを標準装備する。今回リアスポイラーを全車標準装備、フロントエンブレムが七宝焼きから、トヨタマークに変更されている。

トヨタ スープラ(A80)

初の6速MTを搭載。

初の6速MTを搭載。

大型のリアスポイラーも、発売前から話題になりました。
新しいスポーツカー像を提案するTHE SPORTS OF TOYOTA、パフォーマンスの実現をするトヨタスープラ。1810mmワイド&1275mmローフォルムの2+2シーターボディ。パワートレインは、ストレート6(シックス)直列6気筒3Lのみ。自然吸気のDOHC(2JZ-GE:225馬力/29.0kgm)と同ツーウェイツインターボ(2JZ-GTE:280馬力/44.0kgm)の2ユニット。それぞれ4速AT、もしくはツインターボは6速(ゲトラーグ社製)、自然吸気は5速マニュアルの選択が可能。装備充実の「GZ」とスポーティな「RZ」、それに自然吸気「SZ」の全3グレード設定とする。前後異サイズのタイヤに、RZはビルシュタイン社製ショックアブソーバーを採用する。

トヨタ マークII/チェイサー/クレスタ ツアラーV(JZX90)

ツアラーVの5MT車は、稀少車として中古車市場でも人気...

ツアラーVの5MT車は、稀少車として中古車市場でも人気となりました。

ツインターボのツアラーVと、ノンターボのツアラーSもありましたね。
モデル型90系となるマークII、チェイサー、クレスタの3兄弟。マークIIは先進的な美しさを目指したスポーティハードトップ、全車ワイドボディを採用する3ナンバーサイズ。エンジンバリエーションは、直列6気筒ガソリンが4種。2L(135馬力)、2.5L DOHC(180馬力)、2.5L DOHCツインターボ(280馬力)、3L DOHC(220馬力)。直列4気筒ガソリンが1.8L(120馬力)、ディーゼルは2.4Lターボ(97馬力)の全6ユニット。後輪を駆動する。スポーティシリーズとしてツアラーを新設定、ツインターボの「ツアラーV」とノンターボの「ツアラーS」をラインアップする。レギュラーシリーズは、最上級の「グランデG(GRANDE G)」から、「グランデ」、「グロワール(GROIRE)」、「GL」をそれぞれラインアップする。今回設定された「2.0グランデエクセレントカラーパッケージ」は、ハードトップの2.0「グランデ」をベースに特別色のウォームグレーパールマイカと、本革巻きステアリングホイール、ワイヤレスリモコンキーなどを採用した特別仕様車。また、「2.4グロワール エクセレントカラーパッケージ」はハードトップの2.4Lディーゼル「グロワール」をベースに特別色のダークグリーンM.I.Oを設定し、木目調パネルなどを追加採用した特別仕様車である。

トヨタ アリスト(JZS14#)

先ごろ引退を発表した、ジョルジェット・ジウジアーロのデ...

先ごろ引退を発表した、ジョルジェット・ジウジアーロのデザインとしても話題となりました。

その独特のデザインから、好みの分かれる1台でした。
トヨタ高級セダン「クラウンマジェスタ」と基本シャーシをともにする、スポーティアッパークラスセダンのトヨタアリスト(ARISTO)。エクステリアデザインは、「G・ジウジアーロ」主宰のイタルデザインによるもので、空気抵抗値(Cd値)は、0.30を達成する。搭載エンジンは直列6気筒DOHC 3Lの自然吸気(2JZ-GE)と、ツインターボ付(2JZ-GTE)の2種類。それぞれ最高出力230馬力を発生する「3.0Q」、280馬力の「3.0V」とする。ミッションは4速オートマチックのみの設定となる

トヨタ ソアラ(Z30)

2代目までのデザインから大きく変貌を遂げたデザインは賛...

2代目までのデザインから大きく変貌を遂げたデザインは賛否両論でした。

その反面、アメリカ市場では人気を博したようです。
新世代スーパーグランツーリスモとして誕生した、2代目トヨタソアラ(SOARER)。「ロマンと先進性の追及」を基本コンセプトに、サイズ、車格、パワーユニットなど全てにおいてランクアップされたモデルとなった。エクステリアは、フロントマスク内にロービームから独立させた丸型ハイビームを特長とした2ドアクーペボディ。エンジンは、4L V8(1UZ-FE)、2.5Lツインターボ(1JZ-GTE)の2ユニットを搭載する。4速ATか、2.5Lは5速マニュアルも選べる。足廻りに、減衰力を自動制御する「4.0GTリミテッド」は電子制御エアサスペンションや、「2.5GTツインターボL」はピエゾTEMSを採用する。4輪ABSやTRC(トラクションコントロール)など標準、もしくはオプションで設定する。基本ラインアップは、「4.0GTリミテッド」/「4.0GT」、「2.5GTツインターボL」/「2.5GTツインターボ」の4タイプ。4.0GTリミテッドには、新開発GPSナビ搭載車と、世界初の全くコイルバネのないハイドロニューマチック式「アクティブコントロールサスペンション」装着車を用意する。そのサスペンションには、走行状況により車体の振動やロールなどの姿勢変化を抑える、F1などのレーシングカー技術を応用した高次元なもの。アクティブ4WSも備え、車速センサーや舵角センサーに加えて、ヨーレートセンサーを採用した世界初の後輪自動操舵システムとなる。

日産 インフィニティQ45

グリルレスマスクが印象的な、トヨタ セルシオのライバル...

グリルレスマスクが印象的な、トヨタ セルシオのライバルと目された1台でした。

後期モデルではグリル付きとなりました。
インフィニティブランドは、当初より世界最大の自動車マーケットである北米をターゲットにした高級ブランドとして企画され、 89年よりQ45が日本デビュー。コンセプトは「ジャパンオリジナル」。グリルレスマスク+七宝焼き製エンブレムが特徴的なエクステリアに、VH45DE型 V8DOHC 32バルブエンジン。280馬力/40.8kgmの強大なパワーを発生し、GT-Rの4輪マルチリンクサス+アテーサE-TS+スーパーHICAS、4輪マルチリンク+油圧アクティブサスを組み合わせる。フルレンジE-AT(4速オートマチックトランスミッション)は、シフトゲートがニッサン独自のゲート式。運転席SRSエアバッグとABSを全車に標準装備する。

日産 フェアレディZ(Z32)

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  • I.O 2019/12/11 22:48

    平成になって間もなく、国際車初の280馬力車が登場し、その第1号がBNR32型スカイラインGT−Rでした。同型GT−Rは、2.6リッターDOHC24バルブツインターボ(RB26DETT型)を搭載し当時車雑誌関連だけじゃなく、メディアでも話題となりました。その後Z32型フェアレディZをはじめ、翌年にはトヨタが280馬力車登場第1号が、2.5リッターDOHCツインターボを積んだスープラ(JZA70型)で、ほぼ同時期に登場したGTO(Z16系)も3リッターDOHCツインターボを搭載し、280馬力車が続々と登場する事となります。

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