280馬力伝説!1990年前後のハイパワーな日本車たち
2017年4月11日 更新

280馬力伝説!1990年前後のハイパワーな日本車たち

これまで、国産スポーツカーがとても元気な年代が何度かありました。2015年も、マツダ・ロードスターが4代目とモデルチェンジを果たし、ホンダからはS660が発売されました。そして、新型NSXの登場も待たれます。

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この美しいスタイリングに憧れを持った方も多いはず。

この美しいスタイリングに憧れを持った方も多いはず。

「スポーツカーに、乗ろうと思う。」このコピーにしびれた方も多いはず。
1969年10月の初代モデルから数えて4代目となる「Z32」型フェアレディZ。全幅×全高が約1800×1250mmの超ワイド&ローの特徴的なデザインを採用するボディは、2シーターと2by2の2タイプを設定。頭上左右にある取り外し可能なガラス製Tバールーフを装備する。搭載エンジンは3L V型6気筒DOHC、230馬力を発生するノンターボと国内初最強280馬力のツインターボの2ユニット。前後マルチリンクサスペンションで後輪を駆動する。

日産 スカイラインGT-R(BNR32)

いまでも、元気な姿を街中で見掛けることができます。

いまでも、元気な姿を街中で見掛けることができます。

GT-Rといえば「サンニイ」という方も少なくないはず。
8代目R32スカイラインは、ダウンサイズしたショートボディのFR駆動5ナンバー。2ドアスポーツクーペと4ドアハードトップスポーツセダンの2タイプ。サスペンションは4輪マルチリンクが奢られる。レギュラーモデルのエンジンは、直列4気筒1.8L(CA18S)と、GTシリーズとなる直列6気筒2L(RB20)は、SOHC(125PS)、DOHC24バルブ(155PS)、DOHC24バルブターボ(215PS)。各グレードで、5速マニュアルと4速ATが選べる。グレードは上から、ターボ搭載「GTS-tタイプM」/「GTS-t」、4WDモデルの「GTS-4」、DOHC搭載「GTSタイプS」/「GTS」、セダンのみにSOHC搭載「GTE」。それに16年ぶりに復活を遂げた「GT-R」は、最新鋭の超弩級スーパースポーツ、そしてグループAツーリングカーレース向けのレーシングベースモデルとなる。直列6気筒DOHC24バルブ・ツインターボ(RB26DETT型)ユニットに、電子制御トルクスプリット式4WDシステムを組み合わせ、5速マニュアルのみの設定となる。

ホンダ NSX(NA1)

まもなく日本でも新型が登場します。

まもなく日本でも新型が登場します。

タイプRの歴史もNSXからはじまりましたね。
大幅な軽量化を軸に、ホンダの最先端技術を結集し、動力性能と運転のしやすさを高い次元で両立させた、新世代のミッドシップスポーツカーNSX。量産車として世界初のオールアルミモノコックボディをはじめとして、エンジン、シャシー、足廻り、シートの構造部材に至るまでアルミ合金を多用し、大幅な軽量化を実現している。搭載エンジンは3L V型6気筒DOHC VTEC。5速マニュアルと4速オートマチックが用意され、MT:280馬力/AT:260馬力と30.0kgmを発生。ABSやトランクションコントロール、エアバッグシステムなど数々の安全装備も採用している。生産にあたっては、高性能・高品質のシビアな条件を充たすため、新たに少量生産の専用工場を栃木に建設。クラフトマンシップをフルに生かす生産システムで、1日25台の規模で生み出される。

マツダ アンフィニRX-7(FD3S)

デビュー当初は255馬力でした。

デビュー当初は255馬力でした。

280馬力に到達したのはモデル末期でしたが、デビューは1991年でした。
3代目のモデルとなる「アンフィニRX-7」は、ロータリーエンジンの特徴を最大限に活かしながら開発した本格スポーツカーである。2代目サバンナRX-7から一新し、全幅1760mmのワイド&ローボディ、255馬力を発生する13B型2ローター・ロータリーエンジン+シーケンシャルツインターボシステムを採用。サスペンションは、前後ダブルウィッシュボーン形式とし、同時に全てのアーム及びリンク類をアルミ化してバネ下重量を大幅に低減した。伝統のフロントミッドシップを基本とする前後重量配分50:50、アルミボンネットをはじめ徹底した軽量化でパワーウェイトレシオを最大で4.90kg/psを達成する。グレードは、「タイプX」、「タイプR」、「タイプS」。最もスポーティなタイプRは5速マニュアルのみ、その他は4速ATも選べる。

ユーノス コスモ

3ローターエンジンの、パワーよりも燃費が話題となりました。

3ローターエンジンの、パワーよりも燃費が話題となりました。

内装の豪華な仕立ても印象的でした。
ユーノスコスモ(EUNOS COSMO)は、ロングノーズ&ショートデッキスタイルの上級ラグジュアリークーペ。エンジンは、280psの3ローターRE(20B:654×3)と、230psの2ローターRE(13B:654×2)、いずれもシーケンシャルツインターボ装着ユニット。ミッションは4速ATのみ。グレードは、20Bには最上級ラグジュアリー「タイプE CCS」とBBS社製軽量ホイール装着「タイプSX」を、13Bには上級「タイプS CCS」と「タイプSX」を設定し、計4タイプ。タイプSXは特別仕様車から両ユニットにグレード化され、タイプEと新たにタイプSにも装着となるCCS(カーコミュニケーションシステム)は、ナビ機能とタッチスイッチによるオーディオやエアコンの操作機能を併せ持つ。今回、ツートーンカラーから単色に変更、新色を設定した。

三菱 GTO

赤いGTOをクルマをよく知らないひとが見ると、フェラー...

赤いGTOをクルマをよく知らないひとが見ると、フェラーリと間違えてしまうことがあったそうです。

GTOの純正色である「フィジーブルー」という名の、鮮やかなブルーメタリックにオールペンするクルマもありました。
「走る・曲がる・止まる」をより高めるために4輪すべてを制御する「オール・ホイール・コントロール理念」という考え方を基本としたスポーツカー、三菱GTO。フルタイム4WDのほか、高度な4輪制御システムを、サスペンション、ブレーキ、ステアリングに採用。1840mmのワイドボディ&ワイドトレッドを持つアメリカンデザインに、 V型6気筒DOHCの3Lを搭載、24バルブは225馬力、インタークーラーツインターボは280馬力を発揮する。クラッシャブル構造のボディや、SRSエアバッグシステム、サイドドアビームなど安全装備を持つ。
いかがでしたでしょうか?

未だに路上で見掛けるモデルも少なくありません。

どのクルマも、日本の自動車史にその名を刻んだと言えるのではないでしょうか?

ダウンサイジングエンジンが普及しつつある昨今、パワーにモノを言わせる次代ではもはやないのかもしれません。

しかし、心の何処かに、この種のクルマの登場を待ち望むユーザーがいることを、自動車メーカーの方にも知っていただけたら…と思います。
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  • I.O 2019/12/11 22:48

    平成になって間もなく、国際車初の280馬力車が登場し、その第1号がBNR32型スカイラインGT−Rでした。同型GT−Rは、2.6リッターDOHC24バルブツインターボ(RB26DETT型)を搭載し当時車雑誌関連だけじゃなく、メディアでも話題となりました。その後Z32型フェアレディZをはじめ、翌年にはトヨタが280馬力車登場第1号が、2.5リッターDOHCツインターボを積んだスープラ(JZA70型)で、ほぼ同時期に登場したGTO(Z16系)も3リッターDOHCツインターボを搭載し、280馬力車が続々と登場する事となります。

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