日本人の生活習慣にはなかった「朝、髪を洗う」という習慣が広まりだしたのは、30年ほど前の、あるCMがきっかけでした。
【懐かCM】 資生堂 モーニングフレッシュ 斉藤由貴 #2 (1986) - YouTube
via youtu.be
朝にシャワーを浴びて髪を洗うという行動は、当時の日本人の生活習慣にはなかった。
その新しさが受け入れられ、
「朝シャン」は1987年の「新語・流行語大賞」の新語部門・表現賞に選ばれました。
「朝シャン」は1987年の「新語・流行語大賞」の新語部門・表現賞に選ばれました。
消えていってしまうのがブームなのですが・・・・、
朝シャンはその後、若者を中心に、男性にも受け入れられます。
朝シャンがブームになる数年前、流行を先取りするような洗面台が生まれていた!
「洗髪洗面化粧台」も大ヒット!
1985年(昭和60)年に住宅設備メーカーから、洗面台でも洗髪ができるように洗面ボウルを大きく、シャワーを備えた「洗髪洗面化粧台」が発売されていたのです。
以前からあった「洗面台で洗髪したい」というニーズが、朝シャン用のシャンプーの登場で一気に広がり、シャンプーとともに洗髪洗面化粧台もヒット商品になった。
洗髪できる洗面台は、今では一般的な洗面台となっています。
以前からあった「洗面台で洗髪したい」というニーズが、朝シャン用のシャンプーの登場で一気に広がり、シャンプーとともに洗髪洗面化粧台もヒット商品になった。
洗髪できる洗面台は、今では一般的な洗面台となっています。
朝シャンは、単なるブームに終わらず、ごく自然なこととして定着していきました。
ところで・・・「朝シャン」というのは頭皮・髪にとっていいものなのか?
当時のほとんどのシャンプー剤が非常に強い洗浄力・脱脂力の石油系合成物質でつくられていた訳ですが、
それを毎朝シャンプーに使っていたのですから、薄毛が進行しても不思議な事ではありません。
そして今考えるととても痛々しく感じる話があります。実はあまり知られていないようですが、
「朝シャン」が流行った当時、ウィッグ(増毛)の注文が激増するくらいに女性の薄毛が増えた という話がありました。
スカルプケアなど意識する人も少なかった為に起きてしまった事だと今なら理解できるのですが・・・
朝シャンでハゲるのは本当?その理由をたびたび聞かれるという話 - 育毛・薄毛の自然派ヘアケア ~理容師の知恵袋~
朝シャンをすると抜け毛が多くなる、ハゲるとよく言われますが必ずしもそういう訳ではありません。そのことを「朝シャン派」のお客様に質問される訳ですが、その答えは「出来ればしない方が良い」です。たしかに朝シャンは頭皮に良くないという理由はちゃんとあります。ですがその理由をしっかり理解して対策をしておけば、抜け毛や薄毛になることを防げます。...
★この記事を理解してしっかりケアできていれば、「朝シャン」しても大丈夫なのでは・・・
男性が急激にオシャレに目覚めた時代でもある
日本全体でオシャレに気を使う人が増えてきた時代だった。
男性雑誌に影響された男性達が・・・
「ポパイ」「ホットドッグプレス」などの雑誌の影響で、男性が急激にオシャレに目覚めていった。
アメリカの現代的生活様式を日本に紹介し、初期には若者風俗をリードするなど社会に大きな影響を与えた。
アメリカの現代的生活様式を日本に紹介し、初期には若者風俗をリードするなど社会に大きな影響を与えた。
日本の社会における若者世代、ナンバーワン情報伝達源としての雑誌業界で、国内最高の雑誌編集ジャーナリストを集め、あの木滑良久氏が知恵を絞って今までにない形の雑誌を世に送り出したのが雑誌ポパイなのだ。この創刊が日本の若者たちの思考・行動パターンを大転換させてしまった。その結果一番近くであおりを食らったのがヴァン ヂャケットだった
当時の百貨店・若者向けコーナーは急速に客入りが落ち、街中の直輸入品小売店舗がもてはやされ始めたのは、この雑誌ポパイの影響によるものだろうと分析する。原宿を中心にBEAMS、SHIPS、御茶ノ水のガラクタ貿易、ハリウッドランチマーケット、路面店展開を始めようとしていたラルフ ローレンPOLO等が急速に話題になり始めていた頃だ。
人とは違う自分独自の主張・若者達の気質・価値観の変化が購買行動をも変えた。
CMのキャッチフレーズから一気に広がったと言われています。
「いま、新しい。朝のシャンプーが、新しい」