X68000のBASIC言語
X68kのBASICは普通のBASICではありませんでした。構造化を強く意識し、拡張性を重視した構造だったのです。
BASICの文法は、BASICというよりはむしろC言語に近いものです。先頭に行番号がつき、インタープリタではありますが、
変数使用前に宣言が必要(しなくてもよい)
変数の宣言時の初期化が可能(配列も初期化可能)
ローカル変数をもった関数呼び出しが可能
複数行にわたる IF〜ELSE〜構文や、SWITCH〜CASE〜BREAK構文が使用可能
BNFにしたがった文法
など、C言語を強く意識した構造をもっています。
ディスクマガジンも販売されていました
誰も使ってなかった『SX-Window』
SX-WINDOWは標準DOSのHuman68kと協調して動作している。したがって、Human68kからみればSX-WINDOWは一プロセスに過ぎない。SX-WINDOWは自プロセス内で各タスクを扱っている。X68000シリーズはリニアアドレッシングなので素直な構成で作られている。SX-WINDOWは当時のWindowsやMacintoshと同様、イベントドリブンによるマルチタスクである。
外見は当時はNeXTのGUIに例えられていた。WindowsやMac OSも後のバージョンではマウスの右ボタンを活用しているが、対象物に対して右ボタンクリックでコンテキストメニューを出すシステムはSX-WINDOWの方が先であった(なお同時期にOS/2やAcorn Archimedesが同種のインターフェースを採用している)。
引用:wikipedia
「無いものは自分たちで創る」の精神
国内では全くパソコンに採用されなかった68000系列のパソコンであるが故の宿命から、オフィススイート等の実用ソフトを初めとしてパッケージソフトウェアに恵まれず、かつ圧倒的なPC-9801のシェアに押されていたことが、逆に独自の豊かなフリーウェア文化が花開く土壌を形成し、ユーザー有志の手により様々なソフトウェアが作られ、パソコン通信や書籍などを通じて配布された。市場占有率から勘案されるユーザーの絶対数に比して、その数と充実ぶりには目を見張るものがあり、日本のパソコン文化とは異なるヨーロッパのパソコン文化を思わせる流儀と実績を残した。
GNU C Compiler
引用:wikipedia
MXDRV
引用:wikipedia
Z-MUSIC
X68000の内蔵音源であるFM音源8声とADPCM1声(MPCM.X ©Wachomanを使用すれば16声まで)、MIDIボードが接続されていればMIDI楽器も同時にコントロールすることが出来る。
一般の音楽制御ドライバーでは1台のMIDI楽器をコンピューターの外部音源という位置付けで扱っていたが、Z-MUSICではX68000をホストに複数のMIDI楽器をコントロールすることができるように設計されている。
Z-MUSICは、ゲームに組み込んで使うことも考慮して設計されており、一部の市販ゲームや同人ゲームで実際に採用された。また、第三者によって、他ドライバーからのデータ変換、ビジュアルプレイヤーやミュージックセレクター、データ制作や開発支援、ADPCMユーティリティーなど様々なツールが作られた。
なお、Z-MUSICのZは、作者の名前である西川善司 (Nishikawa Zenji) から採ったものである。
引用:wikipedia
PCM8.x
仕組は簡単ですが、だれもこれがソフトウェアで出来るとは思っていませんでした。ADPCMとPCMの変換作業は、非常に複雑な数式からなっており、常識で考えてリアルタイムで行うことは不可能だったのです。
しかし、PCM8の作者の江藤 啓氏は、この変換式のほとんどを膨大なテーブル(64K超 )に置き変えることで実現してしまったのです。
引用:http://www.wizforest.com/OldGood/X68k/X68k2.html
PICファイル
PIC形式は、可逆圧縮で色数は8色からフルカラーまでに対応していたが、実際にはサイズは、512x512以下、色数は15bitのX68000の仕様に合わせた画像が9割以上を占めており、画像ローダ、セーバもその仕様に合わせた物がほとんどだった。それ以上のサイズの画像を表示させる場合は、上下に画像ファイルを分割した2画面PICと呼ばれるものが主に利用されていた(中には上下左右に分割した4画面PICなども存在した)。
横512x縦512、15bitモードでのX68000の画像は、1:1ではなく15:9もしくは3:2のアスペクト比で表示されていたため他機種との画像の交換には様々な問題がつきまとった。
アルゴリズムは、ランレングス法を二次元に拡張したものとWyle符号化の組み合わせであり、いわゆるアニメ絵と言われるものに対しては驚異的な圧縮率を誇る反面、自然画の圧縮率はあまり良くないという特性を持つ。また展開時は色境界線部分が先行して表示されるため、その様子が「稲妻走る」と称されていた。
引用:wikipedia
mint(Madoka INTerpreter)
X680x0にも数え切れないくらいの数のファイラーがありますが、その中でもおすすめなのがMINTというファイラーです。最初の設定で覚えることは非常に多いのですが、慣れてしまえば自分の思い通りの操作ができるように設定できます。
引用:http://www.mmyh.jp/wp/x68kindex/mint-setup
内容はプログラムやX68000の内蔵FM音源などによる音楽(当時の流行曲など、他の作曲家による耳コピー曲には、JASRACシールがフロッピーに張られていた)、レポート、CGや著作権切れした文学のテキスト化(PDD=パブリックドメインデータと呼ばれた)などが収録されていた。これらは主に読者投稿によるものであり、Oh!Xのライターなども数多く寄稿していた。独自開発されたブラウザを採用し、マウスやジョイスティックでテキストファイルなどを簡単に閲覧することを可能にしていた。採用作品には、謝礼として図書券などの金券が投稿者に送られ、記事によっては原稿料が支払われる事もあったという。当初はフロッピー1枚の供給形式であったが、やがて内容強化によりフロッピー2枚組となり、Vol.140から媒体がCD-ROMに変わったが、この形態は僅か8号分で終了となる。先述の事業撤退も関係しているが、X68000用のCD-ROMデバイスドライバのサポート体制がメーカー主導ではなく、サードパーティー製やフリーウェアによるものであることも影響している。
キャッチコピーは、「電源ONですぐ起動、マウスひとつでらくらく操作」
引用:wikipedia