MSX愛に溢れていたゲームメーカー「コナミ」のMSX向け最終作品でした
当時のMSX2ユーザーなら誰もが「メタルギア2 ソリッドスネーク」のクオリティーに拍手喝采を贈ったことでしょう。そのくらい本作は素晴らしいゲームでした。
本作の出来が、やがて「ソリッドスネーク」シリーズへと受け継がれていったのです。
本作の出来が、やがて「ソリッドスネーク」シリーズへと受け継がれていったのです。
MSXユーザーはコナミが大好きだった!MSX向けに多くの名作ゲームを供給してくれたコナミについて。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
MSXユーザーなら誰しも「パソコン」と「ファミコン」の中間ゲームマシンとしての悲哀に直面したことがあるでしょう。機能面で劣り、ユーザー数で劣り、それでもいろんなゲームで遊びたくて。いざ買ってみると表現力の貧弱さにがっかりしたり。そんなMSXユーザーにとって「コナミ」は心強い味方、MSX向けに次々と意欲作を投じたコナミを、MSXユーザーなら忘れることはありません。そんなコナミのMSX向け発表作品を、今一度振り返ってみましょう。
メタルギア2 ソリッドスネーク
極めてクールなオープニング、何度でも観てしまいました。
BGMは当時コナミがMSXゲームに適用していたカスタム音源チップSCCによるもの。
当時高価なパソコン、ゲームマシンに搭載されていたFM音源にも負けていません。
BGMは当時コナミがMSXゲームに適用していたカスタム音源チップSCCによるもの。
当時高価なパソコン、ゲームマシンに搭載されていたFM音源にも負けていません。
メタルギア2ソリッドスネークOP(復刻版) - YouTube
タイトルロゴが表示される際の効果音にシビレマス。
via www.youtube.com
コナミがMSX向けに開発したSCC音源はFM音源にも負けない!PSG音源に甘んじていたMSXユーザーに希望を与えてくれました。 - Middle Edge(ミドルエッジ)
MSXに力を注ぎ、専用のゲーム音源「SCC音源」を開発してくれたのがコナミ。当時のMSXユーザーはファミコンをはじめとするゲーム専用機とPC-88などの本格派パソコンの狭間で不遇の思いをすることが多く、他のパソコンゲームからの移植版ゲームで、オリジナルとのクオリティの差に溜息をつくことがよくありました。MSXユーザーはコナミの尽力をいつまでも忘れません。
コナミによるMSXオリジナルラストゲームは圧巻の意欲作でした
キャッチコピーは「潜入と破壊の美学」
通信時のドット絵ながらリアルなキャラクターの表情や、緊迫感溢れるサウンド、画面切り替え時の演出すらドラマティックな本作は、当時のゲームソフトで最高レベルの世界観を表現していたと思われます。
後にPlayStation版『メタルギアソリッド』に繋がるアイデアが多数盛り込まれました
前作では“前しか見ていない”敵兵士であったが今作では敵兵の視界が広がり、トラップ(罠)として足音が鳴る床などの仕掛けや、システム面でもトラックの下などに隠れられる匍匐操作、敵兵に発見された状態である“危険”から“回避”のモード移行など、後の続編であるPlayStation版『メタルギアソリッド』に繋がるアイデアが数多く採用されました。
総合的な完成度ではコナミのMSXゲームの最後を飾るにふさわしい最高傑作。
メタルギアシリーズは本作で一度終止符を打ち、後の1998年に続編『メタルギアソリッド』が発売されました。
説明書にはMSX2版『メタルギア』についても触れており、また銃が使えず格闘戦になるサイボーグ忍者との戦いで「思い出さないか?」と、本作をプレイしたユーザーにしか思い出しようがないセリフが出てくるほか、様々な細かいところにMSX2版の要素が仕込まれており、これまでの2作と密接なストーリー関係を持ったメタルギアソリッドシリーズとして生まれ変わり、現在に至るまで連綿と作品がリリースされ続けています。
総合的な完成度ではコナミのMSXゲームの最後を飾るにふさわしい最高傑作。
メタルギアシリーズは本作で一度終止符を打ち、後の1998年に続編『メタルギアソリッド』が発売されました。
説明書にはMSX2版『メタルギア』についても触れており、また銃が使えず格闘戦になるサイボーグ忍者との戦いで「思い出さないか?」と、本作をプレイしたユーザーにしか思い出しようがないセリフが出てくるほか、様々な細かいところにMSX2版の要素が仕込まれており、これまでの2作と密接なストーリー関係を持ったメタルギアソリッドシリーズとして生まれ変わり、現在に至るまで連綿と作品がリリースされ続けています。
via www.konami.jp
【SD画質】観るMETAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN - YouTube
via www.youtube.com
「メタルギア2 ソリッドスネーク」ストーリー
via blogs.c.yimg.jp
1990年代後半、核の脅威の時代は終焉を告げた。米中ソ等の大国間を始め、各地の地域紛争も和解・緩和に向かい、世界は安定の世紀を迎えようとしていた。
そんな折、中東のソ連、中国、中近東に隣接するザンジバーランドに新たな軍事政権が樹立。ザンジバーランドは世界各地の廃棄用核兵器貯蔵庫を襲撃し、世界唯一の核武装を遂げた後、隣国への無差別侵攻を開始、世界に再び核の脅威が訪れようとしていた。
一方、30年は持つとされていた世界の石油だが、代替エネルギーが得られぬまま石油資源の枯渇が到来し、世界は深刻なエネルギー危機に直面していた。そんな中、チェコの生物学者キオ・マルフ(Kio Marv)博士により、高純度の石油を精製する微生物(微細藻類)「OILIX」が発明され、世界はOILIXを巡り再び緊張と混沌の状態へ移行した。
博士はアメリカの学会に出席する為に渡米するが、途中ザンジバーランドによって拉致される。ザンジバーランドは核とOILIXによる軍事優位の確保を試みたのである。わずか数ミクロンの微生物が世界を動かそうとしている。武装要塞ザンジバーランドに単独潜入、キオ・マルフ博士を救出し、世界を核の脅威から守るため、再びソリッド・スネークに極秘任務が下る。
そんな折、中東のソ連、中国、中近東に隣接するザンジバーランドに新たな軍事政権が樹立。ザンジバーランドは世界各地の廃棄用核兵器貯蔵庫を襲撃し、世界唯一の核武装を遂げた後、隣国への無差別侵攻を開始、世界に再び核の脅威が訪れようとしていた。
一方、30年は持つとされていた世界の石油だが、代替エネルギーが得られぬまま石油資源の枯渇が到来し、世界は深刻なエネルギー危機に直面していた。そんな中、チェコの生物学者キオ・マルフ(Kio Marv)博士により、高純度の石油を精製する微生物(微細藻類)「OILIX」が発明され、世界はOILIXを巡り再び緊張と混沌の状態へ移行した。
博士はアメリカの学会に出席する為に渡米するが、途中ザンジバーランドによって拉致される。ザンジバーランドは核とOILIXによる軍事優位の確保を試みたのである。わずか数ミクロンの微生物が世界を動かそうとしている。武装要塞ザンジバーランドに単独潜入、キオ・マルフ博士を救出し、世界を核の脅威から守るため、再びソリッド・スネークに極秘任務が下る。
via s0.smlycdn.com
「メタルギア2 ソリッドスネーク」ゲームルール
ミッションは「極秘潜入」
初代メタルギア同様「極秘潜入」がミッション
主人公の任務は「極秘潜入」。敵兵に見つからないようにマップを探索し、マップ内にいくつか設けられたチェックポイントに到達することでシナリオを進めていきます。ただし、チェックポイントの一部には任務を妨害するボスキャラクターが配置されており、この場合はボスキャラクターを撃破することでシナリオが進行します。
主人公ソリッド・スネークには体力を示すLIFEゲージがあり、LIFEゲージは敵の攻撃や敵兵を含む一部の障害物との接触、子供を殺害、ガス室内や水中への長期滞在によって減少。
回復アイテムである「レーション」を装備していない状態でLIFEゲージをすべて失うか、落とし穴などの即死トラップにはまるとゲームオーバーに。
主人公ソリッド・スネークには体力を示すLIFEゲージがあり、LIFEゲージは敵の攻撃や敵兵を含む一部の障害物との接触、子供を殺害、ガス室内や水中への長期滞在によって減少。
回復アイテムである「レーション」を装備していない状態でLIFEゲージをすべて失うか、落とし穴などの即死トラップにはまるとゲームオーバーに。
コナミのカスタム音源チップSCCを搭載しています。