『暗黒神話』とは?
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『暗黒神話』(あんこくしんわ)は、諸星大二郎による日本の漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)1976年20号 - 25号に連載された。単行本は全1巻。
ヤマトタケル伝説を中軸に、古代日本の各神話や遺跡、仏教、果ては呪術やSF要素までを取り込み、ある少年が辿る数奇な運命を描く。
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今回の記事では、こちらのOVA版『暗黒神話』についての内容を主に振り返っていきます。記事の最後に関連商品についてもご紹介させていただきます。
OVA版『暗黒神話』の本編動画・ストーリー
第1巻『餓鬼の章』
母子家庭で育てられている平凡な中学生、13歳の主人公・山門武。その肩には蛇のかたちをした傷跡があり、古代縄文人の末裔で、じつは伝説にあるヤマトタケルの生まれ変わりの少年です。
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学校帰り、父親の友人だといって武に近づいてきた小泉。彼の話に耳を傾けると、父親は何者かに殺されたのだと言います。武自身、血だらけになって倒れている父親の姿が幼いころの記憶に僅かに残っていました…
第2巻『天の章』
父親の死ぬことになった経緯が気になった武。小泉に連れられ、父親が亡くなった場所を訪れます。目的地に着くと、古代の遺跡と思わしき洞窟があり、内部の探索を始めました。
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そこで武は自分が何者なのかを知ることになり、ヤマトタケルの生まれ変わり、地球や人類・生物の命運を握る存在として、神々をも巻き込む数奇な運命に歩むことになります。
古代縄文人の血を引く菊池一族。それぞれは偉大な先祖から伝わる遺産や大いなるチカラを継承しようと狙っており、お互い、けん制し合っていました。その末裔たちも、先祖の遺産を次々に開放する武に対し、そのチカラを独り占めさせまいと後を追うのでした…
古代縄文人の血を引く菊池一族。それぞれは偉大な先祖から伝わる遺産や大いなるチカラを継承しようと狙っており、お互い、けん制し合っていました。その末裔たちも、先祖の遺産を次々に開放する武に対し、そのチカラを独り占めさせまいと後を追うのでした…
OVA版『暗黒神話』の魅力とは?
運命に流されるがままの主人公
ヤマトタケルの生まれ変わりといいながらも、登場当時は幸の薄そうな主人公・山門武。運命に流されるがままという要素など、
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こちらのキャラクターの印象に近いです。
神話をモチーフにしている世界観も両者の作品に共通しているポイントといえますよね。おとなしそうな印象ですが、作品の中でも、特別なチカラを発揮するチート的な存在というのも、どちらのキャラクターに共通するところといえます。主人公が急成長を遂げるような物語、チートな強さを発揮する作品が好きなユーザーにはおすすめですよ。
神話をモチーフにしている世界観も両者の作品に共通しているポイントといえますよね。おとなしそうな印象ですが、作品の中でも、特別なチカラを発揮するチート的な存在というのも、どちらのキャラクターに共通するところといえます。主人公が急成長を遂げるような物語、チートな強さを発揮する作品が好きなユーザーにはおすすめですよ。
神話好きには堪らないスペクタクル
日本神話や邪馬台国を題材にしたストーリー展開は、その手の伝奇を好むマニアには堪らないものがあるでしょう。仏教やヒンドゥー教・呪術といった要素も組み込まれていて、短い本編の中に壮大な世界観が展開されています。
ネタバレになってしまうので詳細を記載するのは控えておきますが、神々や歴史上の人物との紐づけはパズルのようで、その設定が良くできているのも素晴らしいです。
原作コミックが連載されていたのは1976年で、OVA版が発売されたのが1990年のこと。近年では『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズを含め、こうした作風のコンテンツは珍しくもなくなりましたが、当時の時代背景からすると、その緻密さに驚かされ、後世の作品に多くの影響を与えたのではないでしょうか。
原作コミックが連載されていたのは1976年で、OVA版が発売されたのが1990年のこと。近年では『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズを含め、こうした作風のコンテンツは珍しくもなくなりましたが、当時の時代背景からすると、その緻密さに驚かされ、後世の作品に多くの影響を与えたのではないでしょうか。
出版:集英社
掲載:週刊少年ジャンプ
連載:1976年
巻数:全1巻
→全6話