夏の甲子園、歴代投球数ランキングBest10!
2019年8月8日 更新

夏の甲子園、歴代投球数ランキングBest10!

昨今、高校野球でのピッチャーの球数制限が話題です。未来ある若人のことを思えば、ひと夏の完全燃焼によるリスクとどちらを優先すべきか、真剣に考えるべき議論です。これまでに甲子園で投げぬいた投手についてまとめました。

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昨今、高校野球でのピッチャーの球数制限が話題です。未来ある若人のことを思えば、ひと夏の完全燃焼によるリスクとどちらを優先すべきか、真剣に考えるべき議論です。

ただ、一人でチームを背負って投げ抜くような姿に、私たちはどうしても感情移入してしまうのも事実ですね。

アツい夏を届けてくれた、これまで甲子園で投げ抜いた投手について。球数の多い投手ベスト10をまとめました。

第1位 斎藤佑樹(早実) 948球

斎藤佑樹 全投球 06夏甲子園 決勝再試合

第1位はハンカチ王子こと斎藤佑樹。
2006年、ハンカチ王子フィーバーを巻き起こし、駒大苫小牧の田中将大との死闘はいまだ語り草となっています。

この年早稲田実業は見事優勝するのですが、斎藤佑樹が投げ抜いた試合数は7試合。
甲子園では決勝まで6試合ですが、この年の決勝戦は延長15回でも決着がつかず引き分け再試合。翌日の再試合でも先発を志願しました。
再試合のラスト、田中将大を三振に打ち取って早稲田実業は夏の甲子園で初優勝を飾ることとなりました。

早稲田大学でも活躍、満を持してのプロ入り後は苦悩の日々を送っていますが納得いくまで戦い抜いてもらいたいものです。

第2位 吉田輝星(金足農業) 878球

2018夏甲子園 金足農業 吉田輝星3年 全62奪三振

第2位は記憶に新しい吉田輝星。
惜しくも準優勝でしたが、2018年の甲子園に金足旋風を巻き起こしました。

斎藤佑樹と同じ日本ハムに入団、これからの活躍に期待がかかります。

第3位 川口知哉(平安) 820球

[プロ 野球 ハイライト] 【プレイバック甲子園】 1998 平安 川口知哉投手

1997年、平安高校を準優勝に導いた川口知哉。
当時西のドクターKと呼ばれ、甲子園不出場ながら東のドクターKとして有名な選手だった井川慶、鳥取城北高校の能見篤史と並んで高校生左腕三羽ガラスと呼ばれました。

ドラフト一位でオリックスに入団も4年で引退、現在は女子プロ野球の京都フローラで監督として活躍中。

第4位 今井重太朗(三重) 814球

<2014 | 第96回 夏 決勝戦> 大阪桐蔭-三重

2014年、三重高校を準優勝に導いた今井重太朗。
卒業後は中部大学に進学し、大学野球でも活躍しました。

第5位 島袋洋奨(興南) 783球

白球の記憶 春夏連覇・興南 〜第92回大会〜

2010年、興南高校の春夏連覇の立役者。
卒業後は中央大学に進学し、後に福岡ソフトバンクホークスに入団。

第6位 大野倫(沖縄水産) 773球

【懐かしの甲子園】 沖縄水産 大野倫

1991年、沖縄水産高校を準優勝に導きました。この年の甲子園はよく憶えています。
県大会では医者の警告を受けながら痛み止めの注射を打って登板し、第73回高校野球選手権大会への出場を決めた。県大会の優勝後は喜びよりも安堵感の方が強かったという。本大会では2回戦の対明徳義塾戦ですでに本来の制球力がない状態だったが、有力な控え投手がいないため決勝まで6試合全てで完投し、3回戦以降は4連投となった。大会中も泊まりがけで佐賀県の整体師を訪ねるほど満身創痍だったが、「お前と心中するぞ」という栽弘義監督の信頼に応えるために投げ続けた。「沖縄県勢初の夏制覇」の期待がかかる中で登板した大阪桐蔭との決勝戦では萩原誠に本塁打を浴びるなど、13失点で敗れた。毎日、栽監督のマッサージを受け、6試合で36失点しながら773球を投げ抜いたが、この決勝戦が大野の最後のマウンドとなった。大会後、右ひじの疲労骨折と診断され、手術を受けたところ剥離骨折した親指の爪ほどの骨片が複数摘出された。
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