UKパンクの最重要バンドにして世界最高峰のビートバンド、ザ・ジャムの魅力はライブにあり!
2017年3月2日 更新

UKパンクの最重要バンドにして世界最高峰のビートバンド、ザ・ジャムの魅力はライブにあり!

パンク・バンドとしてデビューしながらも、幅広い音楽性を取り入れUKロックの歴史を塗り変えてしまったザ・ジャム。その最大の魅力はライブ!ザ・ジャムのデビューから解散までを音と映像でリアルに追体験できる「ファイヤー・アンド・スキル」と「アバウト・ザ・ヤング・アイデア+ライヴ・アット・ロックパラスト 1980」をご紹介します。

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The Jam

ザ・ジャム

ザ・ジャム

出身地:イングランド
ジャンル:パンク・ロック、ネオ・モッズ、パワー・ポップ、ポップ・パンク、ニュー・ウェイヴ
活動期間:1977年~1982年
セックス・ピストルズ、ザ・クラッシュと並び70年代後半にイギリス中を席巻したパンク・ムーブメントの最重要バンドにして世界最高のビートバンド、それがザ・ジャムです。

メンバーはボーカル・ギターのポール・ウェラーを中心に、ベースのブルース・フォクストン 、ドラムスのリック・バックラーの3人。
このたった3人で生み出すビートは非常にスタイリッシュなもので、当時はパンクバンドとしてくくられていたものの、音楽的には60年代のモッズバンドといった趣です。

活動期間は僅か5年と短いものの、解散後も本国イギリスに留まらず、日本においても影響力は大きく、現在でも多くのファンやミュージシャンからリスペクトされています。
ポール・ウェラー

ポール・ウェラー

出生名:John William Weller
生誕:1958年5月25日
出身地:イングランド サリー
担当楽器:ギター、ボーカル
活動期間:1977年~現在
出典 ro69.jp

The Jam - In The City

イン・ザ・シティ
1977年4月29日 にリリースされた、ザ・ジャムのデビュー曲。
ザ・ジャムの魅力は、何と言っても、殆どの楽曲を手掛けているフロントマンであるポール・ウェラーの存在抜きに語ることはできません。音楽的な才能は言うに及ばず、ビジュアル的にも美少年そのもので多くのファンを獲得しましたが、ファッション的にもロンズデールやフレッドペリーといったイギリスのスポーツ・ブランドが日本で浸透したのはポール・ウェラーの影響が大きかったと思います。現代のモッズ・ファッションのパイオニアですね。

それともうひとつ、ポール・ウェラーが使っていたギター、リッケンバッカー。当時はあまり目にする機会が少なかったギターメーカーですが、多くのギター小僧を虜にしたものです。
60年代にザ・ビートルズのジョン・レノンやジョージ・ハリスン、ザ・フーのピート・タウンゼントなどイギリスを代表するバンドが使用している楽器ということで、リッケンバッカーはイギリスのメーカーのような印象がありますが、これはアメリカのメーカーです。

今となっては、モッズ・バンドの定番となっているギター・メーカーですね。
ブルース・フォクストン&リック・バックラー

ブルース・フォクストン&リック・バックラー

ザ・ジャムの魅力は、ポール・ウェラーであると言ったものの、ブルース・フォクストンとリック・バックラーの存在なしにザ・ジャムを語ることなどできません。

ザ・ジャムの素晴らしいところは、カリスマ性を持ったフロントマンが居るにも関わらず、ポール・ウェラーとそのバック・バンドとならなかったところです。
あくまでもひとつのバンドとして成り立っているところが素晴らしく、それが難しくなったからこそ人気絶頂時であったにも関わらずきっぱりと解散したのでしょう。

聴けば分かるとはまさにこのことで、ザ・ジャムの楽曲はブルース・フォクストンとリック・バックラーのリズムなくしては成り立ちません。

Fire & Skill

ザ・ジャム、デビュー30周年を記念して2007年に「From The Jam」と名乗って再結成ツアーが行われました。とは言え常に「再結成はしない」と断言していたポール・ウェラーは参加していません。
しかし、2010年になると、ポール・ウェラーのソロ・アルバム「ウェイク・アップ・ザ・ネイション」にブルース・フォクストンが参加し多くのファンを喜ばせてくれました。ザ・ジャム解散から実に28年ぶりの共演です。

解散後も何かと話題を提供しているザ・ジャムですが、2015年に嬉しいニュースが飛び込んできました。それは、「Fire & Skill: the Jam Live」というCDのボックス・セットのリリースです。
ファイヤー・アンド・スキル

ファイヤー・アンド・スキル

Disc 1:Live at the 100 Club (100クラブ公演) ー 1977年9月11日

Disc 2:Live at the Music Machine (ミュージック・マシーン公演) ー1978年3月2日

Disc 3:Live at Reading University (レディング大学公演) ー 1979年2月16日

Disc 4:Live at Newcastle City Hall (ニューキャッスル・シティ・ホール公演)ー 1980年10月28日

Disc 5:Live at Hammersmith Palais(ハマースミス・パレス公演)ー 1981年12月14日

Disc 6:Live at Wembley Arena (ウェンブリー・アリーナ公演)ー 1982年12月2日
ザ・ジャムを楽しむには何と言ってもライブが一番です。CDで6枚組という「ファイヤー・アンド・スキル」には、メジャー・デビューした1977年から解散した1982年まで、1年ごとにライブが収まっています。しかも既発曲は11曲のみで、他は全て未発売音源という内容ですから初心者からマニアまで楽しめるないようとなっています。
1977年の「100クラブ」という今や伝説となっているライブハウスから、1982年のロンドンを代表するアリーナである「ウェンブリー・アリーナ」まで、成長していくバンドの軌跡を楽しむことができます。
Fire & Skill the Jam Live B...

Fire & Skill the Jam Live Box set

■生産限定盤
■アビイ・ロード・スタジオでの最新リマスター音源
■当時の写真を掲載したカラー76ページの豪華ハードカヴァー・ブック付
■ポストカード5枚同梱
■個々のディスクはオリジナルのテープ・ボックスを模した見開きのジャケットに収納
■既発売は11曲のみ、他は全て未発売音源
■オリジナル長文ライナーノーツ翻訳付
■歌詞・対訳付
素晴らしい内容のボックス・セットなのですが、残念なことに初回限定生産のため現在ではなかなか入手が難しくなっています。

ABOUT The YOUNG IDEA

2015年には「ザ・ジャム - アバウト・ザ・ヤング・アイデア+ライヴ・アット・ロックパラスト 1980」のリリースのという嬉しいニュースがもうひとつありました。

内容がこれまた素晴らしく、待ちに待ったというか、今までありそうでなかったザ・ジャムの映像ドキュメント!プラス、絶頂期である1980年のライブ映像です。
ザ・ジャム - アバウト・ザ・ヤング・アイデア+ライヴ...

ザ・ジャム - アバウト・ザ・ヤング・アイデア+ライヴ・アット・ロックパラスト 1980

ディスク1『ザ・ジャムアバウト・ザ・ヤング・アイデア』
収録時間:本編約89分 / ボーナス映像 約35分

ディスク2『ライヴ・アット・ロックパラスト1980』
収録時間:約76分収録
出典 amass.jp
本作では1972年、サリー州ウォーキングでのバンド結成から初期の苦闘の日々、急激な成功、そして突然の解散までを描いている。デビュー前の1976年に撮影されたホーム・ムービー、彼らの名をイギリス全土に知らしめた国民的TV番組『トップ・オブ・ザ・ポップス』での「イン・ザ・シティ」披露、1979年のロンドン・レインボー・シアターでのライヴ、アメリカ侵攻を目指した1981年、ニューヨークでのライヴなどが収録されている。
ザ・ジャムのファンであれば、バンド結成から解散までが記録されたこのドキュメント映像は宝物でしょう。勿論はじめてザ・ジャムに接する方にとってもサクセス・ストーリーとして楽しむことができます。
しかし、ザ・ジャムの素晴らしさを体感できるのは何と言ってもライブ!もう1枚のディスクに収められた「ライヴ・アット・ロックパラスト1980」は、ファンであろうとなかろうと、ロック好きであれば誰しも文句なしに楽しむことができます。
ザ・ジャムの人気、実力共に最高潮の時のライブであり、ヒット曲、代表曲満載の内容には文句の付けようがありません。
これぞ、ザ・ジャム!これぞ、ロック!!ってなもんです。

【ライヴ・アット・ロックパラスト 1980 収録曲】
1.ドリーム・タイム
2.シック・アズ・シーヴズ
3.ボーイ・アバウト・タウン
4.ゴーイング・アンダーグラウンド
5.プリティー・グリーン
6.マン・イン・ザ・コーナー・ショップ
7.セット・ザ・ハウス・アブレイズ
8.プライヴェイト・ヘル
9.リザ・ラドリー
10.ドリームズ・オブ・チルドレン
11.ザ・モダン・ワールド
12.リトル・ボーイ・ソルジャーズ
13.バット・アイム・ディファレント・ナウ
14.スタート
15.スクレイプ・アウェイ
16.ストレンジ・タウン
17.ホェン・ユー・アー・ヤング
18.イン・ザ・シティ
19.トゥー・ビー・サムワン
20.デイヴィッド・ワッツ
21.ジ・イートン・ライフルズ
22.ダウン・イン・ザ・チューブ・ステーション・アット・ミッドナイト

The Jam - Going Underground

ゴーイング・アンダーグラウンド
1980年3月22日にリリースされた最初の全英1位となったシングル。
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