【80年代歌手】男唄の代表と言われた坂本冬美の演歌歌手人生とその軌跡
2017年7月16日 更新

【80年代歌手】男唄の代表と言われた坂本冬美の演歌歌手人生とその軌跡

80年代に猪俣公章の内弟子になり翌年には歌手デビューした坂本冬美。「あばれ太鼓」でデビューし大ヒット!そこから男唄の代表格として活躍するもある年のCM曲でそれまでとは違った一面を見せる。男らしく女性らしい坂本冬美の魅力に大注目!

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夢を掴んだ内弟子

坂本冬美

坂本冬美

生年月日:1967年3月30日
デビュー:1987年

1986年にNHKの「勝ち抜き歌謡天国」にて歌唱指導担当だった猪俣公章に見込まれ上京し内弟子となる。翌年の1987年には「あばれ太鼓」にて歌手デビューを果たす。
中学生の時に演歌歌手になると心に決め、夢を追いかけ社会人となりながらも歌のレッスンを行っていた坂本冬美が1986年に出場したNHK「勝ち抜き歌謡天国」にて名人となりその時に審査員として参加していた作曲家の猪俣公章に助言を受け上京しそのまま内弟子となり、料理、運転など身の回りの世話をしながらレッスンに励んだといいます。

坂本冬美 勝ち抜き歌謡天国 1986

タレントとして活躍しているマルシアも坂本冬美の妹弟子として猪俣公章宅に住み込み、坂本冬美がデビューした1987年より2年後の1989年にデビューを果たしています。今でも公私ともに仲がいいと耳にしますが歌手としての活動は今のところなくタレント業を主として活動しているようです。
猪俣公章

猪俣公章

内弟子の坂本冬美やマルシアはもちろん、森進一や石川さゆりのデビュー曲などをも提供している昭和の名作曲家。

マルシア

1989年「ふりむけばヨコハマ」で歌手デビュー
坂本冬美といいマルシアといい、歌唱力、表現力の高い歌手志望者を見出し声をかけ弟子にし育てるという作曲家としてだけではなくあらゆる面に長けた恩師の猪俣公章と共に写った画僧が数多く存在し今は亡き名作曲家を偲ぶことが容易にできます。
猪俣公章と坂本冬美

猪俣公章と坂本冬美

偶然のような必然に導かれるまま上京し歌手としての道を開いた坂本冬美は1987年「あばれ太鼓」で歌手デビューを果たしますが、このとき芸名について本名の坂本冬美では寒いイメージが強いということで「坂本ふゆみ」を猪俣公章は希望したとされていますが、各種印刷物に準備等で本名のままの「坂本冬美」という名前でデビューとなったと言われています。

ここで貴重な映像を見てましょう!坂本冬美と猪俣公章の共演した映像でしかもデュエット映像です。

坂本冬美 猪俣先生と 乾杯トークソング 1990

厳しくも愛情を注ぎ込まれ花を咲かせたといった感じで微笑ましく見れますね。1990年ということなのでデビューしてから約3年経ったときの映像だと思いますが、デビュー曲が大ヒットした坂本冬美にとって恩返しの瞬間の1つだったのではないでしょうか。

「あばれ太鼓」からスタートした歌手人生

坂本冬美のデビュー曲が「あばれ太鼓」だということはあまりにも有名ですが、この曲がヒットしたかわりに坂本冬美=男唄というイメージが強くなってしまい女唄を歌うことが難しくなってしまったということは知っていますか?

あばれ太鼓

1987年3月4日発売
今のイメージとは異なり少しふくよかな感じですが、当時はその歌唱力でデビュー曲にもかかわらず80万枚の大ヒットとなりました。同年の11月25日にはデビュー曲の「あばれ太鼓」をアレンジして「あばれ太鼓〜無法一代入り〜」をリリースするほど。内弟子1年でメジャーデビューとなった実力が表れた結果と言えるでしょう。

10thあばれ太鼓~~無法一代入り 坂本冬美

猪俣公章が見つけ育て世に送り出したということもあり、デビュー曲の「あばれ太鼓」はもちろん9枚目のシングルまでの作曲は恩師の手により創り出された曲でした。そこまで男勝り、気の強い女唄が多く、同じ時期に活躍していた女性演歌歌手の藤あや子や香西かおりのような内に秘めた女性の心情のょうな歌を歌うことが少なくイメージをそのまま継続した形になっています。

祝い酒

1988年4月6日発売
年配の男性が披露宴などで歌の代表曲と言ってもよいほど歌われまくった「祝い酒」は坂本冬美の力強いイメージをより強くした歌となりました。
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