恋愛ドキュメンタリー・未来日記
90年代の終わりに大人気だった『未来日記』(みらいにっき)。
これは見知らぬ男女が、あらかじめ決められた未来日記(脚本)通りに恋をすることができるのかと、作家のいとうせいこう監修のもと、実験的に行われた恋愛ドキュメンタリーだった。
元々はウッチャンナンチャンが司会を務めたTBS『ウンナンのホントコ!』内の一コーナーだったが、番組の枠を超えて人気を博した。2000年8月には、劇場映画版が公開され、こちらも話題となった。
これは見知らぬ男女が、あらかじめ決められた未来日記(脚本)通りに恋をすることができるのかと、作家のいとうせいこう監修のもと、実験的に行われた恋愛ドキュメンタリーだった。
元々はウッチャンナンチャンが司会を務めたTBS『ウンナンのホントコ!』内の一コーナーだったが、番組の枠を超えて人気を博した。2000年8月には、劇場映画版が公開され、こちらも話題となった。
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企画当初は同時期に放送されていた『ウンナンの気分は上々。』での企画として発案された。
脚本を内村光良などの番組出演者が手掛け、若者を中心に人気に火がついていった。
ちなみにアイデア自体は、『ドラえもん』のひみつ道具「あらかじめ日記」からスタッフが着想を得たものであった。
脚本を内村光良などの番組出演者が手掛け、若者を中心に人気に火がついていった。
ちなみにアイデア自体は、『ドラえもん』のひみつ道具「あらかじめ日記」からスタッフが着想を得たものであった。
テーマソングに採用された多くの楽曲が大ヒットし、「TSUNAMI」(サザンオールスターズ)と「桜坂」(福山雅治)、「とまどい/SPECIAL THANKS」(GLAY)の3作品がミリオンセラーを達成。
2000年のオリコン年間シングルランキングで未来日記のテーマソングが年間1位・2位を独占する結果となった。
未来日記のルール
それぞれオーディションによって選ばれた面識のない男女が出演する。出演者は基本的に男性1人、女性1人の計2人だが、ストーリーによっては3人または4人で行われたものもある。収録時以外は、出演者同士は一切会わないというルールであった。
各ストーリーはいくつかのエピソードで構成されている。各出演者には未来のことが記された日記である「未来日記」が、各エピソードの開始前夜およびエピソードの途中でスタッフから手渡される。それには「ある特定のシチュエーションになった際、あなたはこうふるまう」という指示が記載されており、日記を渡された出演者は、たとえその内容が本心と反する行動であっても、日記の指示通りに行動しなければならない。
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エピソード前夜に全員に渡される日記には、そのエピソードの最初と最後のシーンのみが記述されている。この時点では途中のストーリーは伏せられており、その部分はエピソードの途中で手渡される追加の日記により明らかになっていく。エピソード途中で渡される日記には、出演者全員に渡されるものと、特定の出演者のみに渡されるものとがあり、後者の場合は、他の出演者はその日記の内容を知ることができない。
この途中渡される日記こそがこの企画の肝と言える部分である。
その都度ストーリーの進む道を指し示し、時に相手の心に自分の存在をいとおしく刻みつかせ、時に相手を傷つけ悲しませる行動をとらせ、とった本人はそれが本意であることを相手に打ち明けることが出来ない…。その結果生まれる相手への想い。
そんな心の揺れ動きの積み重ねがストーリーを紡ぎ出ししていく。
最初のエピソードで出会い、最後のエピソードで別れるというのがほぼすべてのストーリーでの共通事項となっていたが、別れの後には出演者本人の判断で再会するか否かを決めることができる「白紙日記」が手渡される場合もあった。
この途中渡される日記こそがこの企画の肝と言える部分である。
その都度ストーリーの進む道を指し示し、時に相手の心に自分の存在をいとおしく刻みつかせ、時に相手を傷つけ悲しませる行動をとらせ、とった本人はそれが本意であることを相手に打ち明けることが出来ない…。その結果生まれる相手への想い。
そんな心の揺れ動きの積み重ねがストーリーを紡ぎ出ししていく。
最初のエピソードで出会い、最後のエピソードで別れるというのがほぼすべてのストーリーでの共通事項となっていたが、別れの後には出演者本人の判断で再会するか否かを決めることができる「白紙日記」が手渡される場合もあった。
未来日記 シーズン1「ラブリング」
"広尾のオープンカフェに佇む彼女。テーブルの上には前の客が置いていったらしい知恵の輪。その知恵の輪をいとも簡単に解いてしまったストリートファッションに身を包んだ男性。気障なセリフで彼女を誘う。そう、今日は二人の初デートなのだ…。"
「ドラマのような1日を過ごすと恋は芽生えるのだろうか?」という試みから始まった記念すべき企画第1回。いたるところに'90年代風のキザなシチュエーションやセリフが用意されている。
未来日記Ⅰ「ラブリング」-1/7
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