苦労することが喜びなんだ。薫さんはお前のためなら死ねる」
司「先生!俺も薫のためなら死ねます」
長谷川「だったら、彼女と一緒になれ。お前にとって、共に生き、共に死ぬことに喜びを感じる人間は、
水穂薫をおいて他にはおらんのだぞ」
司「途中でうすうす感じてた。けど言い出せなかった。お前にむくいるために、たった1つだけ残された道は焼き物を移し替えるだけだった。そして俺はついに・・・」
司「ありがとう。薫。長い間、本当にありがとう」
薫「司・・・」
司「薫・・・」
手を取り合う二人
司「俺はこの手を一生離したくない」
薫「離さないで司!この手も心も一生離さないで!愛してる司!」
司「薫・・・心から愛している!」
「ナレーター」
今1つの愛が形となって結ばれようとしていた。
そしてもう1つ激しく燃え苦しみぬいて、そしてついに勝ち取った愛があった。
私は愛を奪い取らなかった!
私はあの人と永遠に1つになったのよ。
私は今、幸せです。