巨人・モスビー!1992年はモスビー効果と称された活躍をした!
2016年11月25日 更新

巨人・モスビー!1992年はモスビー効果と称された活躍をした!

メジャー通算169本塁打を引っ提げ、巨人入り。優勝を目指せるチームを探し、巨人に辿り着いたモスビー。陽気なキャラはクロマティ2世とも言われた。1992年のモスビーはデビュー戦でホームランを放つなど印象に残る活躍が多かった!

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来日するまでのモスビーの来歴

≪アマチュア時代≫

1959年、アーカンソー州の綿花農家で8人兄弟の末子として生まれた。

子供の頃はバスケットボールが好きでガードを務め、綿花畑を走り回って俊足が鍛えられたという。
オークランド高校(英語版)で野球を始めると才能が開花し、打球がライト後方の民家のガラスを頻繁に割るほどだった。

自身は大学に進んでバスケットを続けたかったが、1978年のMLBドラフトでトロント・ブルージェイズから1巡目(全体2位)に指名を受け、豊かではない家族を助けるためにプロ入りを決めた。
ブルージェイズ時代の背番号は「15」

ブルージェイズ時代の背番号は「15」

≪ブルージェイズ、タイガース時代≫

メジャーデビューは1980年。その後もなかなか打撃が開花せずに苦しいシーズンを送りますが、俊足を活かした守備範囲の広さを武器に徐々にその地位を確立していきます。

1983年には打率.315をマークし、シルバースラッガー賞を受賞。MVP投票でも14位に入る票を集めました。

セイバーメトリクス提唱者として名高いビル・ジェームズは当時モスビーを評して、「彼の強みは力強くかつ率も残せるバッティング、守備範囲の広さ、ベースランニング、打者としての辛抱強さであり、弱点はない」と述べ、モスビーがMVPに輝くべき選手であるとしていました。

1980年代のブルージェイズの外野は主に中堅モスビー、左翼ジョージ・ベル、右翼ジェシー・バーフィールドという布陣であり、その高い能力から「ブルージェイズ最高の外野手トリオ」「メジャー最強外野陣」と呼び讃えられていました。
ブルージェイズ時代

ブルージェイズ時代

1980年代後半から故障を抱えるようになり、万全のコンディションで野球に臨めなくなっていく。
背中と足の故障の影響で徐々に打撃成績を落としていった。
1990年に移籍したデトロイト・タイガースでは目立った成績を残せなかった。

最終的にはモスビーはメジャー12シーズンで1588試合に出場した。
通算成績は6574打席(5815打数)、1494安打(打率.257/出塁率.332)、169本塁打、737打点、869得点、280盗塁だった。
デトロイト・タイガース時代

デトロイト・タイガース時代

モスビーは非常に明るい性格で、その陽気さも含め、当時「クロマティ2世」とも呼ばれていた。
懐かしの助っ人外国人「ロイド・モスビー」の特集だった。
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