ドラマはやっぱりトレンディでなくちゃいけません。80年代のトレンディドラマをご覧ください!
2020年4月1日 更新

ドラマはやっぱりトレンディでなくちゃいけません。80年代のトレンディドラマをご覧ください!

バブル期にどれもこれもヒットしたテレビドラマのジャンルがあります。今や死語となっているトレンディドラマがそれです。いや、実際面白かった。ヒットしたのも納得です。なんせ美男美女しか出てきませんからね。観ていて気持ちがいいですよ。80年代に放送されたトレンディドラマをご覧ください。

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トレンディドラマ

トレンディドラマ、もはや死語ですかね。バブル期に青春時代を過ごされた方には忘れようにも忘れられないキーワードのひとつですね。今さら説明するのも何ですが、バブル期に制作された日本のテレビドラマのことです。因みに和製英語です。
どのようなものをトレンディドラマかと言うと、明確な定義はありません。ただ、オシャレだった。一般庶民よりもちょい上のライフスタイルを見せつけられて憧れたものです。特に地方の若者は東京に行けばあのような生活が待っていると、ありもしない夢に惑わされたものですよ。

出演者はトレンディ俳優と呼ばれ、浅野温子、浅野ゆう子、鈴木保奈美、安田成美、山口智子、三上博史、柳葉敏郎、陣内孝則、石田純一、江口洋介、織田裕二、吉田栄作などなど多くの美男美女がブレイクしました、
浅野温子、三上博史

浅野温子、三上博史

ドラマ「世界で一番君が好き」より
明確な定義がないので、最初のトレンディドラマは何なのか?ということがはっきりしません。はっきりしませんが、主な登場人物は美男美女ばかりで、当時の話題のスポットやアイテム、ライフスタイルが反映されている。ちょっとこじれた恋愛物語で、大ヒットしたバブル期の作品というところは必須条件でしょう。となると「男女7人夏物語」でしょうかね。言い切ってもいいでしょう。
トレンディドラマはここから始まります。

男女7人夏物語

「男女7人夏物語」は、1986年7月25日から9月26日まで毎週金曜日21:00 - 21:54に放送されていました。主演は明石家さんまと大竹しのぶ。二枚目だとは思っていましたが、明石家さんまがこんなにもカッコよく、シリアスな演技が出来ることに驚いたものですよ。
男女7人夏物語

男女7人夏物語

脚本:鎌田敏夫
演出:生野慈朗、清弘誠
出演者:明石家さんま、大竹しのぶ、賀来千香子、池上季実子、片岡鶴太郎、奥田瑛二
オープニング:石井明美「CHA-CHA-CHA」
舞台は隅田川にかかる清洲橋。そのほとりのマンションに住む旅行代理店勤務の良介(さんま)と、フリーライターの桃子(大竹)を軸に、鎌田脚本では定番の“家に集まる仲間”から恋愛へと発展する複数の物語を、テンポよく描ききっている。
出演者は主役以外もみんなカッコいい。鶴太郎でさえも(失礼)最後はカッコよくなるんですからね。このようなドラマはありそうでなかった。
そして、何と言っても脚本がバツグンに素晴らしい!明石家さんまと大竹しのぶの掛け合いは最高でしたね。脚本を担当したのは鎌田敏夫で、彼は「飛び出せ!青春」「太陽にほえろ」「俺たちの旅」に「金曜日の妻たちへ」などなど多くの話題作を手掛けた大変なヒットメーカーです。

男女7人夏物語 1話 (1986)

この作品が最初のトレンディドラマ、トレンディドラマの原点と言われているようです。が、当然当時はそのような言葉は使われてはいなかったわけで、この作品がヒットしたことでオシャレな恋愛ドラマが多く作られるようになり、いつしかトレンディドラマと呼ばれるようになったんですね。
あ、それと、「男女7人夏物語」は、芸人がお笑い以外のドラマに進出するきっかけにもなった作品でもないかと思います。

君の瞳をタイホする!

1986年に「男女7人夏物語」。その続編の「男女7人秋物語」が放送されたのが1987年。で、1988年はと言えば、それはもう「君の瞳をタイホする!」です。
出演は陣内孝則、浅野ゆう子、柳葉敏郎、三上博史、三田寛子、工藤静香。これまた必須条件とはいえ美男美女が勢ぞろいしています。
君の瞳をタイホする!

君の瞳をタイホする!

脚本:橋本以蔵、関澄一輝
演出:河毛俊作、光野道夫、松田秀知
プロデューサー:山田良明、大多亮
音楽:鈴木康博
主題歌:久保田利伸「You were mine」
物語は、渋谷の警察署を舞台に、そこに勤務する刑事や警察官が主役。刑事を主人公にしたラブコメディで、登場人物たちは一様にスタイリッシュ且つファッショナブル。犯罪捜査は二の次で、もっぱらコンパ(合コン)やナンパといった、恋愛ゲームに日々いそしむ……という設定で、その斬新さと等身大のリアル感が、それまでドラマに興味を示さなかった10代後半~20代の若者の共感を呼び、新たなムーブメントを生んだトレンディードラマの草分け。
このドラマは軽い。どこまでも軽い。その軽さを陣内孝則がバツグンの軽薄さで演じています。この軽さは素晴らしい。
しかしですね、この作品で注目すべきは陣内孝則よりもプロデューサーの大多亮でしょう。当時若干29歳。20代でプロデューサーに抜擢されるというのは異例の事だったそうですよ。大多亮の記念すべき第1回プロデュース作品がこれなのです。彼は後に「東京ラブストーリー」や「101回目のプロポーズ」といった大ヒット作品を手掛け、ドラマ黄金時代を築き上げることになります。

君の瞳をタイホする Opening 1988年

主題歌を歌ったのは久保田利伸でしたねぇ。ヒットしました!そう言えば、トレンディドラマからは多くのヒット曲が生まれています。これもまたトレンディドラマの特徴と言えるのかもしれません。
このドラマによってトレンディドラマというジャンルが確立されたと言われています。

抱きしめたい!

さぁ、出ました!トレンディドラマというだけでなく、80年代を代表する作品といっていいでしょうね。浅野温子、浅野ゆう子主演によるドラマで、「ダブル浅野」として日本中に大ブームを巻き起こしました。そうです。1988年7月から9月の木曜夜10時に放送された「抱きしめたい!」ですねぇ。面白かったなぁ、これ。
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思い出を語ろう

     
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  • I.O 2020/4/5 20:16

    今ではネットの普及化により月9離れが多くなっており、80年代末期から2000年代初期迄の月9は20~30%台の視聴率キープはあたり前でした。中でも月9大ヒットドラマと言ったら野島伸司さん脚本作品で、その第1弾が「君が嘘をついた」で、その後愛しあってるかい!・素敵な片思い・101回目のプロポーズ・ひとつ屋根の下などヒットを飛ばし、月9出演俳優・女優陣も三上博史さん・陣内孝則さん・田原俊彦さん・野村宏伸さん・柳葉敏郎さん・織田裕二さん・江口洋介さん・吉田栄作さん・キムタクさん・佐藤浩市さん・時任三郎さん・平泉成さん・小泉今日子さん・鈴木保奈美さん・安田成美さん・中山美穂さん・浅野ゆう子さん・浅野温子さん・松下由樹さんなど多数おり、最近ではディーンフジオカさん・千原ジュニアさん・船越英一郎さん・沢村一樹さん・横山裕さん(関ジャニ∞)・上野樹里さん・長澤まさみさん・本田翼さんらが月9ドラマに出演しました。

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