【1960~70年代】年代別に見る人気があった犬種、あなたはどの犬が懐かしいですか?
2018年1月20日 更新

【1960~70年代】年代別に見る人気があった犬種、あなたはどの犬が懐かしいですか?

「【1950年代】年代別に見る人気があった犬種、あなたはどの犬が懐かしいですか?」の続編です。1960年代は日本が経済的に高度成長を遂げる時期であり、1970年代は経済の安定成長期(例外はあるが・・・)に重なりますが、そんな時期に流行った犬種について纏めてみました!!。

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コリーとシェルティーの体格差は歴然!!

シェットランド・シープドッグ(左)とボーダー・コリー(右)

シェットランド・シープドッグ(左)とボーダー・コリー(右)

シェットランド・シープドッグは同じくスコットランド地方の牧羊犬であるラフ・コリーやボーダー・コリーとその起源を共有すると考えられている。スコットランドのボーダー・コリーと同じ祖先を持つ犬のうち小型のものがこのシェトランド地方に適応し、この地がヴァイキングの支配下にあった時代に、彼らがスカンジナビア地方から持ち込んだサモエドなどのスピッツ系の血が配合されたものが原型であるとされる。
コリーは見知らぬ人に対してもシャイに見えるほど警戒していないのですが、シェルティは、かなり強い警戒心が働く犬種であるとされる。小型化による防衛本能の強化という現象でもあると考えらる。
また、シェルティは小型犬なので、すばやい動きで小回りがきく。大きさからみると、高いところに飛び上がったり、飛び降りたりすることに大きな差異があるように思えるが、シェルティの方が動きが軽く見える。シェルティはコリーよりも身軽で活動的であると言えるようだ。

狆がなぜか多く見れた1970年代!!

狆(ちん)

狆(ちん)

狆(ちん)は原産が日本となる犬種だが、起源としては、はっきり分かっていない。その始祖犬が大陸からどうやって渡来したのかは、諸説がある。
スペイン原産のスパニエルを始祖とする中国原産ペキニーズの流れを汲むとも言われている。 6〜9世紀ごろに起源を発するように言われているが、遣唐使が持ち帰ってきた説、 新羅の皇帝から聖武天皇に献上された説、仏教徒とともに大陸から渡来してきた説、などなど、 様々な説があるが、その真偽の程は定かでない。体長:23cm~26cm、体重:3kg~4kgぐらいである。言い換えれば「小型犬」の代表格である。
江戸時代に入り、狆は大名や大奥を中心にして流行し、当時の上流社会の女性の間で、 手元で抱いて可愛がるための犬として人気が出て、当時の歌舞伎や落語の中にも登場している。また、町民にとっては狆を飼うことがステータスになっていたようだ。あの有名な「生類憐れみの令」を出した5代将軍の徳川綱吉も、狆を飼っていたそうだ。
江戸時代以降も、主に花柳界などの間で飼われていたが、大正時代に数が激減、第二次世界大戦によって壊滅状態になった。しかし戦後、日本国外から逆輸入し、70年代に愛玩用のペットとして人気が出たが、高度成長期の頃には洋犬の人気に押され、今日では稀な存在となっている。

狆のここね 誰か遊んで~

オオカミの子孫がどこへやら!?

”マルチーズ人気”は経済的な豊かさの現れ?!

マルチーズ

マルチーズ

純白の毛色と絹糸のような被毛が特徴のマルチーズは最古の愛玩犬とされる。愛くるしくも気品あふれるその姿とは裏腹に、ものおじしない勇敢な性質も兼ねそろえていると言われる。体長:20cm~25cm、体重:2kg~3kgぐらい。日本に入ってきたのは1960年頃とされている。1968年から1984年まで15年にもわたり登録数ランキング1位という人気ぶりでした。
アメリカにおいて、1877年頃までマルチーズは「マルチーズ・ライオン・ドッグ」として紹介されていた。「ライオン・ドッグ」という名前はアジアの愛好家たちによってつけられたもので、彼らが犬たちの被毛を上記画像のように”ライオンのたてがみ”のように切っていたことに由来していると考えられている。

マルチーズの子犬

子犬にメロメロになりそう!!!
マルチーズは、紀元前1500年ごろ、マルタ島に移住したフェニキア人が持ち込んだ犬で、小アジア方面からきたともいわれている。ギリシャやローマ時代の文献や、絵画に残されている小さな白い犬が、現在のマルチーズに似ていることから、この犬が当時の人々を魅了していたことがうかがえる。また、長い航海をする船員のペットとして可愛がられていた。クイーン・エリザベス時代にも、マルチーズは宮殿の婦人たちの間で大変高く評価されていた。そのことが一般市民に知れ渡ると、マルチーズは大変高値で売買された。
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