つまり作品に込められた風刺・メッセージ性も酷似していることになり、『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』は、藤子-F-不二雄さんが生んだ日本版『ウォッチマン』といった見方もできると思います。
しかし、『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』が発表されたのは1970年代で、『ウォッチマン』よりも約10年早いコンテンツです。こうした事実から藤子-F-不二雄さんの天才ぶりを垣間見れるような気がします。
もう一人の主人公・片山の活躍ぶりも素晴らしい
#さーて来週のサザエさんは
— アキラ(2号)|Webビジネス満喫派 (@akira_the_2nd) October 2, 2019
サザエです😘
来週からマスオさんに
主役を譲ることにしたの~😉
でも
マスオさんの生活って
毎日普通すぎて・・・
ーーーーー
サザエさんは
おっちょこちょい
失敗しまくり
だから面白いねん
人生はそういうもんやで✨
マスオさんはやっぱり主役にはなれず。。。 pic.twitter.com/t7IciyhD4a
ある日、たまたま会社で顔を合わせてしまったことで、句楽から誘いを受け、断りきれず、家族の反対を押し切ってまで彼の家に向かうことになります。そこでウルトラ・スーパー・デラックスマンとしての苦悩を打ち明けられますが、身勝手な態度を改めようとしない句楽に対し、血に飢えた化物呼ばわりして、物語の結末では句楽に殺されかけてしまいます。
弱気なサラリーマンといった印象が拭えない片山ですが、最後に、句楽に反発する姿勢をみせるところは少し格好良いですね。
OVA版『ウルトラ・スーパー・デラックスマン』のまとめ
『スーパーマン』『ウォッチメン』など、有名なアメコミ作品に類似したところが散見されるのも面白いと思います。そして、平凡なサラリーマンである片山の活躍ぶりや優しさも本編の見逃せないところです。
記事内には本編動画を掲載していますので、この機会にぜひご覧になって、その面白さをご自身の目で確かめてみてください。皮肉・風刺を利かせた内容は、どことなく『笑ゥせぇるすまん』のイメージに近いような気がします。
その声を増岡弘さんが演じていることもあり、国民的アニメ『サザエさん』に登場するマスオさんと印象が重なります。