『絶滅の島』とは?
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『絶滅の島』は、藤子-F-不二雄さんによるSF短編マンガ。
1980年、アメリカの月刊SF映画雑誌『スターログ』に初掲載されました。初出版の作品は、サイレント映画のテイストを取り入れたため、人間のセリフは一切なく、宇宙人の言語に字幕が入るといったものとなっています。
1985年には地球人側の視点で描かれたリメイクバージョンが別冊コロコロコミックに掲載され、その後、小学館コロコロコミック文庫『藤子-F-不二雄少年SF短編集』の第2巻として、単行本も発売されています。
1980年、アメリカの月刊SF映画雑誌『スターログ』に初掲載されました。初出版の作品は、サイレント映画のテイストを取り入れたため、人間のセリフは一切なく、宇宙人の言語に字幕が入るといったものとなっています。
1985年には地球人側の視点で描かれたリメイクバージョンが別冊コロコロコミックに掲載され、その後、小学館コロコロコミック文庫『藤子-F-不二雄少年SF短編集』の第2巻として、単行本も発売されています。
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当時、発売されたVHSビデオは『みどりの守り神』も同時収録されていて、お得感のある商品となっています。
OVA版【みどりの守り神】藤子-F-不二雄のSF短編!終焉世界で追い詰めれていく主人公! - Middle Edge(ミドルエッジ)
天才漫画として『藤子不二雄』の名前を二分した藤子-F-不二雄さん。そんな彼が生み出した読み切り短編マンガ『みどりの守り神』は、滅亡した人類文明のなかで生き残った主人公たちの活躍を描いたもの。今回の記事では、それを原作として制作されたOVA版『みどりの守り神』について、その本編動画やストーリー・魅力などを振り返っていきます。
今回の記事では、こちらのOVA版『絶滅の島』の内容を中心に振り返っていきたいと思います。
OVA版『絶滅の島』の本編動画・ストーリー
SF短編 絶滅の島
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突如として地球に襲来した宇宙人。次々に五大陸を制圧していき、あっという間に人類は絶滅に近い状況に追い込まれてしまうのでした―――。
たまたま秘島ツアーで離島に訪れていた男女27名は、運良く難を逃れられた数少ない人類の生き残り。しばらくは宇宙人に見つからず生き延びていられたものの、その2年後には宇宙人に島が見つかってしまい、ここでも人間狩りが始まってしまいます。
なんとか逃げようとするも、宇宙人に捕まり、串刺しにして丸焼きにされたり、首を引きちぎられたり、ひどい殺され方をしていく人間たち。その様子は、人間たちがかつて欲望のままに乱獲を繰り返し、希少生物を絶滅させてきた自らの行為が自分たちに返ってきているだけだとも考えられます。
宇宙人に追い詰められていく人類にはどのような結末が待っているのでしょうか…?
たまたま秘島ツアーで離島に訪れていた男女27名は、運良く難を逃れられた数少ない人類の生き残り。しばらくは宇宙人に見つからず生き延びていられたものの、その2年後には宇宙人に島が見つかってしまい、ここでも人間狩りが始まってしまいます。
なんとか逃げようとするも、宇宙人に捕まり、串刺しにして丸焼きにされたり、首を引きちぎられたり、ひどい殺され方をしていく人間たち。その様子は、人間たちがかつて欲望のままに乱獲を繰り返し、希少生物を絶滅させてきた自らの行為が自分たちに返ってきているだけだとも考えられます。
宇宙人に追い詰められていく人類にはどのような結末が待っているのでしょうか…?
OVA版『絶滅の島』の魅力とは?
セリフがない斬新なアニメーション
言葉がないアニメ作品というだけでも革新的な内容に思えてきますよね。この条件で他の類似例を考えてみると…
『トムとジェリー』
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こちらも言葉はなく、叫び声や効果音と映像だけで楽しめるコンテンツです。『絶滅の島』とはかなりテイストが異なる作品ですが、日本語が分からない外国人ユーザーがご覧になっても楽しめるコンテンツという意味では同じといえますよね。
もともとの初出版の原作『絶滅の島』にはセリフはなかったそうなので、そちらの印象をを強く打ち出しているのかもしれませんね。ちなみに『絶滅の島』にはリメイクされたテレビアニメ版が存在し、そちらはセリフがしっかり吹き込まれています。こちらに関しては、後ほどご紹介させていただきたいと思います。
もともとの初出版の原作『絶滅の島』にはセリフはなかったそうなので、そちらの印象をを強く打ち出しているのかもしれませんね。ちなみに『絶滅の島』にはリメイクされたテレビアニメ版が存在し、そちらはセリフがしっかり吹き込まれています。こちらに関しては、後ほどご紹介させていただきたいと思います。
10分ほどの本編時間に込められた皮肉
これまで欲望のままに乱獲をし、生態系に影響を与えてきた人間たち。そういった行為が自分たちにそのまま返ってきたら?というメッセージ性が強烈すぎて、かなりのインパクトがある作品に仕上げられています。
ストーリー性という部分では少し薄く感じるかもしれませんが、それを補ってもお釣りがくるほどのインパクトがありますよ。
ストーリー性という部分では少し薄く感じるかもしれませんが、それを補ってもお釣りがくるほどのインパクトがありますよ。
むごいスプラッター描写も見どころ?
とくに衝撃的に感じるのは、パンチの効いたスプラッター描写です。串焼きにされる人間、生首が飛ぶといった映像は観るユーザーを選ぶかもしれませんね。
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(※当時は藤子不二雄名義)
出版:スターログ・グループ
掲載:スターログ
→1980年発表
【リメイク版】
出版:小学館
掲載:別冊コロコロコミック
→1985年発表