第31話から登場した妖怪軍団の首領。破壊光線を放つ杖が武器。誕生日は10月28日。
太郎・次郎を犬に変えたり、分身であるダラダラを生み出すなど強大な特殊能力を持つ他、身体の大きさを自在に変えることもできる。ヤマンバ・ダイダラボッチとは兄弟であるが、冷遇とも言える扱いをとっていた。しかしこれは、妖怪王国樹立のためあえて非情に徹していたらしく、特に妹のヤマンバが倒された時には激しく動揺していた。また、図々しく恋慕してきて押しの強いアプローチをするスナカケババァにタジタジになったことや、跳ね返されたビンボーガミのビームを不運にも食らってボロボロになってしまったこともある。
二度に渡る巨大戦で、スーパー無敵将軍やスーパー隠大将軍の必殺技を受けても、ダメージは負うものの倒れないタフさを誇る。最後の戦いにおいて、その正体と力の源が人間の憎しみだった事が明らかにされた。三神将曰く、大魔王以外の妖怪が倒された状態で斬りつけるとマイナスエネルギーが放出され、倒された妖怪たちが復活してしまうため、封印の扉(誰にでもある心の扉)に封印する以外に方法はない。「私を斬れ」とカクレンジャーに挑発をかけたり、分身して惑わすも、最終的には封印の扉に封印された。
オープニング主題歌『シークレット カクレンジャー』
今でも人気!
太秦映画村で、レンジャーの年表見てたけど、20代中盤~後半の心のレンジャーはカクレンジャーだよね??そうだよね??(カクレンジャーニンジャニンジャー)
— むーとん (@lion_hill) November 28, 2015
戦隊シリーズはカクレンジャーが好きだったわ、あとダイレンジャーも
— しょーぶ (@nimhbat) November 28, 2015
最終回のネタバレ
妖怪大魔王が空から放った攻撃によって、カクレンジャー達と鶴姫の父・義輝、少年ブンが吹き飛ばされた。
地上に降り、カクレンジャーを自らの手で葬ると告げた妖怪大魔王を倒すべく、5人はカクレンジャーに変身する。
余裕を見せる妖怪大魔王にカクレンジャーが刀で斬りかかったその時、空に三神将が現れ、カクレンジャーを制止した。
自らを切れと言う妖怪大魔王。そして、妖怪大魔王を切ってはならないと声を張り上げる三神将に、カクレンジャーは困惑する。
妖怪大魔王はカクレンジャーが来なければ大勢の人間が苦しむことになると言い残し、姿を消した。
追いかけようとする5人に三神将は告げる。
カクレンジャーは妖怪大魔王の妹・ヤマンバを倒して憎しみの力を葬り去った。しかし、人間の憎しみそのものである妖怪大魔王を切り捨てれば、一度消えた憎しみが再び人間の間に生まれ、今までに倒してきた妖怪も全て復活してしまうと。
三神将が戸惑うカクレンジャーに目からビームを浴びせると、5人の変化が解けて人間の姿に戻ってしまった。
再び地上が憎しみで満たされることを防ぐため、カクレンジャー最後の試練として、妖怪大魔王を変化せずに封印の扉の中に閉じ込めるべく、5人は街へと向かう。
封印の扉の場所さえわからない状態で街に辿り着いた5人の前に妖怪大魔王が現れ、3人に分身した。5人も三手に分かれて妖怪大魔王の後を追う。
街の人々を危険に陥れる大魔王に怒るカクレンジャーであったが、変化して戦うこともできず、大魔王のビームに倒れてしまう。
広場で一つに戻る大魔王の元に、5人が駆けつけた。人間の姿のまま妖怪大魔王に挑むものの、あっけなく弾き飛ばされてしまう。妖怪大魔王の杖のビームに倒れる5人。
遂にジライヤが変化して妖怪大魔王を切ろうとしたその時、空に三神将が現れ、妖怪大魔王が憎しみの化身であるなら三神将は愛、勇気、希望の化身であり、全ては人間の心の問題――即ち心の中の戦いであると諭す。
その言葉に、5人は封印の扉が人の心の中にある怒りや憎しみを心の奥にしまい込む扉であることに気付く。
最後の試練を乗り越え、カクレンジャーに変化する5人。
花のくノ一が現れカクレンジャーに挑むものの、カクレンジャーは妖怪大魔王を取り押さえた。三神将がビームを放ち、カクレンジャー、花のくノ一、妖怪大魔王を別の場所に転送させる。
ニンジャレッドの呼びかけに応え、地響きと共に封印の扉が現れ、開いた。花のくノ一は三神将のビームを浴び、正体である猫の姿に戻る。
妖怪大魔王は巨大化して抵抗するが、ニンジャマンと三神将に取り押さえられ、元の大きさに戻って封印の扉の前へと飛ばされた。
カクレンジャーは妖怪大魔王を扉の中へ押し込むことに成功し、妖怪大魔王は扉から出ようとあがくが扉は閉まってしまう。
ドロンチェンジャーを扉に当て、妖怪大魔王を封印するカクレンジャー。
変化を解き、喜ぶカクレンジャーにニンジャマンと三神将が別れを告げる。
義輝の元に戻った5人は、地上が再び憎しみや怒りで満ちないように愛と勇気と希望を持って、妖怪が再び現れるかどうかは人間の心次第であることを一人でも多くの人に伝えるため猫丸に乗って再び旅に出る。