『魔狩人』とは？
『魔狩人』
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同人作家・漫画家である毛羽毛現さんのデビュー作。かつては笠倉出版社が発行していた『コミックマルガリータ』に掲載され、その後は成人向け雑誌である『ロリポップ』『キャンディータイム』にも連載されていました。
連載誌を変えるなど、1990年代の後半まで同人誌にも続編を掲載していた時期もありました。しかし、最終話を発表することなく現在に至っており、物語は未完のままです。
連載誌を変えるなど、1990年代の後半まで同人誌にも続編を掲載していた時期もありました。しかし、最終話を発表することなく現在に至っており、物語は未完のままです。
そんな『魔狩人』のOVA化が実現したのは1989年のこと。
『魔狩人 DEMON HUNTER』
原作者 ：毛羽毛現
制作会社：バンダイメディア事業部
発売時期：1989年
巻数 ：全1話
制作会社：バンダイメディア事業部
発売時期：1989年
巻数 ：全1話
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今回の記事では、こちらのOVA作品『魔狩人 DEMON HUNTER』について、その魅力を紹介していきたいと思います。
OVA『魔狩人 DEMON HUNTER』の本編動画・ストーリー
かつて魔界に、冥界三魔王のひとりとして君臨した美少女・魔夜。彼女は禁忌を犯した罪で幽閉され、350年もの時間を過ごしていました。ようやく永きに渡る刑期を終え、解放されるも、魔夜は人間界に巣食う魔物を退治する”魔狩人”としての任を与えられます。
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人間界にやってきた彼女は女子高生・六道魔夜として、黒鉄生が通う私立高校に転入しました。しかし、この生の魂こそ前世の魔夜の連れ合いで、彼女が犯した禁忌とは前世の姿を見たことにあったのです。生にはその時の記憶はないものの、魔夜は、予期せぬ偶然の再会を密かに嬉しく思っていました。
そんな矢先、すでに学校には魔物の手が伸びており、美人理事長は永遠の若さを手に入れるため、破壊神ケルヌルスとの魔の契約を結んでいたのでした…
そんな矢先、すでに学校には魔物の手が伸びており、美人理事長は永遠の若さを手に入れるため、破壊神ケルヌルスとの魔の契約を結んでいたのでした…
OVA『魔狩人 DEMON HUNTER』の魅力とは？
本編をご覧になると、名作アニメ『デビルマン』『デビルマンレディー』といったタイトルの世界観・テイストが脳裏を過るのではないでしょうか。
『デビルマン』
原作者 ：永井豪
放送局 ：NET系列
制作会社：東映動画
放送時期：1972年～1973年
放送局 ：NET系列
制作会社：東映動画
放送時期：1972年～1973年
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『デビルマンレディー』
原作者 ：永井豪
放送局 ：毎日放送系列
制作会社：キョクイチ東京ムービー
放送時期：1998年～1999年
放送局 ：毎日放送系列
制作会社：キョクイチ東京ムービー
放送時期：1998年～1999年
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それでは、それぞれの作品とOVA『魔狩人 DEMON HUNTER』との類似点・相違点を紹介していきたいと思います。
類似点
これら『デビルマン』シリースは、コミック版とアニメ版で設定やストーリー性が微妙に違うことでも有名です。
とくに『デビルマン』に関しては、コミック版では不動明は悪魔の力をもつ人間といったスタンスなのに対し、アニメ版では悪魔側に不動明の意思も身体の乗っ取られているという描写に変わっています。そのため、アニメ版『デビルマン』では悪魔側を裏切ったデビルマンが人間の味方をするといった構図になっています。
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OVA『魔狩人 DEMON HUNTER』の主人公・魔夜はもともと冥界三魔王のひとりと言われるほどの存在で、前世での連れ合いである生というキャラクターを強調することで、人間の味方といった印象が強いです。ニュアンスとしては、アニメ版『デビルマン』に近いといえるのではないでしょうか。
そんな『デビルマン』の、主人公を女性にし、新しく生み出された『デビルマンレディー』。原作者・永井豪さんによって実現した企画ですが、発表されたのは1997年で、OVA『魔狩人 DEMON HUNTER』が発売された1989年の7年後のことです。
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そう考えると、『魔狩人 DEMON HUNTER』の着想は、原作者である永井豪さんよりも早かったということに。この事実は『魔狩人』シリーズの原作者である毛羽毛現さんに、先見の明があったことの表れともいえるでしょう。
tsukumo2403
出版社 ：笠倉出版社
連載期間：1984年
連載誌 ：コミックマルガリータ
コミック：全1巻