『トランスフォーマー』『ゾイド』は商業的にも成功し、現在もファンに愛されているコンテンツといえますよね。それらと比較してしまうと『ダイノゾーン』に関しては一般的にほとんど知られておらず、一部のマニアが辛うじて、その存在を認識しているレベルだといえるでしょう。
しかし、意思をもった自立型のロボットというところ、可変機構をもつところは『ダイノゾーン』と共通していますよね。あまりに両者に寄せすぎてしまい、『ダイノゾーン』独自の個性が失われてしまったことが痛恨だったといえるのかもしれません。
アニメそのものの面白さを振り返ってみると、ツッコミどころが満載なのが楽しいですね。
『ダイノゾーン』という名称ながら、初期メンバーから…
”ダイノ”という文字から本来は恐竜をモチーフにしたコンテンツのはず。ところが哺乳類であるサーベルタイガー・マンモスをモデルにしたキャラクターが登場してしまいます。
最初からすでにネタ切れ感が透けてしまっていて、コンテンツそのものの魅力に限界が見えているような…
広い心でそこに、ちょっとちょっと…とツッコミを入れる感覚こそ、OVA版『ダイノゾーン』を楽しむのに必須のものだと思います。
思えばダイノゾーンって豪華声優陣だったんだなぁ(OVA
— ガイス (@shitake_reverse) September 2, 2015
ダイノティラノ…中田譲治さん
ダイノブラキオ…玄田哲章さん
ダイノステゴ…大塚芳忠さん
ダイノサーベル…野島健児さん
ダイノプテラ…石川英郎さん
ダイノトリケラ…速水奨さん
等
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OVA版『ダイノゾーン』を観ていて違和感を覚えるのは、どのキャラクターも言葉使いが荒っぽいところ。子供をターゲットにしているはずなのに、それに似つかわしくないキャラクター設定も少しイタイですね。そういった部分も寛大な心でご覧になっていただければと思います。
OVA版『ダイノゾーン』のまとめ
『ドランスフォーマー』『ゾイド』などのシリーズと共通した要素もありますが、『ダイノゾーン』は世界観や設定が統一されておらず、粗い部分が目立ってしまいます。そういったところを面白いものとしてご覧になっていただければと思います。
記事内には全てではありませんが、本編動画も掲載していますので、この機会に、その面白さをご自身の目でお確かめになってみては如何でしょうか。