80年代に乱立した「ミニ政党」って?
議席0か、議席0に近い政党です
ミニ政党とは、一般的に少数の国会議員を有する政党及び所属国会議員のいない政党・政治団体のことを指す。また、法律上の政党要件を満たさない政治団体のみを指すこともある。これらの政党・政治団体は報道などで諸派(しょは)と総称される。
ミニ政党自体は現在もあるのですが80年代はその数が非常に多く、また政見放送などで目立っていました。議席を獲得できなくても存在感だけは非常に大きい、という方々も大勢いました!そのすべては紹介できないのですが、今回は8つの政党についてご紹介したいと思います。
ユニークな公約、政見放送の数々!
①スポーツ平和党
via ja.wikipedia.org
スポーツ平和党(スポーツへいわとう)は、かつて存在した日本の政党。略称、スポ平(スポへい)、スポーツ。スポーツの精神を政治に取り込み、全国民が健康体を維持することで平和を実現しようとしていた政党である。
アントニオ猪木が中心となり結成された政党です。覚えている方も多いのではないでしょうか?当時はそれなりに注目され、江本孟紀を参議院議員として輩出することに成功しました。
②大日本愛国党
1989年 大日本愛國党 赤尾敏総裁 最後の立候補(字幕付き)
90歳とは思えない、元気の溢れすぎる熱い政見放送は必見!
via www.youtube.com
大日本愛国党(だいにっぽんあいこくとう、英語: Great Japan Patriotic Party、GLP)は、日本の政治団体。反共主義、愛国主義、民族主義を掲げる。党の初代総裁は赤尾敏。
赤尾敏が中心となり結成された極右政党。ちなみに赤尾敏は1942年に衆議院議員に当選した実績のある元国会議員です。また「泡沫候補」という単語が広まったのも、彼が自身を泡沫扱いするマスコミを批判したのがきっかけです。
③UFO党
【政見放送】 UFO党
via www.youtube.com
開国論ならぬ「開星論」を掲げて、宇宙人との友好的交流の促進、主要各国政府上層部のみが知り得るUFO機密情報の開示を政策としている。
UFO党は1982年に森脇十九男が中心となり結成された政党です。「開星論」の詳細はよくわかりませんが、政見放送を見ていただければ理解できるかも?
④税金党
via twitter.com
新自由クラブに所属していた野末陳平が、1983年の第13回参議院議員通常選挙の直前に離党して結成。サラリーマンなど中産階級向けの税制改革を主要政策に、「クロヨン」に代表される不公平税制の解消と、グリーンカード(総合課税制度)の導入を訴えていた。
野末陳平も89年の参院選で当選を果たしています。しかし、90年に税金党を解党し自民党に入党しました。当時、友人の親が税金党に投票していて、自民党に入党したときに「騙された!」と怒っていたと友人から聞いたのを思い出します。
⑤雑民党
【政見放送】 東郷健 (雑民党)
via www.youtube.com