〝昭和〟の伝承者(?)にして散歩愛好家、泉麻人氏を招いての特別公演会「昭和のテレビの力」が開催。
2018年7月31日 更新

〝昭和〟の伝承者(?)にして散歩愛好家、泉麻人氏を招いての特別公演会「昭和のテレビの力」が開催。

放送大学は9月1日、コラムニストの泉麻人氏を講師として招いた特別講演会「昭和のテレビの力」を開催します。会場は放送大学東京文京学習センター。今ではすっかり昭和の事情通的立ち位置にいる泉麻人氏のトークとポーカーフェイスに期待!

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「ナウのしくみ」

「ナウのしくみ」

84~87年の週刊文春連載分から精選して1冊に。BMWをとばし、不動産屋経営ディスコのVIPルームでソバージュ娘をはべらせる株屋の夢も、突然の株暴落に泡と消えた。エイズ、円高、エスニック、チェルノブイリと国際社会の波が押し寄せる中、これでいいのかと思いつつもバブルに浮かれた80年代後半の日本人の心を探る。
 経済と社会と国際情勢に興味津々だった人たちが1960年代におおいに活躍し、その反発のように個人や日常といった小さな世界が注目されだした1970年代。
 トレンドはそのまま熟成され、1980年代になると素質のある人がそのセンスと感性を思う存分に発揮するエッセイ、コラムが次々出てくるようになっていきます。

 バブルが崩壊すると必然的に発生する政治経済への不満。そういうのが無かった時代の、どこか地に足のついていない感じの雰囲気をどうぞ。

「東京23区物語」 1985年

「東京23区物語」

「東京23区物語」

東京23区の成立から41年。その間、この都市はめまぐるしい変貌を遂げてきました。本書はそのような23区の歴史を解説しつつ、そこに暮らす人々の生態と、彼らを収容する街の姿を見つめる〈社会学書〉です。東京に代々住みついている人にも、遠くの土地から東京に流れてきた人にも、また上京を夢見ながら村の青年団の一員となっている人にも役に立つマジメな東京ガイドブックです。
 慶應義塾に通いながら新宿で生きていた彼は、北へ南へ大移動する旅よりもちょっとした街の散策を得意としています。
 全日本コーヒー協会のページにあるインタビューもなかなか。

「街のオキテ」 1986年

「街のオキテ」

「街のオキテ」

本書は“東洋で”最も屈折した型式のシティマニュアルである。主だったデートコース、グルメの通うレストラン、いい男になるためのさりげない身だしなみ等をとりあえずわきまえてしまった諸君に、東京23区の偉い順、今、恥ずかしいカセット、渋谷の“危ない待ち合せ場所”等、よりハイレベルなオキテ30条を伝授するものである。
 30年前のデート事情、街の事情をよく記した本。「東京23区物語」と同じように今では社会学的価値を持ってしまっているようだ。こうなる事を当時は計画していたのか、していなかったのか……。

「散歩のススメ」 1993年

「散歩のススメ」

「散歩のススメ」

横町の風呂屋、路地裏の金魚店、ビルの谷間の神社…街を歩くと出会う、なつかしい風景や不思議なもの、新しい発見。さしたる目的もなくぶらぶらする街歩きの楽しみは実に奥深いのだ。新宿のビル街や原宿の裏通りから、巣鴨地蔵通りに鬼子母神、果ては大阪の十三や通天閣まで、街歩きの達人が自分の足で極めた散歩の神髄。靴のカカトをすり減らしながら書いた街角漫遊記。
 散歩愛好家による散歩愛好記録の一種の集大成。これで料理情報が満載だったら完全に「孤独のグルメ」である。

「B級ニュースの旅」 1995年

「B級ニュースの旅」

「B級ニュースの旅」

教科書や年鑑に載った事件だけが歴史の全てではない…なんてことはみなさんとっくに御存知。しかし、しかしである。世の中はこんなにもトホホな事件に溢れているものか。シャチホコを盗む男がいれば、ゴジラを誘拐する奴がいる。亀に助けられた兄ちゃんもいれば、立ち小便男に包丁を振るう爺さんもいる。そして正月、必ず誰かがモチで窒息する。これぞ本家B級ニュースの神髄。
 何事も5年10年続けていればちょっとは物知りになるようで、知らない間に生き字引扱いされる事もしばしば。アマチュアの世界ですらそうなのだから、プロの業界ならばなおさらだろう。
 泉氏は元々ジャーナリスト。本意か不本意かはわかりませんが、今ではすっかり《昭和の事情通》という立場になっているようです。
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