誤って不倫相手を殺してしまったという夫の告白に驚愕する妻。だが家族のために、その事件を隠蔽しようとする…。殺人を犯した夫と家族を守ろうとする妻の心の動きを描いたサスペンス・ドラマ。
「女の中にいる他人」に限らず、火曜サスペンス劇場はなかなか見る機会に恵まれませんねぇ。
11月は以降
10日、ジェニー・サベージ「復讐クラブ」原作「わが子よ、眠れ!(演:丘みつ子、勝野洋)」
17日、ジェニー・サベージ「ママに殺意を」原作「ママに殺意を(演:市毛良枝、坂上忍)」
24日、アンドリュー・ガーブ原作「地獄から来た訪問者(演:平幹二朗、太地喜和子)」
が放送されています。
ハムレットは行方不明
大空眞弓、関口宏主演で仁木悦子原作の「霧のむこうに」を原作とした「思い出さないで」が8日放送。15日にはコリア・ヤングの「トッド調書」を原作とした「消えた鼓動(演:竹脇無我)」。そして、22日に「ハムレットは行方不明」が放送されます。
大学の写真部に所属している佐古川綾子はある日、新宿の歩行者天国で1枚の写真を撮った。その写真に偶然写っていた男が、写真部顧問の衣笠教授の義理の息子・久志であったことから、好奇心旺盛な綾子は久志がなぜ突然現れたのか調べ始めるが、やがて彼女は事件に巻き込まれていく。
火曜サスペンス劇場OP ハムレットは行方不明
火曜サスペンス劇場では、松本清張、夏樹静子、佐野洋あたりの原作が多いようです。
10万分の1の偶然
A新聞の「読者のニュース写真年間最高賞」に輝いたのは、東名高速での凄惨な事故の報道写真だった。“十万分の一”と評されたそのシャッターチャンスは果たして本当に偶然なのか?すぐれた作品を残したいというアマチュア・カメラマンのエゴイズムを軸に「作られた報道写真」問題を活写した社会派ミステリー。
十万分の一の偶然
因みに主題歌の「聖母たちのララバイ」が使われていたのは最初の1年半ほどです。もっと長く使われていたような気がしていました。何といっても「火曜サスペンス劇場」は23年間も続いていたんですから。当然のごとく名作と呼ばれる作品が多数あります。一度まとめて観てみたいですけどねぇ。
脚本:井手俊郎
製作:藤本真澄、金子正且
出演者:小林桂樹、新珠三千代、三橋達也
撮影:福沢康道
編集:大井英史
配給:東宝
公開:1966年1月25日
上映時間:102分