『ルパン三世』の音楽を担当する大野雄二、最新アルバムの発売が決定!!
アニメ『ルパン三世』シリーズの音楽を手掛けている大野雄二が、3月15日にアルバム『introducing Fujikochan's with Yuji Ohno & Friends』をリリースすることが決定した。
同作は、大野にとって約10年ぶりのボーカルアルバムとなる。ボーカルには、佐々木久美、TIGER、佐々木詩織から構成されるコーラスグループ「Fujikochan's」が参加している。『ルパン三世』の楽曲に加えて、“日本語でJazz”をテーマにしたオリジナル楽曲が多数収録される予定だ。
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また、今回の発表にあわせて、Yuji Ohno & Lupintic Six with Fujikochan’sによるルパン三世のテーマ「THEME FROM LUPIN III 2016」のPVがYouTubeで公開されている。
Yuji Ohno & Lupintic Six with Fujikochan's「THEME FROM LUPIN III 2016」
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さらに、同作のリリースと“ルパン三世のテーマ”の誕生から40周年を記念して、『ルパン三世』のアニメと音楽がコラボレーションするコンサート『ルパン三世コンサート~LUPIN! LUPIN!! LUPIN!!! 2017~』が、5月14日に東京・鶯谷の東京キネマ倶楽部で開催することが決定。チケットの先行予約は1月10日までで、一般販売は3月25日10:00からスタートする。
大野雄二
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大野の音楽は、当時国内最高水準にあったミュージシャンを惜しげもなく登用し、自身の鍵盤(主にフェンダー・ローズによるもの)に加え、リズムセクションにジャズ出身ならではのホーンセクション・ストリングセクションをアレンジするバンド編成で、1970年代の日本音楽の総力を感じさせた。従来の日本のフォークにない複雑な調性や和音、リズムを導入した音楽にポピュラリティを与えた点に特徴があると言えよう。
劇伴の世界で名を馳せた大野であるが、しばたはつみ・弘田三枝子・ソニア・ローザといった歌手のプロデュースも手がけ、成功を収めている。これらの作品は1990年代にレアグルーヴとして再評価され、一時期はDJやコレクター達の間で沸騰した。
また、電子音楽のレーベル「トランソニック」主宰の永田一直によるドラムンベース・プロジェクト「FANTASTIC EXPLOSION」は、1970 - 80年代のTVCMなどの音ネタと共に、大野やYou & Explosion Bandが手がけた作品の多くをサンプリングして使用し、1990年代後半に話題となった。ルパン三世のリミックスアルバム「PUNCH THE MONKEY!」では「非常線突破」のリミックスを(YOU & FANTASTIC EXPLOSION MIX)と題し手がけている。
【関連映像】
大野雄二 ソロピアノ ルパン三世のテーマ
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大野雄二〜ルパンが愛したJAZZ〜
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ルパン三世'80 LIVE ver. "Lupin the third"
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ジャズピアニスト、作曲家、編曲家。
『ルパン三世』などのテレビアニメ・映画のテーマ音楽を数多く手がけている。実家は『おもひでぽろぽろ』や『ラブプラス+』にも登場する「ホテル大野屋」(静岡県熱海市)。日本テレビ音楽専属、フリーを経て、現在はバップ専属。