2017年3月28日 更新
永遠の名作、スターウォーズ・エピソードⅣ「新たなる希望」。初版VHSビデオの日本語字幕、そのヤバ過ぎる翻訳センスとは!
スターウォーズ・エピソードⅣ「新たなる希望」の初版VHSソフトの日本語字幕翻訳について、もう一度振り返ってみたいと思う。
今では当たり前となっている訳語が、まだ定着していなかったこの時代。初めて自分の家で眼にしたスターウォーズに、まさかこんな日本語字幕が!?
シリーズ新三部作のスタートとなる、エピソード7「フォースの覚醒」に続き、昨年はスピンオフ作品である「ローグ・ワン」も公開。更に今年はエピソード8「最後のジェダイ」公開が控えている、息の長い人気映画。それがミドルエッジ世代の永遠のバイブル、「スターウォーズ」シリーズだ!
思えば、自分が最初に眼にしたのは、1978年に劇場公開されたエピソードⅣの「新たなる希望」だった。未だにその衝撃と感動は我々の胸に刻み込まれて色褪せないのだが、幸い今ではDVDやブルーレイのソフト化と、高画質大画面TVの普及により、いつでも好きな時にあの感動を自宅で楽しむことが出来るようになっている。
だが、やっぱり思い出すのは、初めてVHSビデオを借りて見た時の、あのドキドキと感動!
そこで今回は、この「新たなる希望」の初版VHSソフトの日本語字幕翻訳について、もう一度振り返ってみたいと思う。
今では当たり前となっている訳語が、まだ定着していなかったこの時代。実はトンでもない日本語訳が出現するので、マニアの中にはこのVHSソフトを大事に保管していたり、また中古ソフト屋を探している方もいるくらいだ。
今や主流となりつつあるネット配信。それが始まる遥か昔の80年代、初めて自分の家で眼にしたスターウォーズに、まさかこんな日本語字幕が!?
さあ、今こそその思い出を振り返ってみよう。
まずは、有名なOPシーンから。
後の伝説は、この字幕から始まった!この部分の翻訳は、現在と比べて余り変化は無い。
残念ながら、初版VHSリリースの時点で、既に「EpisodeⅣ」の字幕が入ってしまっているのが、お分かり頂けると思う。
この初版VHSビデオでは、いわゆる「特別編」製作以前のバージョンで収録されているので、CG合成シーンやラストのXウイングによるデススター総攻撃など、今見ると多少安っぽい印象が強いのが残念だ。また、一部音楽や効果音も違っていたりするので、マニアの方はその辺りも聞き比べてみては?
こちらはその後再発されたビデオ。この時はプラスチックのパッケージに変更されていた。
この初版VHSソフトで目立つのは、TVの地上波放映では当たり前の、「ある親切な配慮」が、この時点で既に行われていること。
その配慮とは・・・、なんと、今どの場所で物語が展開しているか?視聴者にちゃんと字幕で教えてくれるのだ!
例えば、
などなど。
どうだろう?まるで日テレで放送中の映画でも見ているかの様な、このサービスっぷり!
まるで現在の洋画TV放映状況を、予言したかの様なこの日本独自の収録こそ、まさにコレクターにとってのマストアイテムと言えるだろう。
マニアが一番気になる訳語はどのように翻訳されていた?
さて、次はマニアが一番気になる部分。
現在ではもはや日本語化している様な訳語、「フォース」「ライトセーバー」「ジェダイ」などが使用されず、何故か無理に漢字の訳語が多用されている点だ!
果たして初版VHSソフトでは、どの様な日本語で訳されていたのだろうか?
まずはキャラクターの固有名詞から。
日本語字幕では、「砂男」
逃げたR2D2を心配する、ルークとC3PO。 しかし、「砂男」って・・・。
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