冷めきった夫婦生活から、妻が見つけた新しい愛の結末とは?ドラマ『この愛に生きて』の愛憎劇!
2020年11月2日 更新

冷めきった夫婦生活から、妻が見つけた新しい愛の結末とは?ドラマ『この愛に生きて』の愛憎劇!

何気ない日常生活を送っている夫婦が、ある出来事をきっかけにまさかの展開を迎えてしまう、サスペンスドラマ。安田成美演じる妻の曙美が、岸谷五郎演じる悠作に出会い、勘違いから始まった二人の関係。曙美の大胆な行動から、物語が急展開していく。夫役の豊川悦司は元妻と浮気する日々。気付いていないふりをしながら生活する曙美は、悠作との一夜が忘れられず、もう一度会いたいと探し出し、ダブル不倫が始まっていく。

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フジテレビ系木曜ドラマ「この愛に生きて」

トレンディドラマが数多く放送されていた頃は、様々なテーマが盛り込まれ、個性豊かな役柄も話題になるドラマばかりでした。『この愛に生きて』は、1994年4月からフジテレビ系列の、木曜劇場で放送されていました。平均視聴率が高く13パーセント台で、ドラマの最終回には、最高視聴率の17.8パーセントでした。
「この愛に生きて」は、VHSで1巻から4巻までが発売されたが、DVDの販売はない。過去の貴重なドラマ映像をもう一度見たいと思うが、再放送も難しいのが現実のようだ。

不倫から妊娠し結婚した曙美の生活

安田成美演じる曙美は、箱入り娘で育ったおとなしい性格の女性。新入社員で働いていた会社で出会った、豊川悦司演じる上司の聖一と不倫関係になり妊娠が発覚。父親に反対されるも結婚を推し進める。
ドラマは夫婦の最愛の息子の卒園式のシーンから始まり、現在の家族になるまでの映像と和(青柳翔)のナレーションによって説明される。

この愛に生きて 1話

不倫の果てに聖一と結婚した曙美だが、夫婦生活が6年も過ぎると、夫婦らしい会話をするのは聖一を駅まで送る朝の車の中だけになっていた。そんなある日、駅に向かった聖一が改札から出てきてタクシーへと乗り込む姿を、曙美は目撃してしまう。聖一の後を追ってみるとマンションの中へ。そしてそのマンションは聖一の元妻、立子(美保純)の部屋だった。

悠作に会いたいと曙美が取った行動は主婦売春

岸谷五郎演じる刑事の悠作が勘違いをしたことから、曙美と出会い物語は大きく動き出す。曙美が主婦売春の相手ではないと分かり、お金の関係ではないと二人はホテルで一夜を過ごす。
日常生活を送る中で、もう一度悠作に会いたいと考えた曙美が取った行動は、主婦売春の娼婦として働くことでした。
刑事を辞めたいと思っていた悠作だったが、勘違いのまま向かったホテルで、曙美に刑事になったきっかけなどを話す。おまけに、刑事が売春を認めるような行為をするのは良くないと諭されてしまう。別れ際には、刑事は辞めないでと言われ、悠作にとって、曙美が気になる存在へと変わっていく。
夫が浮気していると確信し、その相手が元妻だと知ってしまった曙美は、遊びのつもりで一夜を共にした悠作の存在を忘れることが出来ない。一方、勘違いから始まった恋だが悠作も曙美を忘れられずにいた。お互いがもう一度会うことを望んでも、名前も連絡先すら分からない相手。
しかし、曙美が主婦売春という思い切った行動をとったことで、もう一度巡り合えることになり二人は再び思いを通わせる。

不倫相手が忘れられなくても良き妻である曙美

聖一とは違って、自分だけを見てくれる悠作に心奪われていく曙美。しかし、久し振りに聖一から求められて愛し合う。曙美の変化に驚く聖一だが、まさか不倫をしていると気付くはずもなく…。
映画やテレビドラマの出演機会が少なくなってしまった安田成美だが、デビュー当時から女優の王道を歩んできた彼女の出番を、現在でも数多くのファンがその時を待っている。

そろばんずく

プライベートでは、映画「そろばんずく」で共演した、とんねるずの木梨憲武とゴールイン。3人の子供にも恵まれ、理想の夫婦としてランキングの上位に常に存在している。
艶っぽいシーンが多い、不倫する妻を演じ安田成美だが、彼女が本来持っている可愛らしさで曙美の嫌悪感は少なく、むしろ共感を得られる。

岸谷五郎

刑事でありながら主婦売春に手を出した悠作だが、実際は常に優しく曙美の話を聞いてくれる優しい心の持ち主だ。そんな不器用な悠作を、ユーモアあふれる演技でより、親近感を持たせてくれるのが岸谷五郎だ。
役者として活躍するだけではなく、近年は活動の場も広くあり、演出や監督としての活動も多くあるようだ。

いつの時代もどんな役柄も魅力的に演じる豊川悦司

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