『アンドロメダ・ストーリーズ』とは?
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『アンドロメダ・ストーリーズ』は、竹宮惠子作・光瀬龍原作[1]のSF漫画(およびアニメ作品)である。朝日ソノラマの月刊『マンガ少年』1980年11月号から1981年5月号および同社の月刊『デュオ』創刊号・10月号から1982年11月号に連載された。
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アニメは1982年8月22日放映『24時間テレビ 愛は地球を救う』の枠内で放送された(85分)。同番組のアニメ枠では、例年は手塚治虫が関与する作品が放送されていたが、前年の『ブレーメン4 地獄の中の天使たち』が納期に間に合わずほぼ未完成の状態での放映された事が問題になった為、この事態を重く見た日テレ上層部の意向で他社制作の今作が放映された。
『アンドロメダ・ストーリーズ』の本編動画・ストーリー
アンドロメダ星雲に存在する惑星アストクリアス。コスモラリア王家の皇太子・イタカは、王位を継承すると共に、アヨドーヤ王家のリリア姫を妻として迎え入れ、盛大な結婚式を挙げます。国民はお祝いのムードに包まれるなか、城下町の付近に隕石が落ち、その隕石から出現した機械のコウモリによって人々は奇妙な行動をするようになりました。
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その影響は国王となったイタカにも及び、次第に残虐な一面を見せるように。王宮や城下町は機械を製造する工場のように変わっていきましたが、そんな状況下でリリア姫は子どもを宿して出産します。しかし、生まれた子どもは不吉とされる双子だったため、召使いは双子のうちの一人を剣闘士・バルガに国外に連れ出すよう託しました。
自然と共存していた美しい都は、大きな工場のように姿を変えて国中が荒んでいきます。その悪政ぶりを知ったアヨドーヤ王家の王子・ミランは、妹であるリリア姫の身を案じ、連れ戻そうと迎えに来ました。しかし、機械たちの抵抗を受け、ミラン・リリア姫や息子のジムサは追い詰められていくのでした。ところが、幼いジムサが目覚めたサイキックパワーや手練れの女剣士・イルの助けもあって、国内から逃げ出すことに成功します。
それから10年の月日が経ち、ジムサは立派な青年へと成長を遂げました。双子として産まれながらも、生き別れになった双子の片割れ・アフルとの再会などを経て、機械との人類の存亡をかけた戦いが始まっていきます…
自然と共存していた美しい都は、大きな工場のように姿を変えて国中が荒んでいきます。その悪政ぶりを知ったアヨドーヤ王家の王子・ミランは、妹であるリリア姫の身を案じ、連れ戻そうと迎えに来ました。しかし、機械たちの抵抗を受け、ミラン・リリア姫や息子のジムサは追い詰められていくのでした。ところが、幼いジムサが目覚めたサイキックパワーや手練れの女剣士・イルの助けもあって、国内から逃げ出すことに成功します。
それから10年の月日が経ち、ジムサは立派な青年へと成長を遂げました。双子として産まれながらも、生き別れになった双子の片割れ・アフルとの再会などを経て、機械との人類の存亡をかけた戦いが始まっていきます…
『アンドロメダ・ストーリーズ』の魅力とは?
人間の味方をする機械・イル
美しい女剣士として、本編では圧倒的な存在感を示すイル。同じ機械でありながら、あくまでも人類を助ける姿が印象に残ります。その献身的なところは…
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こちらを彷彿とするものがあり、日本刀を携えた女性版ターミネーターといった感じがします。ロボットだったことは驚きでしたが、剣闘士・バルガや機械をも圧倒する強さにも納得させられる設定ですよね。
ネタバレになるので詳細を語るのは控えますが、本編終盤で見せたイルの姿は戦士としての格好良さがあります。しかし、それと同時に、戦うことを目的に作られたロボット以上の存在にはなれなかったということも考えさせられてしまいます。
ネタバレになるので詳細を語るのは控えますが、本編終盤で見せたイルの姿は戦士としての格好良さがあります。しかし、それと同時に、戦うことを目的に作られたロボット以上の存在にはなれなかったということも考えさせられてしまいます。
映画『マトリックス』との類似点
肉体と精神を切り離し、機械が人類を管理するといった世界観は…
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こちらのものと似ているように思えます。『マトリックス』は仮想空間を主な舞台としていますが、『アンドロメダ・ストーリーズ』では現実世界を中心にストーリー展開させていますよね。
それぞれの類似点・相違点を考えながら視聴するのも面白いと思います。
それぞれの類似点・相違点を考えながら視聴するのも面白いと思います。
手塚治虫さんの作品のようなニュアンス
もともとアニメ版『アンドロメダ・ストーリーズ』においては…
アニメは1982年8月22日放映『24時間テレビ 愛は地球を救う』の枠内で放送された(85分)。同番組のアニメ枠では、例年は手塚治虫が関与する作品が放送されていたが、前年の『ブレーメン4 地獄の中の天使たち』が納期に間に合わずほぼ未完成の状態での放映された事が問題になった為、この事態を重く見た日テレ上層部の意向で他社制作の今作が放映された。
漫画 :竹宮惠子
連載誌 :マンガ少年
出版社 :朝日ソノラマ
連載期間:1980年~1981年
コミック:全3巻