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アーノルドが演じるジョー・サントは、Mr.オーストラリアのタイトルを持つボディビル選手。
大会出場のためバーミンガムに来ていた彼は地元のジム経営者で魅力的なサリー・フィールドが演じるメアリ・テイトを好きになる。またジェフ・ブリッジズ演ずる南部の地主とも知り合う。
3人は三角関係になってしまうというストーリー。
撮影に入る前に、これまでアーノルド・ストロングという芸名をやめて本名:アーノルド・シュワルツェネッガーを使った。
難しいから-と反対する者もいたが、覚えさせる自信があった。
そして大スターになることを目標にエルビス・プレスリーやモハメド・アリを研究した。
以前からアーノルドに結婚を迫り、また「青春の選択」への出演に反対だったバーバラ・アウトランドは、ついに別れる決心をした。
「アーノルドは目標達成しか頭にないんです。
目標を決めるとその達成に役だつことしかしないんです」
現在、バーバラ・アウトランドはロスアンゼルスのリンカーン高校で英語の教師をしている。
そして「正しい読書の方法」という本も出版している。
Pumping Iron - Trailer
この映画は、アーノルド・シュワルツェネッガーを中心に当時のボディービルダーを取り上げたドキュメンタリー映画。
1975年6月から11月にわたって撮影され、クライマックスは1975年11月8日にに南アフリカのプレトリアで行われたMr.オリンピア大会である。
アーノルド・シュワルツェネッガーやルー・フェリグノ、フランコ・コロンボといった選手たちを追い、個々の私生活やバックボーンにも触れつつ、どのようなトレーニングをしているのか、プロのボディービルダーとはどのようなものなのかを記録しつつ、大会に向けて己を磨く選手たちを撮影した。
Mr. Olympia 1975 - Arnold Schwarzenegger, with Serge Nubret and Lou Ferrigno
人種隔離政策を行っている国で人種差別を非難していたIFBB(国際ボディビル連盟)主催の大会が行われることにみんな驚いたが、アーノルドがこの国のスポーツ大臣の息子と友人だった関係から実現した。
スポーツ大臣:ピエット・クールホフは全参加選手は人種を問わず仲間として平等に扱われることをウイダー兄弟に約束した。
参加選手は南アフリカ航空のファーストクラスで南アフリカに降り立ち5ツ星のホテルに泊まった。
費用は南アフリカ政府が負担した。
しかし大会2日目に白人選手と一緒に公園で日光浴をしていた黒人選手のロビー・ロビンソンは警察官に引きずり出された。
この警官は人種隔離政策が一時的に中止されていることを知らなかった。
大会では、アーノルドが優勝し、6度目のMr.オリンピアとなった。
そして28歳のアーノルドはボディビルをすることによっていろいろな経験ができたことを感謝し、今後も続けていくことを語ったが、大会出場からは退くことを発表した。
突然の引退表明だった。