ウォール街
一攫千金を夢見る若き証券マン、バド(C・シーン)は、業界のフィクサー的存在である大富豪ゲッコー(M・ダグラス)に取り入ろうと必死だった。父(M・シーン)の勤める航空会社の情報を流したことによって、その夢はかなえられ、バド自身も大金を手にするが……。O・ストーンが、策謀渦巻く証券業界を舞台にしたサスペンス・ドラマ。
日本版予告篇 / ウォール街 - YouTube
1988年4月16日 日本公開
via youtu.be
メインキャスト
ゴードン・ゲッコーを演じるマイケル・ダグラス
GEKKO & CO.(ゲッコー・アンド・カンパニー)の経営者であり第一級の美術品収集家である。貧しい生活から抜け出すために人一倍の野心を持って仕事に励み、不動産投資をきっかけに大金を掴み成り上がったが、最後はインサイダー取引で逮捕される。キューバ産の葉巻きたばこを好む。実在の投資家アイヴァン・ボウスキーがモデルとされる。
本作と次作で吐いた「Greed is good.(強欲は善だ)」「Money never sleeps.(金は眠らんぞ)」「君の質問には3語で十分、Buy my book(ウチは買いだ)」は名台詞として知られる(特に「強欲は―」は「アメリカ映画の名セリフベスト100」で第57位に入った)。
バド・フォックスを演じるチャーリー・シーン
ジャクソン・スタイナム社に勤める証券マン。ニューヨーク州立大学卒。年収は税込みで約5万ドルで、ニューヨークの高い税率(年収の4割)、家賃(年1万5千ドル)、自動車ローンなどに苦しんでいるため就職後もなお父親に頻繁に借金をしている。貧しい生活に嫌気が差し出世を夢見ている。
カール・フォックスを演じるマーティン・シーン
バドの父親(チャーリー・シーンの実父でもあるため親子での共演である)でブルースター・エアラインの飛行機整備工。年収は4万7千ドルで組合活動に熱心である。物質的な豊かさを追い求める息子に対し、「金は厄介だ、生きていく分だけあればいい」と保守的な態度を取る。「自分を誇れる人間になれ」、「安易な金でなく、実のある人生を送れ」など息子のバドに名言を投げかける。
ストーリー(ネタバレ)
バドが流したインサイダー情報を利用した取引は違法行為だが、莫大な報酬を手に入れたバドは成功の甘い香りに酔っていた。
インサイダー情報の提供を見返りにゴードンとの取引を成功させたバドであったが、ブルースター・エアライン以外のインサイダー情報は持っていない。
オリバー・ストーン監督作品。
マイケル・ダグラスがでアカデミー主演男優賞を受賞。
ダリル・ハンナがゴールデンラズベリー賞の最悪助演女優賞を受賞。