追悼記事を書きました。
— 尾藤克之(コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員) (@k_bito) December 7, 2019
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本記事を構成するにあたり多くの方にご意見をお聞かせいただきました。
謹んで御礼申し上げます。
写真は先生と親交の深かった角さまに提供いただきました!#金ピカ先生 #佐藤忠志
金ピカ先生は、リンカーン・コンチネンタル、BMW、キャデラックのフルサイズ、ベンツのオープンカー500SL、ロールスロイスのターボなどに乗っていた。
運良く、外車を運転して予備校に通勤する姿を見かけた浪人生もいた。
そして、「人生最後の愛車に」とCMC社のティファニークラシックを1億円で購入した。
選挙出馬、そして…脳梗塞。
2009年には突如、鹿児島県・種子島の西之表市市長選に告示3日前に無所属で「金ピカ先生」として立候補。記者者会見を開いた「金ピカ先生」は「教育水準を日本一にしたい。役所で中高生に無料で授業をする」と公約したが、落選。
老後破産のはての孤独死・「金ピカ先生」の夢とは?
1億円のティファニークラシックを妻に相談することなく購入したことがきっかけとなり、2017年に、長年連れ添った妻は、金ピカ先生の放蕩ぶりに愛想を尽かし、ついに出てく。それから、約2年後に、無一文になり。電気も止められた。生活保護を受け、独りで暮らしている。そんな、佐藤氏の家に、デイケアセンターの人が、週に2回訪問していた。
2019年(令和元年)9月24日朝、デイケアセンターの職員が佐藤の自宅を訪問。
返事がなかったので、警察官が立会いで室内に入ったところ、死んでいる「金ピカ先生」を発見された。68歳没。佐藤氏に子供はいない。
私の趣味は日本刀と車。馬の居ない武士が重要刀剣の青江次を直を持っていてもバランスを欠くので処した。もう私にはに趣味は無い。生きる甲斐、目標が無い
佐藤氏の夢は、学力至上主義や偏差値の向う側にある人間教育だったのかもしれない。
三大予備校と呼ばれていた駿台予備学校、河合塾、代々木ゼミナールにも、危機が訪れた。
少子化に伴い、2014年に代ゼミは、全国のにある拠点を20箇所閉鎖し、7拠点に集約した。河合塾は「中高一貫校」の経営に進出している。
また、“中高一貫校”の誕生が予備校の経営を窮地に追い込んだ。
1999年文部科学省が学校教育法の一部改正により、中学校・高等学校の中等教育を一貫とする教育。いわゆる公立の中高一貫校が誕生した。
出世できない英語バカ
2004年6月1日 佐藤 忠志 (著)